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アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

夜、ご飯を食べてたら、奥歯の詰め物がとれた。

とれた詰め物を、詰め物がとれた歯で思いっきり噛んでしまったので、歯が少し欠けてしまったようだ。


チェックアップとクリーニングの時期が来ていて、早く歯医者に行かねば、と思っていた矢先の出来事だった。



翌朝起きてみたら、車のタイヤがパンクしていた。


そろそろローテーションしてもらわなきゃ、と思っていた矢先の出来事だった。



ついてない。というか、



明日できることは今日しない、ぐうたらのツケがまわってきただけかも。



次はなんだ。



二度あることは三度ある、というから、何かまた、よくないことが起こるのか。


いやいや、


三度目の正直というから、次のハプニングは、よいことに違いない。


ぐうたら、バンザイ!ヽ(゜▽、゜)ノ





まったく、反省の色なし。( ̄ー ̄)






毎日飽きもせず、ヘンな客たちはやってくる。



ときどき見かける、ペットボトルの水や、スタバのコーヒーを持ったまま入ってくる客。


ペットボトル入りの水をいつも持ち歩いているアメリカ人は多いし、スタバのコーヒーだって、店内で飲むよりは、買って外に出る人の方が多いかもしれない。

セットメニューを頼んだらついてきちゃった、ファストフードのドリンク。捨てるには惜しく、いつまでも持ち歩く。


それらを、ついうっかりレストランの中まで持ち込んでしまうことだってあるだろう。


そう思って、いつも大目に見ているのだが、



飲み物のオーダーを尋ねるとき、


あ、私はこれがあるからいいわ。(・∀・)


と、持ってきた紙コップを指さされると、やっぱりちょっと、イラッとくる。



人の気持ちを踏みにじりやがって、とか、いけしゃあしゃあとまあ、とか、おとなしくしてりゃあいい気になって、とか、そんな悪態の数々が、お腹の底からふつふつと沸きあがってきそうになるが、こんな小さなことにいちいち怒っていたら、いざというときに落とす爆弾がなくなってしまう。



若者6人組、一通りオーダーして待つことしばし。手持ち無沙汰になったらしい。


そのうちの一人が席を立ち、私達のいる場所までやってきた。



あの、ちょっといいかな。


なんでしょう。(;^_^A



この通りの角にタコス屋さんがあるよね?


はい、ありますね。(;^_^A





あそこでタコスを買ってきて、ここで食べてもいいかな? アペタイザー代わりに。(°∀°)b



はあ?(゚ー゚;




なぜタコス? なぜここで?orz



良いわけないだろうがー!

このボケがっっ!

( ̄へ  ̄ 凸




アホも休み休み言ってくれ。まったく…。

スシバーにやってくる客はみな、スシマンに飲み物をおごりたがる。


隣の客がやっているので、マネしたみたくなった客。

そうするのがツウだと、信じ込んでいる客。

スシマンを友人だと勘違いして、彼らと飲むことを目的にやってくる客。


もちろん、レストランのルールはいろいろで、客からすすめられても丁重にお断りするように、というところもある。


が、多くの場合、営業時間中、客からおごられた場合の飲酒はOK、とのスタンスをとっている。



売り上げにもなるし、常連客作りにも一役かっているだろうし、客とのコミュニケーション作りにも役立っていると思う。私は、客のおごり賛成派にまわりたいが、この習慣は、なんちゃってスシマンの大いなる勘違いにも、一役かっているような気がしてならない。



アメリカで生活費をかせぐため、他に選択肢がなく、さほど興味や知識があるわけでもないのにスシマンになり、ヘナチョコなんちゃってロールをようやく巻けるだけなのに、それなりの給料とチップを稼ぐ。

それだけでも片腹痛いのに、客からおだてあげられ、サケをおごられていい気になってる奴をときどき見かける。

いっぱしのシェフにでもなったつもりか、客と飲むのが仕事だ、と言わんばかりに、仕事そっちのけで客と飲んだりしてる奴に限って腕はまったくないし、ウエイトレスやキッチンで働く同僚を、見下したりする。


さんざん待たされたあげく、出来上がったスシはへったくそで、ほんとイライラさせられるが、まあいい。こんな野郎にロクな未来はない。(`∀´)



それでも、客はスシマンにサケをおごりつづける。


若い女性客グループが、


あのシェフにお酒をおごりたいの。(*^o^*)


と指さすスシマンは、たいがい若くて、彼女たち的には、イケメンなんだろう。


イケメンかあ?とつっこみたくなるご面相の彼に、あのテーブルの女の子たちから、と、ビールを運ぶ。

おごられたスシマンは、あったりまえよ、といった風にすかした視線で女の子テーブルをチラと見る。


なんか、むなしい瞬間。orz



おごられるのは、スシマンばかりじゃない。



シャイで大金持ちでゲイの常連さん。


客のなかに気に入った男の子がいると、



お客さん全員に、今飲んでるものを一杯ずつあげてほしいの。

(‐^▽^‐)


こじんまりしたお店でも、客全員となればダメージは大きい。



いいの、いいの。でも、ボクからだってことは、誰にも言わないでね。

(^人^)



その後、いったい誰から?と不審顔で店内を見渡す、お目当ての男の子に、熱い視線を送っているに違いない。(゚ー゚;



そして、もちろん確率は低いが、スシマンにおごるついでに、


キミもどうだい?(o^-')b


と、ウエイトレスにもすすめてくれる客がいる。


スシマンと違い、ウエイトレスが仕事中に飲むことには、あまり寛大でないレストランが多いと思うが、私のボスは、



もらえるものは、遠慮なくいただきなさい。



という。私は素直がとりえなので、遠慮なくいただいている。


ただ、私には一つ弱点がある。日本酒が一切飲めない。


もちろん、強制されるわけではないのだが、あっちの客からもらったビールを飲んでいるのに、こっちの客のサケはお断りする、というのも気が引けて、おちょこに一杯もらうハメになる。orz


持ち込みの高級ワインだったら、大歓迎なのに。



ビールにはじまって、日本酒、ワイン、焼酎、店にあるすべての種類のアルコールに手を出す夜もある。ハードリカーを扱うレストランにいたときには、ウォッカのショットをおごられて、さすがに困った。



5人連れのファミリー客。


お父さんは、スシ伝票と鉛筆片手に、何を注文すべきか大いに悩んでいた。

アメリカ人のなかには、いまだスシと言えばカリフォルニアロールとスパイシーツナロールしか知らず、空腹を満たすだけのスシのレパートリーを持っていない客がいる。


彼の持ったスシ伝票を覗き込むと、案の定、カリフォルニアロールとスパイシーツナロールしかチェックしていない。


困り果てたお父さんは、私に尋ねた。


キミは何が好きかね?


えと…。私が好きかどうかは別にして、これとこれ、オススメですよ。

(;^_^A


と、いくつか提案した。


そうか、キミはこれが好きなんだな。


(しつこいな…)はい、好きです。おいしいですよ。(;^_^A



そうか、分かった。


と、彼は、2オーダーの意味で、スシ伝票に「2」と書き込んだ。


えと、1オーダーは2ピース。これでは、4ピースしかありませんけどいいですか?(;^_^A


ああ、かまわんよ。一つはボクのぶん。一つはキミのぶんだ。


ま、冗談はおいといて、5人家族といっても、誰か食べない人がいるかもしれないし、と、そのままオーダーを通した。


彼らのテーブルにスシが運ばれると、私はお父さん客に呼び止められた。


ほら、キミのぶん。(・∀・)


私が勧めた1オーダー分のスシが、小皿に分けられていた。


え?(;^_^A


食べなさい。一つはキミのぶんと言ったろ。(^~^)


いや私、冗談だと思っていたので、あの…。(;^_^A


え? キミこれ嫌いだったの?(゜д゜;)


いやいや、大好きですよ、でも。(;^_^A


じゃ、食べて。ほら。o(^▽^)o



気がつくと、家族全員が、私とお父さん客のやりとりに注目していた。



私はなぜか、スシを持った手を、彼らの差し出す水の入ったグラスに向けて、カンパイ!と言いながら、5人客の見守る前で、大口開けてスシを頬張るハメになった。



私の仕事って、いったい…。orz




ほんとかウソか知らないが、


アメリカ人には、ありとあらゆる種類の食べ物に関するアレルギーを持つ人がいる。



ハマチの血合いアレルギー

青いトマトアレルギー

油アレルギー

ピーマンアレルギー

砂糖アレルギー


およそ考えられるすべての食材に対するアレルギーを、今まで耳にしてきた気がする。



スシバーに座り、


魚のアレルギーなので、私のオーダーを作るシェフには、よく手を洗うように言って、まな板も包丁も魚を切るのとは別のものを使ってほしい。


と、言われたこともあるし、


エビのアレルギーなので、ボクの野菜のテンプラは、エビを揚げるのとは別の油をつかってほしい。


と、頼まれたこともある。



最近では、日本茶のアレルギーだと言われようが、テリヤキソースのアレルギーだ、と言われようが、びくともしなくなったが、それでも、まだまだ、私にとって未知のアレルギーは存在したようだ。



私の働く日本食レストラン。やってくるほとんどの客の目的はスシ。


入ってきたときから、ベタベタくっついていたカップル。案の定、奥まったテーブルを指定した。彼らの目的もスシ。


しばらくして、オーダーを取りにいくと、男性客の方が私に尋ねた。


ボク、ちょっとしたアレルギーがあるのだけど。(・・。)ゞ



はいはい。どんな? 分かれば、シェフにあらかじめ取り除くように言いますよ。(;^_^A



慣れたもんだ。どうせ、キューリが嫌とか、海苔が嫌いとか言うのだろう、と、軽く返事をした。



すると彼、



ボクは酢のアレルギーなんだ。(・∀・)



……。(゚ー゚;


酢?



酢のアレルギーって…。日本食レストランで使われる酢は、ほとんど米酢。アメリカの酢はいったい何から出来ているんだろう。そういや、酢って、いろんなものから作るよな。その元になるものがいけないのか、それとも、すべての種類の酢に共通するなにかがいけないのか…。


頭のなかは大混乱。なのに、彼はさらに私を混乱させる。



スシライスは、米をベタベタさせるために、酢を使うだろ? 酢を使わないでスティッキーライスを作って欲しいんだ。(°∀°)b



えと…。orz


彼はいくつか勘違いをしている。


米というのはすべて、アメリカにある、さらさらした長粒米だと思い込んでいる。

それをスティッキー(べたべた)にするために、酢を使っていると信じ込んでいる。

当然、日本のもちもちした短粒米の存在を知らない。


そして多分、ふつうのご飯と、酢飯の味の違いが分からない。



この手の勘違いをしているアメリカ人には、ニューオリンズ時代、何度かお目にかかったことがあるが、

これほど日本食が浸透したLAにも、まだこんな人種が存在したのか…。



えと…、それはちょっとシェフに聞いてみないと…。(;^_^A


さっき、二つ返事で受けた威勢はどこへやら。かなり弱気になった、というか脱力した私。



雲行きがあやしくなってきたのを感じ取った彼は、ダメ押しする。



でもね、どこのレストランでもやってくれるよ。酢を使わないでスティッキーライスを作ってくれる。(o^-')b



どこのレストランか知らないが、サーバーは、



いったいどんな説明してんだよ。(-_-メ


こんなヘンテコリンな客を送り込んだ責任とってくれ。



仕方ないので、酢飯に対する誤解を解いて、そして、


ふつうの白いご飯でスシを作ってもらうことにした。



そして、しばらくたってスシバーへ、



すみません。あそこのお客さんのヘンなオーダーですが…、(;^_^A


と、確認に行くと、



あそこじゃわからんよ。どのテーブルのオーダーもヘンなんだから。

(゙ `-´)/



という答えが返ってきた。





確かにね。






グスタフはニューオリンズから西に100キロのところに上陸して、勢力を弱め北上中だそう。


ニューオリンズでは、一部に浸水などの被害があったらしいが、カトリーナのときのような大きな被害にならなくて、まずは、よかった。


が、ニューオリンズの友人たちの携帯電話は、まだ通じない。みな、どこかに避難しているのだろうが、ニューオリンズの市外局番を持つ携帯電話はやはり、かかりにくい。大規模な停電が続いているせいだろうか。


ローカルな話題が多いこちらのニュース番組を根気よく見ていると、ときおり、ハリケーングスタフのニュースをやっていた。テレビの画面には、ニューオリンズにいたころ、ハリケーンがくる、といったニュースでかならず見かける、おなじみの光景が映し出された。


ハリケーンに備え、窓や玄関に板を打ち付ける人たち



ハリケーンがくるぞ!というのが、確実なものになると、ホームセンターは窓に打ち付ける板を求める人々で大行列となる。みな、避難する前に、家中の窓という窓を板で打ちつけ、最後に玄関を打ちつけ、そして避難するのだ。


小さな商店も、ショッピングモールもしかり。


用意のいいところでは、窓のサイズにあった板をガレージにいつも備えてあって、壁に板を固定するためのネジ穴まであるところもある。



ニューオリンズに住みはじめたときから、今までずっと疑問に思うことが一つある。



どうして、日本の家の雨戸のようなものや、シャッターをつけないのだろう?(・・;)



カテゴリ5の暴風雨には、役にたたないのだろうか。

でも、どれほどの勢力のハリケーンがくるかわからないうちから、毎度、板っきれを壁に打ち付けたりひっぱがしたりするよりは、その方がいいんじゃないか。


と、思うのだが。



話は飛ぶが、以前、ある建築関係の書物の出版に携わったことがある。

私はもともと、建築とかゲージツとか、そういう方面にとんと疎いのだが、仕事となれば、おなじ文章を少なくとも3度は一字一句逃さず詠まねばならない。もともと興味のない分野なので、タイクツ極まりなくて、眠気を催す以外、私にはなんの影響も及ぼさなかったのだが、それでも、一つ記憶に残っていることがある。


ある国の建築家(どこだか忘れた)の、日本の住宅街を視察したときの感想としてあった、


日本の家屋の外壁には、みな雨戸を収納する戸袋があって、目障り。家の外観を損ねている。


というもの。西洋建築には、そんなみっともないものはない、というような内容のものであった。

それを読んだときには、


そういや、そうだ。ヨーロッパのおされなおうちには、そんなものないな。(゚ー゚;


と、一瞬思わされてしまったが、台風の季節になれば、暴風雨にさらされる日本の家。やはり必要なものなんではないの?事情も知らずにエラそうなこと言いなさんな、と、タイクツな仕事の腹いせに、八つ当たりしたりしてみた。



南部様式の邸宅というのも、とても美しいもので、「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラの家みたいのが、そこらじゅうにある。



でもやっぱ、雨戸、必要なんじゃないのか。ふつうの家だけじゃない。ショッピングモールの入り口だって、板に釘、だ。シャッターつけた方がいいんじゃないか?



と、思うのだが、


また次回、ハリケーン襲来、のニュースは、ホームセンターで板きれを買う人の行列の映像と共に、流されるんだろう。