先日、
舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These〜第三章 嵐の前〜』
全公演駆け抜け、無事幕を下ろす事が出来ました。
先月の24日に幕が開き、東京から大阪へと劇場を移し、私個人としては遠征のある作品に多く出演している方では無いので
いつもより多くの方に作品を観て頂けたのでは無いかと思います^ ^
今回、私はヒルデガルド・フォン・マリーンドルフという女性を演じました。
正直最初このお話を頂いた時は、
舞台版の銀河英雄伝説という作品がある事、
アニメの銀河英雄伝説が人気ということ
原作はとても有名な小説であるということ。
それくらいしか銀英伝について知識はありませんでした。
それも、何故その知識があったのかと言うと
今回の舞台銀英伝の演出をしている演出家の大岩さん。
3年前に、私が初めて原作がある作品に、それも有難い事に座長として出演させて頂いた舞台で沢山沢山お世話になった演出家さんでした。
初日が開ける数時間前まで、
空いた時間とスペースを見つけては納得行くまで稽古をして頂いたのをすごく鮮明に覚えていて。
そんな大岩さんのSNSを通して
その舞台で共演して以来ずっと大好きな女優さんも銀英伝に出演しているということ、
大切に愛を持って演出している作品だという事を目にして、知っていました。
「楽しそうだなぁ…。」
それが私の率直な気持ちでした。
ずっと憧れていた劇場で、大好きなお芝居が出来たらどんなに幸せなんだろうなぁ、と。
そして私自身、再演では無くシリーズ物の作品に出演する機会というものが今まであまり無かったので、こういった作品で役を任せてもらえるようになったら少しだけ階段を登れているという事なのだろうか、なーんて考えた事もありました。
そんな矢先、
銀英伝に出演しないかと、お話を頂いたんです。
初めはビックリして、でも別の作品も抱えていたのでスケジュールが合うか不安で。
マネージャーさんから出演決定の連絡を貰った時はすごく嬉しくて。
夢みたいだぁ〜〜!!って喜んでました。笑
それから銀英伝の事、私が演じるヒルダの事
沢山調べました。
私の演じるヒルダは、舞台版の銀英伝で今回の第三章からの登場だったので
一章、二章とやってきている皆さんの足を引っ張らないように、この作品の世界観を壊さないように、原作ファンのお客様に愛されるヒルダになれるように、それだけを考えてました。
銀英伝の稽古は別の作品を終えてからの、途中からの参加だったのですが
初めまして!!!と稽古場でキャストの皆さん、スタッフの皆さんにご挨拶した時に
なんと言えばいいのか、この言葉が合っているかわからないですが
あれ?私…
もしかしたら初めてじゃないんだっけ?
というくらい皆さん暖かくてフレンドリーで、
座長のラインハルト役の永田くんが、コレどうぞ!って突然ブドウ糖のラムネ?のような物をくれたのが物凄く記憶に残ってます。笑
初めて食べたなぁ、ブドウ糖のラムネみたいなの。
稽古していくうちに皆さんが今までどのように作り上げてきたのかを聞いたり、
共通認識・解釈を大切にするため全員で台本を読みながらディスカッションする時間を設けていただいたり。
年齢問わずベテランの役者の方々も沢山居て、
本当に日々学ぶ事、刺激を受ける事ばかりでした。
かと言って毎日ずっとカチカチにやっていたわけでも無く、稽古終わりなんかは皆んなで作って頂いた鍋をつつきながら、お酒を一杯交わしたり。
楽屋での空き時間や、大阪でのホテルでは
みんなで集まって人狼ゲームをやってました!
本当に村人なのに疑われたりしてました!笑
それも楽しかったなぁ〜なんて。^ ^
特に女子キャストのしゅーさん、マリカちゃん。
私はこの2人が居てくれて本当に良かった。
決して長い期間では無かったのかもしれないですが、私にとってはすごく濃い期間でした。
そして何より印象的だったのが、
幕が開いてからのお客様の反応です。
改めて銀河英雄伝説という作品が多くの方に愛されてきたんだなぁと実感しました。
キャストのお見送りがある会では
私が「ありがとうございました」を言う前に
お客様から「ありがとうございました」を頂いたり。
こちらこそなのに、有難いなぁと。
すっごく笑顔で、ヒルダちゃん!!と声を掛けて頂いたり。
いつも応援にきてくれる私のファンの方の顔を見ては暖かみを感じたり。
あくまでヒルダとしてのお見送りだったので
そこまで感情を出しては居ませんでしたが
ヒルダの中に居る君島光輝は踊り狂いたいほど嬉しい気持ちでいっぱいでした。
本当に本当にありがとうございました!!
なんだかね、
書けば書くほどどんどん出てきて
物凄い文量になってしまいそうなのですが
とにかく、
私はまた、ヒルダとしての景色が観たいです。
また、皆さんにお会いできたらいいな。
ご来場頂いたお客様、
応援の言葉をくださった皆様
誠にありがとうございました!
「銀河の歴史がまた1ページ。」