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アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

キミは市民権を持ってる?(・∀・)


中年男女4人組客のなかの一人に、唐突に聞かれた。


いいえ、持っていません。(;^_^A


じゃ、永住権?(°∀°)b



オマエ、移民局の回し者か?(゚ー゚;



はい、そうですが、何か?(;^_^A



そう、じゃ、投票権はないんだね…。(^~^)



このお年頃のアメリカ人客は、政治の話が大好きである。

アメリカでは、パーティーや友人との食事の席で、政治の話はタブーだそうだが、それはきっと、ヨソの星のアメリカという国のことだろうと、思う。



11月に大統領選を控え、誰が大統領になるのか、とか、誰を支持するのか、とか、誰の政策がよい、とか、そんな話に夢中になっている客をよく見かける。


彼らも、そういう部類の人たちらしかった。



選挙権がないなら、言いやすいだろう。ね、キミは、誰が大統領になったらいいと思う?(・∀・)



親しい仲間同士ならともかく、この私を巻き込むか? それこそタブーだろうて。



いや、それは…。 どうせ、投票はしないわけですし…。(;^_^A



お茶を濁すにこしたことはない。この客たちの意見が対立しているのならまだしも、最悪の場合、政党関係者か、どちらかの支持団体の人間かもしれないからだ。


もし私が、彼らとは反対の立場の意見を言ってしまったら、ものすごく心象を悪くするか、彼らの意見を滔々と語られるかの、どちらかだ。


だーかーらー。投票しないんだから、言いやすいだろうって言ってるんだよ。ね、聞かせてよ。どっちが好き?

オバマ? それとも、マケイン?(σ・∀・)σ


ええい、もう、めんどくさいな…。orz

とりあえず、無難なところで。


うーん、そうですね。私は、ヒラリーだったらよかったな、と思いましたけど。(;^_^A


これは、まったくのウソではない。


別に、ヒラリーの熱狂的なファンというわけではないが、彼女の公約の一つ、国民皆保険制度、に興味があった。

先進国のなかで、国民保険制度がないのはアメリカだけ。アメリカは、国民の健康を営利を追求しなければならない私企業にまかせている。それって、どうなのよ、と、常々思っていたので、彼女にちょっと期待したワケだ。



が、そんなことを言うつもりもない。とりあえず、しつこい客をあしらうために、適当なことを言っただけだ。今はもう、オバマのおっさんだろうが、マケインじいさんだろうが、ぶっちゃけ、どうでもいい。


けれど、彼らは、


そうか、ヒラリーか。そうかそうか。(≧▽≦)


と、まんざらでもない様子。


で、お客様は?(;^_^A


あれだけしつこく聞いたんだ。彼らは、多分自分たちの意見を言いたくてうずうずしているに違いない。そう思って、私は、本当ならタブーである質問を、彼らにぶつけてみた。


僕らはみな、オバマ支持者だよ。(^_^)v


私が話し終わらないうちに、一番しつこかった男性客が、答えた。



やっぱり、それが言いたかったんだね。それに、


ちょっと、助かった。orz


彼らが共和党支持者だったら、チップはきっと5割引だ。





客とそんな不毛な会話を交わしたことも忘れ、彼らの顔も忘れ去った数日後、ある一人の男性客に声を掛けられた。


ヘイ。ボクのこと覚えてる?(・∀・)/


覚えてない…。orz


私が何も言わないでいると、彼は、同じテーブルを囲んだ仲間たちに、勝手に私を紹介した。



彼女は、こないだ来たときも担当してくれたウエイトレスだ。 

みんな喜べ。彼女は、オバマ派なんだ。(^O^)


なんだ、あんたか…。orz

思いださせてくれて、ありがとう。


っていうかね、


私、一言も、オバマ派だなんて、言ってないんですけど。(-_-メ


昨夜、アメリカ人客の、言ったもん得精神はレストランで作られる、といった記事を書いていて、ふと思い出したことがある。



以前、友人ファミリーとレストランで食事をしたときのこと。


注文した料理がすべて運ばれて、私達は、到底食べきれない量を注文してしまったことに気づいた。


友人と食べ盛りの小学生の娘さん2人。私も大喰らいの娘を同伴していたが、それでも、丸ごと2皿は余計だった。友人もそれに気づいたらしく、


多すぎちゃったわね。(-。-;)


と、ため息をついた。そこですかさず、彼女の上の娘さんが一言。


ママ、これまずかった、って言えばいいんだよ。そうそれば、タダにしてもらえるよ。o(^▽^)o


思わず絶句。(゚ー゚;



彼女は、


そんなこと、言うもんじゃありませんよ。(-""-;)


と、自分の娘をたしなめた。



私の前だから? そんなことはない。彼女は決して、子供たちの前でそんなことは言ったことはないはずだ。

だって、彼女はウエイトレス。


友人に叱られて不満げな娘さんに向かって、彼女はこう付け加えた。


あなたは、ママがされたら一番イヤなことを、ここのお姉さんに向かってするつもり?(-_-メ



ほらね。( ̄ー ̄)



となれば、犯人は誰だ? 小学生の子供にそんなことを覚えさせた犯人は。


学校で聞いてきたか、テレビで見たか、それとも、平然とそんなことをやってのけるアメリカ人ファミリーと食事をしたか。


いずれにしても、レストランで文句を言えばタダになる、代金を引いてもらえる、というのが、一部のアメリカ人のなかでは、あたりまえのことになっている、ってことだ。



そう思うと、心をこめてサービスしようとか、おいしい料理を食べて帰ってもらおうとかいう、優しい気持ちが萎えてしまう。


サーバーと客なんて、所詮、狐と狸の化かしあい。だって、払うものと受け取るもの、利害が一致することなんて、ないんだから。




そうして私は、冷めた心に作り笑いを貼り付けて、明日もダイニングに立つんだ、きっと。


あちこちでよく見かける、チェーン店のアメリカンフードのレストランが近所にオープンした。


とくに興味があったわけではないのだが(この手のレストランは、どの店に行っても代わり映えしない)、たまたま通りかかったとき、小腹が空いていたということもあって、ついフラッと入ってしまった。



広い店内はカオスの世界。


新人ホステスは、まるで迷路に迷い込んだようにさんざんぐるぐる歩き回って、ようやく私達を目的のテーブルに案内した。


席についてみれば、サーバーたちはみな、手にテーブル番号のついた店内マップを持って、広いレストランの中を右往左往。


ま、オープンしたてのレストランじゃ無理もない、と、生暖かく見守っていたが、それにしても、



遅い。すべてが遅い。orz



ようやくサーバー君登場、で、オーダーを取り始めると、他のサーバーらしき人物が、わざとらしく隣のテーブルセッティングを直しに来た。


それは多分、サーバーじゃない。本部の人間か、他の店から回されたのか、彼ら新人サーバを指導するためのトレーナーだ。


その証拠に、ナプキンをたたみ直すフリをしながら、耳がダンボになっている。私達のテーブルのオーダーをとって裏に戻ったサーバー君にダメだしするに違いない。




それから、かなりの時間を費やして、なんてことないサラダと、なんてことないパスタを食べた。

サーバー君は、めったにテーブルに現れないので、たいくつしのぎにガブガブ飲もうと思っても、おかわりもままならない。


食べ終わったら、さっさと退散しようと会計を頼んだのだが、これまた、時間がかかる。


見ていると、テーブルに勘定書きを運ぶのは、サーバーの役目ではなく、先ほどのダンボ耳トレーナーの仕事らしい。


かわったシステムのレストランもあるもんだ、と感心していると、ダンボがやってきた。

勘定書きのほかに何やらカードを持っている。


本日は、お待たせしてしまって、もうしわけございません。こちらは、当店の20ドル分の食事券です。次回ご来店の際、お使いください。(;^_^A


いやいや、けっこうですよ、そんな。(^_^;) (多分、二度と来ないし)


そうおっしゃらずに。お待たせしてしまったお詫びのしるしです。どうかお受け取りください。

それから、今日のお食事やサービスについて、何か気づいたことはなかったでしょうか。(;^_^A


特に、問題ありませんでしたよ。(^_^;) (そんなことより、早く帰りたい)


どんな細かいことでもいいんです。お客様のご意見が、サーバーやレストランの将来の役立つんですから。(^人^;)


(ほんとか? 裏でさっきのサーバー君が怒られるだけなんぢゃないの?)


お願いします。次回、ご来店になるお客様自身のためにも。(。-人-。)


何か話さないことには、解放されないと観念して、私は、担当サーバー君の間違いを1つ2つ指摘した。


すると、ダンボさん。


はっっ、そんなことが…。(((゜д゜;)))


(゚ー゚; (いや、そんなに驚くほどのことでも…)



ちょ、ちょっとお待ちくださいね。


おーい。帰らせて。(ノ゚ο゚)ノ


ダンボは支払いを済ませようと私が手に持っていた勘定書きをひったくると、小走りにどこかへ消えていってしまった。


店内を走ってはいけないと、サーバーに教える立場じゃないのか、ダンボさん…。orz



しばらくして、彼女は戻ってきた。


申し訳ありませんでした。すべて私どもの落ち度です。ご指摘のあったオーダーは勘定から引いておきましたので…。m(_ _ )m



は? そんなことしてもらう必要ありませんよ。(;^_^A (その引いた代金は、誰が払うの?)


いいえ、新たに作った勘定書きにある金額だけお支払いになってください。本日は、ありがとうございました、では。m(_ _ )m


ありがとうございました、って。

ちょっとー。((((((ノ゚⊿゚)ノ



彼女はそう言って裏へ帰ると、また別のサーバーから渡された勘定書きを持って、別のテーブルへと向かっていった。



まさか、私達が割り引いてもらった代金を、トレーニング中のサーバーが負担するなんてことはないだろうが、考えあぐねて、結局、負けてもらったのと同じくらいの額のチップを置いてきた。



店を出てから、なんとなく気が晴れなかった。


と、いうのは別に、私の言ったことで結果的に支払いを負けさせてしまったからとか、そんなことではない。

それは、アメリカのレストランの大盤振る舞いのシステムを見てしまったからだ。


聞いたことはあるが、目の当たりにしたのは、そして自ら体験してしまったのは、初めてだった。


待たせたと言っては、食事券を出し、ちょっと文句を言われたと言っては、すぐ代金を引く。


やってくる客はみな、良心を持っているとは限らない。こりゃもうけた、しめしめ、と、うすら笑う、心ない客だっているに違いない。



アメリカ人客の言ったもん勝ち、言わなきゃ損精神は、こんなところで作られているのかもしれない。



となれば、戦うべき敵は、客ばかりではないってことだ。





幼稚園児くらいの子供が食べるスシ。


ワサビ大丈夫ですか?と尋ねると、



大丈夫よ。この子、ワサビが大好きなの。(o^-')b



などと言う母親の答えが返ってくることが多い。



実をいうと私は、わりといい大人になるまで、寿司はサビ抜きで、という有様だったので、わさび入りのスシをガブガブ食べる子供を見ると、けっこう驚く。



それでもやはり、ワサビ抜きで、とオーダーする大人客もいるし、子供にワサビ、に、異様に敏感な母親客もいる。


でも、ワサビ抜きスシをオーダーしておいて、ドロドロワサビしょう油をスシにたっぷりつけて食べる奴っていったいなんなんだ。意味わからん。



また、アメリカのスシレストランでは、スシを盛り合わせた皿に、ガリといっしょにワサビが乗っているのがふつう。



ワサビ抜きで、とオーダーされた場合、この皿に盛り付けたワサビも要注意。皿にワサビが乗っていたからといって、スシの味には関係ないだろうに、


ワサビ抜きで、って言ったじゃない。ヽ(`Д´)ノ


と、叱られる。orz


もしくは、ワサビ抜きで、とオーダーするのではなく、アメリカ人お得意の、


ワサビは横に添えてね。( ̄^ ̄)


なんていうオーダーの仕方がある。このときの、横に添えて、の意味は、


別の皿に入れて持ってこい。


であって、決してスシと同じ皿の隅っこの方にワサビがあってはいけないのである。(゚ー゚;



まったく、アメリカ人のわけのわからないこだわりに付き合うのは、めんどくさいことこのうえない。


なんだかんだ言っても、結局は、しょう油にたっぷりワサビを溶いた泥みたいなものに、スシをべっとりつけて食べるくせに、細かいこと言いなさんな、と思うのだが、あるとき、ふと、おもしろいことに気づいた。



本物のワサビ嫌いでなければ、スシにワサビが入ってようが、いまいが、アメリカ人客には関係ないんじゃないか。


あんなにワサビたっぷりのしょう油をつけているのだから、スシマンが手を抜いて、スシにワサビを入れなくたって、気づくわけがない。



知り合いのスシマンにこっそり聞いてみたら、



スシにワサビ? 忙しいときは入れない。めんどくさいし、誰も気づかないもん。┐( ̄ヘ ̄)┌


だそうで。(;^_^A



また、別のスシマンいわく、


アメリカ人客ばかりくる店では、もともとスシにワサビは入ってない。ワサビは添えて出すだけ。(・∀・)



まじかよ。(ノ゚ο゚)ノ



確かに、スシに入ったワサビって、アメリカ人客にとっては、無用の長物かもしれない。




もしかしたら、シャリとネタの間にあるワサビの存在を知らないアメリカ人もたくさんいるんじゃないか、と、スシマン氏の話を聞いて、新たな疑問がムクムクと沸いてきた。

コーヒーがあるかないか。


ジャパニーズレストランでは、微妙なところ。あるところにはあるし、ないところにはない。

あるからといって、それほど存在感はないし、ないからといって、たいした問題にはならない。


でも、たまには、こういうこともある。



ランチタイム。

おばさん一人客、水を飲みながら待ちぼうけ。30分ほどして、待ち人のおばさん友がやってきた。

遅れてやってきたおば客に、飲み物を伺う。



お飲み物はいかがいたしましょうか。(;^_^A


コーヒーちょうだい。



申し訳ありません。当店ではコーヒーの扱いがございません。(;^_^A


なんですって? コーヒーがない? 

コーヒーがないと困るのよ。(-""-;)



待ち合わせ時間に遅れてくる女性客というのは、ワガママな場合が多いが、このおば客は、かなり強力なキャラの持ち主であることが、そのイジワルそうな目でわかる。



これが、今日最初の食事なのよ。だから、その前にコーヒーがどうしても必要なの。ヽ(`Д´)ノ


……。(-_-メ


私は、一日の最初の食事の前には、コーヒーと決めてるの。( ̄^ ̄)



時間は午後1時半。

そんなに習慣を大事にするなら、もっと規則正しい生活を心がけたらどうか。



あまりにしつこいので、特別にスタバのコーヒーの持ち込みを許可しようと思ったのだが、あいにく店の近くにスタバはない。



コーヒーを扱わないジャパニーズレストランはあるが、ほんというと、店にコーヒーを置いていないところはない。



ボスに事の経緯を説明したところ、私が考えていたのと同じ答えが、返ってきた。




お待たせしました。(;^_^A


私は、わがままおば客に湯のみを差し出した。




従業員用のインスタントコーヒーを、従業員がするのと同じに湯のみで作って出す。


それ以外に方法がなかったし、おばばは、それでもいい、と言ったのだ。

そこまでして飲みたい朝のコーヒーってなんなのか、私には理解不能。




私が差し出した湯のみを受け取ると、納得したような顔で、さらにこう付け足した。



いいこと、スシを運んでくるのは、このコーヒーを飲み終わってからよ。

(  ̄っ ̄)




店の情けで出してもらった、湯のみのインスタントコーヒーすすりながら気取りなさんなって。


どっから見ても、かなり間抜けな絵だよ。