都電散歩 三ノ輪橋そして新緑の飛鳥山で母が見たかったもの。 | お出かけ大好き  みみみのごはん

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東京近郊の食いしん坊なお出かけブログです。
※現在は、お出かけブログと日々の小さな楽しみを見つけるブログを書いています。

母の希望を叶えるべく、都電荒川線に乗って東京散歩をしております。

前回は三ノ輪橋駅に到着早々、美味しいパンでお腹いっぱいになったというお話しでした。


※前回のおいしいパンの記事はこちら ⇒ http://ameblo.jp/mimimisuke/entry-12155316369.html


パンを食べておなか一杯になった私たち。

それでは、三ノ輪橋停留所からすぐの商店街「ジョイフル三ノ輪」に行ってみましょう!






この電話の受話器に、ヘッドフォン。

時代が止まっているよねぇ。




さっそく、お花屋さんに金物屋さん、お肉屋さんとかワクワクしますねー。




昔はまずこう言った金物屋さんを訪ねたもんですよねぇ、おじいさん。


今はまず100均を見て、ニトリやIKEAを見て、そしてAmazonみたいなルートをたどっていますけど、ほんの少し前までは、街にかならず1~2軒はこういうお店がありましたよね。


お漬物をつける樽、ホーロー引きの容器、梅干を干すための大きなザル…そんなの母が買ってたな。

まあ、今の家庭ではあまり使わないものですけどね(笑)





肉じゃが120円にコロッケ30円。

1人暮らしだったら、これにご飯を炊いて終了だな。






オオムラパン。

ここは超有名で、テレビでこの商店街を取り上げるときは、絶対に登場しますよね。



ハムカツ135円、トンカツ180円、コロッケ135円、ピザ135円、ウィンナーロール135円

カレーデニッシュ135円、中華ロール135円、ミート135円、チーズロール135円


ブルーベリー、あんず、チョコチップ、アンドーナツなど 各135円


どれも昔懐かしい、給食のパンみたいな味(笑)

素朴といえばそうですが、今のしっとりしたパンに慣れているとちょっとポソポソに感じるかも。

コロッケパンとか懐かしの味を求めている方にはいいかもしれませんね。







八百屋さん。

そうそう、私が子供のころ、もやしは店頭の大きな樽の中に水を貼って入れられていました。

こんにゃくなんかもそうだったな。

店頭には、ゴムでつながったザルがぶら下がってて、おつり銭をそこから出したりしてね。

おおらかな時代でした(笑)


そんなことを思い出させてくれました。




ぬか漬けが山と積んでありました。

子供のころはぬか臭くていやだったけど、大人になってぬか漬けの美味しさに気づきました。

私も大人になったなぁ(笑)




歴史がありそうな古い建物のお蕎麦屋さん 「砂場総本家」

調べてみたら1954年の建物だそうで、荒川区の文化財に指定されているそうです。








外国人観光客が喜びそうな、ゲストハウスがありました。

だるまさんのマーク、かわいいな。


ジョイフル三ノ輪を見て歩いた母は、あっちのお洋服屋さんをのぞき、こっちのブティックをのぞき…と婦人服やさんがいろいろあったのが面白かったみたいです。

「こういうところに住んでいたら、夕飯のおかずに困らないねー」とも言っていました。

楽しんでくれているようなので、よかったです。


そして、次の目的地「飛鳥山」へ向かいます。



ここで、ちょっと私の作戦ミス。

飛鳥山の停留所は、飛鳥山公園の入り口から少し離れているんですね。

一つ手前の王子駅前から歩いた方が近かったです。









間近で見ると、すごくかっこいいな。






すごーい!

ツツジがとってもきれい!

こっちにあふれてきています。



そして、たどり着いたのがこれ。



そう、飛鳥山モノレール「あすかパークレール」です。

2009年7月に、運行が始まった無料の乗り物です。

高低差18メートル、レール 延長48メートルを2分かけて運んでいます。





このモノレールに乗った時、思わず声が出そうになりました。

「北区アンバサダー」の女優 倍賞千恵子さんが飛鳥山公園についてPRをされたからです。


というのも、母が父と都電に乗ったころの話を聞いた時、「そのころ、倍賞千恵子さんのお父さんが都電の運転手だったのよー」と自慢げに言っていたからです。


あまりのタイミングの良さにびっくり。

帰ってから調べてみると、倍賞千恵子さんは北区のご出身で、お父様は本当に都電の運転手さんだったんですね。


ちなみに、倍賞千恵子さんの飛鳥山公園PRが聞けるのは、5月31日までだそうですよ。








お!偶然だけど、奥に新幹線が写ってます!

東北新幹線かな?もしかして北海道新幹線?




思いのほか高いところまでやってきました。


そこで見つけたのがこちら。






飛鳥山 標高25.4mとあります。

おお、ここは山頂ですか。


もしかして、東京で一番低い山かな?と思い調べてみたのですが、登録上は愛宕山の25.7mが東京で一番低い山となっているようです。

なんでも飛鳥山の25.4mも申請したようなのですが、許可されなかったみたいです。

なぜなんでしょうね。


ま、いいか(笑)

先に進みましょう!






青いもみじが本当に綺麗です。

この日はものすごい強風だったのですが、葉を揺らす風が心地よかったです。




公園では、子供たちがたっくさん遊んでいました。






ツツジもとっても綺麗に咲いていましたよ。


飛鳥山といえば桜の名所。

その時にはものすごい混雑なんでしょうね。

桜の季節は終わってしまったねーと言いながら歩いていたら…




「福禄寿」という八重桜が残っていました。

わー、うれしいな。

残っていてくれてありがとう!


さて、これからどうしようと思っていたら、突然母が意外な事を言い出しました。


「このあたりに、紙の博物館なかったっけ?行きたいなぁ」と。


へ?紙の博物館?あるにはあるけども…なぜ?






せっかくなのでやってきましたよ、紙の博物館。


なぜここに紙の博物館があるのかというと、王子は、明治時代に近代的な製紙工場の先駆けとなった、後の「王子製紙王子工場」が設立された地だからです。

そのため、洋紙発祥の地と呼ばれているんだとか。


入館料は大人300円です。




まずは、紙の作り方などが学べるコーナー。






ビデオを見るために置かれているイスも段ボールだ!

どうやら売店で売っているらしい(笑)




実際に使われていた機械や紙の作り方を表す模型など、コンパクトながら見どころいっぱいです。





水の中でバラバラになっている繊維を、水を切ることで紙にする様子を体験できます。




いろいろな紙製品がどんな紙で出来ているのか見ることができます。


教科書用の紙を触って、「そうそう、こんな紙だった」とかね。

同じ漫画雑誌でも紙質が違ったり。


身近なところから勉強できました。


ところで、なぜ母はここに来たかったのでしょう?

聞いてみたら意外な答えが。


「折り紙教室の先生が、行くと勉強になるよと言ってたから」とのこと。

あー、折り紙教室ね、なるほど(笑)




透かし模様がはいっているのがわかりますか?


ノートや便箋などに使われている透かしは、「白透かし」という方法でどの会社でも作ることができますが、「白黒透かし」という方法は紙幣に使用されているので、「すき入れ紙製造取締法」という法律で民間での製造は許可制なんだそうです。

許可制?なるほどねぇ、偽造防止というわけですね。






紙で出来た熊本城。


震災でいろいろ大変だと思いますが、きっといつか復元されますように。

心から応援しています。




私が一番おもしろかったのは、このコーナー。


木版画の摺りの違いについて。

木版画には「初摺しょずり」「後摺のちずり」「復刻」があります。


初摺は初版のことで、200枚程度が摺られます。

絵師のイメージがもっとも反映されます。


作品が人気になって増刷されると、同じ版を使って追加分が摺られます。

それが「後摺」。

同じ版を使っていますが、版元の意向で色味などが変わってしまうことが多いのだとか。

そのため、初摺とは印象が違ってしまう事も多いそうです。


にんきさくひんで後摺を重ねると、はじめの版木が痛んでしまいます。

そのために新しい版木が作られます。

これを

復刻と言います。


しかし、作品を見てもそれが初摺なのか、復刻なのかがわかるわけでは無いそうですよ。

以下の作品、その違いがわかりますか?








その違い、発見できましたか?


サラッと見るなら15分くらいで見終わってしまいそうです。

私たちは、VTRを見たりしてゆっくり見て歩いたので1時間くらいかかりました。




本当は巣鴨なども行きたかったのですが、なにしろすごい強風だったのでまたの機会にしました。


最後に、母が行きたいところがあるというので東池袋4丁目で下車。


瞬間風速で20mもあったという日、母が行きたかったのは、西武池袋本店の屋上の…。




手打ちうどんのかるかや


えええ、この強風の中、外でうどん食べるの??

これまた、母がお友達に「あそこのうどんがおいしい」と聞いたからなんですね。





いや、おいしかったですよ。


でもね、さすがに20mともなると、こうやってうどんを箸で持ち上げていると、その強風で麺が箸から外れてこっちに飛んできますね。

わー、もうやだー。


あちこちでいろんなものがひっくり返って、悲鳴のような声が上がっていましたね。

屋根のテント?がバサバサとものすごい音で揺れているし。

怖いってー。


でも母は満足したようで、おいしかったねーとニコニコ顔でした。


この強風で、あらかわ遊園のアトラクションはみんな停止していたようですね。

他にもきっと、スカイツリーなども影響があったかもしれませんね。




さて、2回でご紹介した都電散歩、いかがでしたか?

年配の母を連れていたので、それほどあちこちは行けませんでしたが、母本人はとっても喜んでいました。

また思い出が一つ増えました。


みなさまもお天気の良い休日は、都電散歩してみませんか?



オマケ☆


紙の博物館で気になる展示を見つけました。




江戸時代のおもちゃ絵、「かつら合わせ」

着物の着せ替え人形ではなく、かつらだけ??






最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。




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