少し前になりますが、青春18きっぷで「沼津」を日帰り旅してきました。
その様子をご紹介していきます。
朝6時過ぎの東京駅。
巨大な駅弁屋「祭」はすでにこの賑わいでした。
私たちは普通電車なので、コンビニでおにぎりを調達済みです。
自販機に、「早起きですね」と声をかけられたりしながら(笑)、東海道線のホームへ。
お!新幹線だ!いいなぁ…。
東海道本線に2時間ほど揺られまして、まずは熱海へ。
そして、沼津行きに乗り換え。
8時50分、沼津へ到着しました。
そこからバスに乗って、10分ほどで最終目的地の「沼津港」へ到着しました。
いい天気!!
さてと、水族館はどこかな?
こういう港みたいなところでさらに目的地が近すぎると、グーグルマップとかってあまり役立たないですよね。
結局、自力でキョロキョロ。
あ!
あそこに魚の絵が描いてある!!
あそこに違いない。
もっと大きな看板を出してくれたらわかりやすいのにな。
目印としては、「港八十三番地」という提灯のついた大きな門。
手前は飲食店が集まっていて、その一番奥に目指している「沼津港深海水族館」があります。
でも、開館は10時。
ふふふ、そんなことはもちろん計算の上ですよ。
開館までは、ここで待ちましょう!!
そう、「深海魚バーガー」のある、「沼津バーガー」です。
水族館の目の前にあります。
主なバーガーメニュー(単品)
厚切りサーモンバーガー 470円、あじフライバーガー 450円、 まぐろバーガー 480円
金目鯛バーガー 750円、深海魚バーガー 650円、みしまコロッケバーガー 380円 ほか
もちろん普通のハンバーガーやポテトもあります(笑)
普通のファストフードのように注文しまして、席で待つ、モスバーガーみたいな感じですね。
うまいらーって(笑)
沼津の方言でしょうか。
深海魚のアンコさん という漫画に沼津バーガーのことが載っているらしい。
まあ、深海魚さんが主役のようですから、きっと正解。
…いや、共食いみたいな感じにはならないのかな。
そしてー、まず来たのはサイドメニューの方。
こんなふうに書いてあったから、ついつい。
イカがブチブチたくさん入っている一口さつま揚げでした。
これが揚げたてアツアツで、かなりおいしいです。
そして主役!
深海魚バーガーです。
メギスという深海魚を使っているそうです。
食べてみると…
やわらかい白身で、薄めのフィレオフィッシュを食べてるみたいです。
おいしいです。
おいしい事に、ちょっとがっかりするのはなぜでしょう(笑)
ふたりで一つのバーガー&ナゲットを食べ、いよいよ水族館へ。
開館5分前だったのに、もう開いてました…ちぇっ、出遅れた~。
大人1600円です。
結構高いね。
入り口にはメンダコのぬいぐるみが。
そう、この時は禁漁期間で、水族館にはいなかったのです。
本物、見たかったなぁ…。
では、参ります!
みんなで小さい水槽をのぞき込むため、結構渋滞をしていました。
でも、ここではがんばって一つ一つの水槽を楽しんだ方が良いと思います。
なにしろ、珍しい魚が多いですからね。
★注意★
深海魚は、形や見た目がグロテスクなものが多いです。
あまりすごいのはカットしましたが、それでも不快に思われる方がいらっしゃるかも。
とりあえず私がダメなものは撮りませんでしたが、その中で唯一撮ったのが「グソクムシ」。
これはやっぱり撮らないとね。
私は虫が苦手なので、最初に見た時にはちょっと震えました…。
とりあえず、「グソクムシ」系の写真を出す時には、その前にお知らせしますので、苦手な方はスクロールするなり、薄目になるなりして通過していただければ幸いです。
スソウミヘビ 水深 50~200m
筒の中に入ってくつろいでいました。
頭と尻尾、両方出ちゃってるけどそれでもいいのかな。
ヒゲハギ 10~100m
何だか眠そうな顔(笑)
体がトゲトゲした感じなので、「ひげ」ってついたらしいです。
たしかに無精ひげっぽいね。
セミホウボウ 10~100m
なんか、すごーくこっち見てる(笑)
胸びれで海底を歩くそうですよ。
写真を撮ろうとすると、完全にこっちむいちゃう。
いやいやいやいや。
こっち、見ないで。
チンアナゴ
漂ってくる餌?プランクトン的なものを追いかけているらしく、なんだか必死に伸びたり縮んだりしていました。
海底を這うように動いたり…とにかく必死。
そうそう、こういう時に間でクマノミとか見ると、何だか和むよねぇ…。
お魚がご案内…あれ、ヒレが…。
これもしかして?
次はかわいいやつがいました。
ピカチュウっぽいね。
コンゴウフグ
なんか、おちょぼ口で、ちょっとすねてる感じがかわいくて。
ウミテング 5~25メートル
額が前に突き出しているのでテング(笑)
扇子のようなヒレで、砂の上を這うように動くそうです。
私には、ワニみたいに見えたけどね。
トゲヨウジ 5~25m
トゲヨウジって名前、雑だなぁ(笑)
タツノオトシゴの仲間だそうで、よーく見ると確かにタツノオトシゴっぽいですね。
クダゴンベ 20~40m
なんか面白い名前(笑)
小さい海老なんかを食べています。
だから赤いんだね(笑)
とっても綺麗な赤色でした。
ホウセキカサゴ 20~55m
日本では2006年に発見され、ホウセキカサゴという名前が付けられました。
体の皮がはがれ落ちる脱皮をする魚なんですって。
何だかちょっとこわい。
でも、こういう魚の方がイメージの中の深海魚っぽいです。
あ、でも水深55mじゃ、深海とは言えないのかな?
※調べてみたところ、深海とは水深200mより深いところのことを言うそうです。これは、植物プランクトンが光合成できる限界が200mだからです。(国際海洋環境情報センターのサイトより)
小さな魚がぐんぐん泳ぐ真っ暗な水槽に…。
イズカサゴ(オニカサゴ) 150~250m
ご本尊のように、きれいに収まっているキミ。
ちゃんとスポットライトを浴びています。
なんでこっちをガン見なの(笑)
これも同じイズカサゴかな。
ものすごく大きなタカアシガニが何匹もいました。
そのうちの一匹が…
明らかに長い脚を持て余している様子。
自分の脚だろー(笑)
この先に、ちょっと不気味な魚がいました。
キミはナンだ?
この魚の名前は、サケビグニン。
なんでも、テレビ番組で紹介され「かわいい!」と話題になったとか。
か、かわいいか??
見るからにぶよぶよしてそうなベージュの魚。
三白眼で、目が半分しか開いてないし。
水深100~600mにいるというのですから、立派な深海魚と言えますね。
★注意★次に1枚だけグソクムシ出します。
オオグソクムシ 150~500m
あああああ。うむむむ。だ、ダンゴムシやフナムシと同じ仲間だそうです。
つ、次へ行きましょう。
水槽を見ていると、置物だと思っていたものが動き出しました。
えええ?
これ!
空の貝が落ちているんだと思っていました。
そしたらこれは、生き物だったんです。
クマサカガイという巻貝です。
自分の殻に、落ちている小石や貝殻をくっつけるのだそうです。
自分の貝の殻が薄いから補強しているのではないか?とか、擬態しているのでは?とかいろいろな説があるそうですが、まだ詳しいことはわかっていないそうです。
んー、不思議だ。
このカーテンの中は、深海のプラネタリウム!
なんだそれって?
写真は撮れなかったんですけど、この魚が中で光っていたんです。
ヒカリキンメダイという魚が光っていたんです。
目の下に、発光バクテリアというのをたくさん飼っているんですって。
それが光るわけなんですね、すごいなぁ。
今回は禁漁で見られなかったメンダコ。
とても傷つきやすい体なので、網にかかった時はエビやカニなどと一緒なので傷だらけなんですって。
なので、水族館でももって1日~2日。
やっと1週間飼育する記録が出来たんだそうです。
そんな状態なので、世界中の水族館でも常設展示をしているところは無いそうですよ。
じゃあ、今回会えなくてもがまんかなぁ…。
そういえば、さっきのタカアシガニどうしたかな?
あ!
あれ、サメの上に脚のせてない?
休んでるー!!
サメも、怒った方がいいって(笑)
というわけで、これで水族館の1階はご紹介が終わりました。
次回は、いよいよこの水族館のもう一つの顔である「シーラカンスミュージアム」の様子をご紹介します。
全世界でたった一館、「冷凍シーラカンス」を展示しているのは、この沼津港深海水族館 シーラカンスミュージアムだけなのです。
ちょっと怖いけど、見る価値があると思います。
また、やけに充実しているお土産類などもご紹介しますよ。
そうそう、まだご紹介していなかった、「ダイオウグソクムシ」も出てきます。
そして、ランチはまたまた変なものを食べてしまいました。
というわけで、次回もぜひご覧になってくださいね。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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