前回は、福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」へ出かけた様子をご紹介しました。
前回の記事はこちらから ⇒ http://ameblo.jp/mimimisuke/entry-11829745581.html
さて、今日はその続きです。
水族館をあとにしまして、すぐ近くにある「いわき・ら・ら・ミュウ(いわき市観光物産センター)」へ向かいました。
ちなみに、左手奥に見える三角屋根が、水族館の中のお寿司屋さんをされている「小名浜美食ホテル」の店舗です。
右奥に長く続いているのが、これから向かう「いわき・ら・ら・ミュウ」。
レストランやお土産屋さんが集まった施設です。
その中で、震災の様子を紹介するコーナーがありました。
この「いわき・ら・ら・ミュウ」も、当然津波に襲われました。
特に1階は壊滅的な被害を受けてしまったのです。
その様子が写真で残っていました。
その現場にいるのだと思うと、足が震える思いでした。
でも、被災地のみなさんががんばっているのに、東京に住むワタシがここで凹んでいてどうする!
とにかく、買い物をしよう。
母が干物を見たいというので、魚を売っているコーナーへ来てみました。
たくさんのお店があって、干物好きの私たちはテンションあがりまくり。
干物などを買って、焼いて食べられるコーナーもありました。
それも楽しそう!
でも、自分で焼くのもねーと怠け者親子は、こちらで。
そう、お店の方が焼いてくれる方(笑)
いか焼き
つぶ貝
メヒカリのからあげ
イカとつぶ貝は、いつもの味。
メヒカリは深海魚だそうですが、大きさはカタクチイワシくらい。
味は、身がやわらかめのタラみたいな味でおいしかったです。
さて、そろそろホテルへ帰らなければ。
奥には、アクアマリンふくしま。
楽しかったよ。
そして、大切なことをたくさん教えてくれました。
ありがとう。
朝やってきたように、またバス停までの道を戻り、泉駅前のホテルに泊まりました。
いつもなら夕食をどーんと載せたい所ですが。
今回はビジネスホテル宿泊で、母は夜の街には絶対出ない人なので、ホテル内のお食事処で済ませました。
お疲れ様でしたー!
しかし、この時私はすごく気になっていることがありました。
それは、明日の予定が全く決まっていない事。
もちろん帰らなくてはいけないのですが、せっかくここまで来てまっすぐ帰るのももったいない。
自宅でも、それから特急の中でも、食事をしながらも、ずっとスマホで検索を続けていました。
ところが、杖をついて歩く母を連れていけるような場所がなかなか見つかりません。
もちろん、車ならたくさんいいところがあるのですが、利用できるのは公共交通機関だけ。
タクシーも、30分などと言われると周著してしまいます。
母は、「それならまっすぐ帰って上野でお茶して帰ろう…」などと言うのですが、いつも上野あたりをウロウロしているワタシにしてみれば、「そんなのやだー!!」
しかし、何も良い案を見つけられないまま、寝てしまいました…。
ふと目を覚ますと、3時。
枕元のスマホでまた検索。
本当はもっといわき周辺で観光をしたかったけれど、どうしてもみつけられませんでした。
ごめんなさい。
方針を変更して、帰り道である茨城県それも常磐線の沿線で探すことにしました。
母は花が好きなので、綺麗な花が咲いている所…。
そして、ついに行けそうな場所を見つけたんです!!
そこに向かって朝から向かう事に。
そして翌朝、常磐線に1時間ほど乗りました。
到着したのは、「勝田駅」です。
そこからバスで15分くらいかな。
やっと到着!
国営 ひたち海浜公園です。
撮影 2014.4.20
最初の見ごろはチューリップ。
色々な種類がたくさん咲いていました。
ここは350haという広大な土地。
戦後、米軍の射撃場として使われていましたが、日本に返還されて公園となりました。
東京の同じく国営の昭和記念公園は、米軍の基地跡地だそうですから、似たような境遇ですね。
まあ、こんなに広大な土地は、そういう事でもないと残っていないですよね。
たまごのオブジェから、女の子がのぞいてた(笑)
このチューリップ畑、なぜか松林の中にあります。
なので、チューリップの間に松ぼっくりがたくさん落ちているのが、撮影者としてはちょっと残念。
ちょっとオランダチック。
母もとっても喜んでいました。
天の川のようにムスカリのブルーの川が流れ
その流れは、風車まで続いていました。
わー、きれいだなぁ…。
お子様連れから年配の方まで、たくさんの方が見にいらしていました。
カメラを持っている方もたくさん!
少しずつ、奥へ進んでいきましょう。
大きな噴水!
そして、今回のメインイベントが近づいていました。
母は気に入ってくれるでしょうか。
花壇もキレイですが、見所はそこではなく、突き当り。
丘が青くなっているの見えますか?
もう少し、先へ進みましょう。
ほら、見えてきた!!
手前の黄色は菜の花です。
奥の青い山!!
これが、この時期のひたち海浜公園のメインイベント!!
ネモフィラの花畑です。
ネモフィラという花をご存知ですか?
ズームしてみると、「オオイヌノフグリ」っぽいのですが、もっと花が大きくて直径2~3センチくらいありました。
しかし、カラフルな花畑も素敵ですが、こんな風に青一色の花畑も素晴らしいですね。
となりにある菜の花畑も気になります!!
古民家と桜と鯉のぼり!!
なんて絵になるんでしょ!
でも、それはあとでゆっくりと。
まずは、ネモフィラを堪能しましょう。
この日、まだ7分咲きでした。
開花期間中は、30万人が押し寄せると言います。
周辺道路も大渋滞。
このブルーの花畑は、「死ぬまでに見に行きたい世界の絶景」という本の中で、世界中の絶景の中で11位に選ばれたというのですから、その人気はすごいですね。
振り返っても、見ごたえがあります。
満開になったら、もっともっと美しいでしょうね。
地元の方が羨ましい!!
幸せの鐘的なものがありました。
その向こうに広がるのは海!
残念ながら綺麗な海岸線…というわけではなく、工業地帯でした。
真っ白い煙は、火力発電所。
本当に綺麗だったなぁ…。
ん?
そうきたか。
しかし、みんなソフトクリーム好きだよねぇ。
ワタシ、あんまり好きじゃないのに…。
でも…。
気になるので…
結局買ってしまいました…。
ほとんど母が食べました(笑)
ラムネ味&ミルク味というのがとっても不思議な感じでした。
うーむ。
色はいかにもそれっぽかったですけどね。
かろうじて残っていた桜。
立派な鯉のぼり!
東京では、こんなに大きな鯉のぼりをあげてる家は無くなりましたね。
だって、風に乗って泳いだら、お隣の壁にぶつかっちゃうもん。
昔の遊び道具がいろいろありました。
羽根つきのカツーンって音を聞いたのなんて、何十年ぶりでしょう。
奥にはネモフィラの丘が見えますね。
古民家の中に入ると…
かまどに、囲炉裏。
温かいお茶がふるまわれました。
すごく寒かったので、うれしかったです。
ここで、ネモフィラの丘についてお話を伺いました。
ネモフィラは1年草ですから、咲き終わったら全て抜いてしまいます。
そのあとコキアやコスモスを植え、11月にはそれも抜きます。
12月には整地をし、またネモフィラの種をまきます。
ネモフィラはとても寒さに弱いので、霜よけのシートを丘全部に張って、霜をよけるそうです。
シートをはがすタイミングも難しいそうですよ。
そういうご苦労があって、私たちはあのすばらしい花畑を見ることができるんですね。
バイバイ、ネモフィラの丘。
またいつの日か。
遅咲きのスイセンがたくさん咲いていました。
八重桜も咲いていました。
緑っぽいのは鬱金かなぁ。
ぜひ名札をつけてほしいです!
もう帰らなくては。
中には売店やレストラン、カフェもあって、一日ゆっくり遊べる場所でした。
観覧車などの遊戯施設もあるんですよ。すごい。
またいつの日か、ゆっくり来られたらいいな。
その時は何の花が咲いているでしょうか。
さて、2回にわたってご紹介した今回の旅日記、いかがでしたか?
いわきでは、震災の爪痕をほんの少しですが体感しました。
アクアマリンふくしまは、その被害を乗り越えてがんばろうとしていました。
私は東京にいて、日々の事に追われてついつい被災地から気持ちが離れてしまう事も多いですが、ちゃンと忘れずに、心に刻まなくてはと思いました。
ささやかなブログですが、読者の皆様に少しでも何かをお伝えできたらブロガー冥利に尽きます。
苦しまぎれにみつけた「ひたち海浜公園」が思っていた以上にすばらしくて感動しました。
ネモフィラの丘の事は何となく知っていましたが、まさかオンシーズンに見られる日が来るとは思っていなかったので、ほんとうにうれしいです。
その素晴らしさを少しはお伝えできたでしょうか。
ここの所旅日記が続き、東京情報をお待ちの方には申し訳ありませんでした。
これからGWに向けて、東京情報をどんどんお伝えします!
また明日からもよろしくお願いいたします
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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国営 ひたち海浜公園 ⇒ http://hitachikaihin.go.jp/