本性その①

祖父が亡くなって1ケ月前後、妖怪の車が新車でやってきました。


後部座席の後ろには


「有限会社○○ 

住所○○○○

電話番号○○○」


とでっかく書かれています。


なにやら祖父の保険金で買ったそうです。


まだ使える車をわざわざ新車に・・・・・。


祖父が亡くなって本当に悲しかったのでしょうか・・・・・。


仕事一切できないくせに・・・・・。




本性その②

祖父が亡くなって、私の両親と折半した祖父名義の土地の借金が残りました。


これはさすがに私の両親も払えない金額だったし、払う義務がなかったので、祖父の生命保険で全額一括で払ったそうです。


(亡くなったら全額一括というのを書面でかわしていたみたいです。)


せっかくの保険金が・・・・。

私のお金が・・・・・・・・。


妖怪が思ったのでしょうか・・・・


妖怪の実の娘、私の母にとんでもない要求をしてしまうのです!!


長くなりそうだったので次回に・・・・。


祖父の容態が危ない状態が続き、私が小学校3年生の冬2月に亡くなりました。


祖父が亡くなり、病院の荷物を片づけていると、妖怪は私の母に

「汚いからこれ洗っといて」


と最期に着ていた祖父のパジャマ、下着を洗っといてと命令しました。

母は最期、実父が着ていた洋服だったので奇麗に洗ったそうです。


祖父のお葬式も終わり、誰が祖父の自営業の後を継ぐかが問題になりました。


まず祖父の妻、妖怪が継いでみたものの(人間の言葉が通じず)私の母や父がやめさせました。


次に父が継ぎました。

父は自分の自営業しながら、祖父の自営業をやっていたのですが、祖父の自営業はフランチャイズだったので上から「フランチャイズを続けるなら、今の仕事やめなさい」と言われたので、断念!!


最終的に母が継ぎました。

母は専業主婦希望だったので嫌々継ぎました。


何故、ここで祖父の自営業を閉めなかったのかというと、祖父は会社の借金が約○千万程あったそうです。


なので、母がマイペースに自営しながら借金を返すという結論になったそうです。


その頃、私の父は大学の助教授(今でいうと准教授ですかね。)しながら、事務所を起こしていたので、父が働くだけで何とか食べていけるくらいのお金はあったそうです。



ここから母の人生、みんなの人生の歯車が狂い始めました。

祖父と妖怪と家族5人の同居生活が始まって3年後、


祖父にガンが発見され入院しました。


祖父には宣告せずに懸命に妖怪母がお世話をしたみたいです。

母が言うには、妖怪は甲斐甲斐しく、祖父の病院にお見舞いに行くものの、自分の話ばっかり、


はっきり言って邪魔だったそうです。


その半年後、

本当にいよいよ祖父の容態がますます悪化の状態になったある日、母は担当医に呼ばれました。


担当医

「お宅の経済状態は良くないのですか??」


「え?どういうことですか??(てっきり父の容態の話かと・・・)」


担当医

「あなたのお母様j(妖怪)がお見えになって、

「娘2人はサラリーマン家庭でお金がそんなにありません。入院費・医療費をまけてください!!」

って言いに来たのですが、何とか工面できませんか??」


注)サラリーマン家庭を馬鹿にしてるわけではありません。妖怪の事実を基に書きました。サラリーマンでも自営でもお金があるとこにはありますし、ないとこにはないと思います。


「え~!!!!!そんなこと言ったのですか・・・・。私の夫は自営ですし、私の妹の夫も医者ですけど。それにどんなにお金を払っても父を助けたいと思ってるんです!!」


医者

「そうだったんですか。それなら良いですが。。お母様(妖怪)に泣きつかれたのでどうしたらよいのか。。。」


「す。。。。すみません。私から言っておきます。」



怒りをとおりこして、あきれた母は妖怪に問いただすと、


「私はそんなん言ってない!!!あんたが嘘ついてるるっっっっっっっ!!!!!!」


の一点張りだったそうです。


そんな嘘、普通の人間なら祖父が大変な時につきませんよね・・・・・。

大変な時期に本性むき出しにするのが、妖怪です!!