福島への旅。「アクアマリンふくしま」へ行ってきました。 | お出かけ大好き  みみみのごはん

お出かけ大好き  みみみのごはん

東京近郊の食いしん坊なお出かけブログです。
※現在は、お出かけブログと日々の小さな楽しみを見つけるブログを書いています。


前回も少し書きましたが、福島県いわき市へお墓参りに行く事になりました。

現地で母と合流し、お墓参りの後、ホテルで一泊することに。


JR上野駅、朝7時発のスーパーひたちに乗って出かけます!





上に見えるのは常磐線かな?

いつもはあちらに乗りますが、今回は特急!!

旅の気分も盛り上がりますなぁ!!




東北には本当に良く行きましたが、ほとんどが新幹線。

特急は初めての体験です!




来ましたー!!ワクワク。




椅子が広くて快適!!

あと、ニュースなどが出るところの文字が大きくてびっくり。

読みやすい!!





ファミリーマートで買ってきたベジサンドなど食べながら、2時間の旅です。





どのあたりだったかな?

ほんの少しの間だけ、綺麗な海が見えました!!


下車したのは、「泉」という駅です。




すごい顔出し看板が(笑)


とりあえずバスまで時間が無いのであわてて1枚だけパシャリ。

母と合流し、バスに飛び乗りました。


途中で下車し、お墓参りも済ませました。


この後ですが、せっかくなので「アクアマリンふくしま」という水族館へ行く事にしました。

というのも、お墓参りのために降りたバス停が、「アクアマリンふくしま」までの最寄りのバス停だったんです。


看板もありました。




ここから徒歩10分。

あら、結構ある(笑)


歩いてみればあっという間ですが、母は足が悪いのでちょっと辛そうでした。

そうそう、今回の旅は母と一緒なので、いつもよりものんびり旅。

あまりあちこちへ歩けませんでした。


そして、被災地への旅ということもあり、楽しいばかりではない話も出てくると思いますが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

皆さんに「アクアマリンふくしま」の魅力が伝わるようにがんばります!



しばらく歩くと、横断歩道を渡った所のガラス窓に、ガムテープが貼ってある事に気づきました。




自動車整備工場のようでした。





3月11日 津波の高さ


私ははっとしました。

そうだった、ここも津波が来た場所だった…。




地面からの高さを見ると、2メートルくらいはあったでしょうか。


ガムテープには、「皆様のご協力で4月1日仕事を開始しました」と書いてありました。


ここには想像を絶する大地震が来たのだと頭ではわかっていても、目の前の事と結びつかないでいました。


そこから水族館まではすぐでした。






未だ立ち入り禁止になっている公園がありました。

写真ではわかりにくいのですが、おそらく2羽いたのであろう白鳥?のオブジェは、1羽は足だけを残して無くなっていました。


バカな私は、「こんなの早く直してみんなが遊べるようにしたらいいのに」と一瞬考えました。

そして、それをすぐに取り消しました。

公園よりも、もっと先にやらなくちゃいけないことがたくさんあるから、それどころじゃないんだよ。


やはり東京に住んでいる私は、何もわかっていないんだって、本当に悲しくなりました。




あ、何か花が咲いてる!と近寄ったら、それは大根の花でした。




他にも、ニンジンやキャベツもありました。

普段なら収穫してしまうところですが、そのまま花を咲かせていました。


なぜこんなことに?


「アクアマリンふくしまは、「環境水族館」として、水辺や水中の自然環境を再現しています。

私達は、自然環境の中で暮らし、農業と漁業の生産物を頂いて生活しています。

ここでは、スーパーマーケットで売られている普通の野菜の生きた姿を展示しています。

野菜の美しい花を観賞して下さい」


とあります。


なるほど…と感心してみていると、作業をされている男性が声を掛けてくれました。




これは桜島大根の花



「毎年作っているけど、なかなか大変なんだよ」と男性。

自然と震災の日の話になりました。


「ここは全て津波で流されてしまって、こういうの(鉢など)は、新しく用意したんだ」


そして男性は振り返り、「ほら、あそこの標識!あそこまで津波が来たんだよ」と指をさしました。





確かに、標識の端がねじ曲がっていました。

あそこまで…。


テレビの津波の映像が頭をよぎりました。


男性にお礼を言うと、そのまわりにあったオブジェのようなものを見に行きました。





がれきを寄せ集めたような小山の前に、何か書いてありました。




がれき座

~私たちの海をよみがえらせる~


その日、アクアマリンふくしまは、津波の中にありました。

このアクリル板は、黒潮と親潮をへだてる厚さ6㎝のアクリル板の破片です。

MARCH11,M9の地震は、黒潮と親潮の「潮目の海」の2000トンの大水槽にも津波を起こし、巻き起こった大波が仕切り版を破壊し突破した。

親潮の魚と黒潮の魚が仕切り版を越えて交流していた。

外のアスファルトさえも波打って裂け目ができた。

アスファルトをはがして、がれきの津波をつくった。

アクリル板を「がれき座」の舞台の看板にして、私たちの海をよみがえらせる祭りの場とする。


アクアマリンふくしま 館長 安部義孝


と書いてありました。



その隣には、はがれたアスファルトを土台としたステージが。

いろいろなイベントのステージとして使われているようです。





では、さっそく水族館へ入ってみましょう!









頭上には、変な鯉のぼり…。

このスリムな体は、鯉じゃないな。

聞くのを忘れちゃいましたが、サンマですかね?



私が大好きなエトピリカという鳥がいました。



かわいい~!

3羽並んで、一生懸命足で漕いでます。



ジムでランニングマシーンに乗っている人みたい!

必死なところがかわいい…。



そして目の前にどーんとやってきたのは…


トド!






その大きさに、少年たちはびっくり!!




となりには、ゴマフアザラシもいました。


アザラシといえば、震災後に避難先の鴨川シーワールドで生まれた、あのアザラシはどうなったんでしょう?

名前が「きぼう」と決まった時、「いい名前だ」って心から思ったのを覚えています。


調べてみると、繁殖の為、浅虫水族館(青森県)で暮らしていることを知りました。

「きぼう」は男の子。

早く、お父さんになる日が来るといいですね。



アカシマシラヒゲエビ



水槽で、めちゃくちゃ真っ赤で綺麗でした。

そして、360度?に広がるアンテナのようなヒゲも気になる!





通り過ぎた魚が、スッケスケだったよ。




すぐ外は海。




窓から、建設中の橋が見えました。



ジャングルっぽい中に、ヒスイカズラが咲いていました。



何度見ても、この青がすごい。


環境水族館ということで、比較的地味めのお魚が多かったので、派手な魚大歓迎!



綺麗!はい、採用!


あ、名前をメモってくるのを忘れました…。

帰ってから調べたところでは、アケボノチョウチョウウオではないかと思ったのですが、詳しい方、ぜひ教えて下さい!



はい、次の派手な方どうぞ~!





…え?


これ、特殊メイクやCGじゃありません。


ツマリニテングハギ。

むむ。





ちっちゃい魚が群になっていました!!



キンメモドキというお魚でした。





ん?


寿司処?


何かの冗談では?





え。

ホンモノだ。




しかも大水槽の真正面。


一皿(6貫)954円+税


…食べます!




キハダマグロ、サヨリ、コハダ(酢〆)、シラス(軍艦)、マアジ、マダイ





悪趣味だと気分を悪くされる方がいたらごめんなさい。


でも、このお寿司屋さん、ただのおもしろではなくちゃんと考えられていました。


ここで提供されるのは、「シーフードウォッチ」に基づいたもの。

シーフードウォッチとは、モントレー湾水族館が開発したプログラムで、「漁業資源が豊富で食べるべき(ベストチョイス)、改善されているので食べても大丈夫(グッドチョイス)、乱獲で資源が減っているなど食べてはいけない(アボイド)」の3つにシーフードが格付けされているのです。


このお寿司屋さんでは、その中から、ベストチョイスとグッドチョイスの魚種を選んで提供されています。


なので、マグロもクロマグロではなく、キハダマグロなんですね。


そして、この水族館は「環境水族館」。

私達は、いつも魚たちを頂いて生きているわけです。

それを改めて考えました。


ではいただきまーす!

一皿をシェアして食べました。

なかなかおいしいお寿司でした。

提供しているのは、アクアマリンふくしまのすぐそばにある飲食施設「小名浜美食ホテル」です。


結構、たくさんの方がお寿司を食べていました。

そうそう、たくさん食べてお金を落とさなきゃ。

それが私に出来る僅かな支援でもあるし。




お寿司は、ベンチに座って食べるか、カウンターで立って食べます。




立ち喰いは、この巨大なミズクラゲを見ながらね(笑)




ぐるっと回って、大水槽の前に出てきました。


ここが「潮目の海」。

黒潮水槽と親潮水槽に分かれています。



特に、黒潮の方には、知っているお魚がたくさん!!

キハダマグロにカツオ、アジにイワシ…。




ぐんぐん回っていたので、顔の正面を撮ろうと待っていたら、ちょっと怖い顔に撮れちゃいました。

キハダかな?カツオかな?




マアジの群も、キラキラ光ってましたよ。





手のひらサイズのエイも泳いでいました。

かわいい。





子供達も大興奮!



そして、巨大なミズダコを見て、ちょっと怖くなったり…




あんこうののんびりした感じに癒されたりして


展示を見終わりました。





出てきた所に、レストランがありました。

「おいしい水族館 アクアクロス」です。


母も疲れたというので、またまた何か食べちゃいましょう!

時間的にもお昼ご飯だしね。




ふふ、あれとー、これとー。

定食じゃなく、いろいろ食べたいな。




来た来た。


まずは、母のリクエストの「ごんべ焼き」




シーラカンス型のたい焼き(笑)中は小倉あんです。

形がリアルすぎて、母には不評(笑)

そして280円はちょっと高いな。



鯨汁 300円 福島県会津地方の郷土料理だそうです。

大根やネギなど野菜がたっぷり。

鯨の脂でコクがあるお味噌汁でした。




カジキスティック  150円

やわらかめのかまぼこ。うーん、ふつう(笑)




アカマンボウステーキ 460円


今回の大ヒットは、コレ!

バジルソースのムニエルのようなものですが、これがすごくおいしい。

一見カジキのようですが、パサパサしていなくて身がしっとり。

すごくおいしいです。

おすすめ!


アカマンボウという魚を画像検索して、思わず苦笑い。

食べたいと思う方は、検索しない方がいいかも…。




ゆっくり休憩できそうな場所。

魚の本に、魚の絵画。

美術館みたいなゆったりした空間です。


その先に、展望室と書かれたガラス張りの建物がありました。




当然床はガラスじゃないですが(笑)、それ以外はぐるっとガラス張り。

高い所が苦手な私は、膝に力が入らない感じです…。





でも、景色は最高。

小名浜港が見えます。






真下に見える池のようなものが「蛇の目ビーチ」。

4月26日が海開きだそうです。


奥に見える工事中の橋は、その奥に建設中の「小名浜港国際物流ターミナル」へ続く橋のようで。

すごく大規模な工事ですね。


展望室には無料の望遠鏡などがあって、天気の良い日は気持ちよさそうです。

いや、私は高い所にいると落ち着かないので、そうそうに降りてしまいましたが(笑)




子供達がカッティングシートで作った、カラフルな魚たちの壁。

個性的ですごくかわいい!




でっかい金魚もいました。







おみやげもかわいいものがたくさん。

カワウソも大満足のおかきって(笑)



外から見た、アクアマリンふくしま。




海上保安庁の船が停まっていました。

「あぶくま」

か、かっこいい…。



アクアマリンふくしまをあとにして、すぐ目の前にある「いわき・ら・ら・ミュウ(いわき市観光物産センター)」へ向かいました。




ちょっと長くなってしまったので、続きは次回。


このあと、ら・ら・ミュウをウロウロ。

そして翌日は、母のリクエストで花の綺麗な場所へ行きます。


次回もぜひご覧ください。




最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。



ランキングに参加しています。
下の「東京情報」のボタンを押して頂けると、明日からまたがんばれます!



にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 東京都情報へ


にほんブログ村