『ウエイトスミス版』月
人は誰しも自分は特別でありたいと願う。
その願いを叶えるため、学芸会ではみんなが主役、運動会ではみんなが金メダルというとんでも事態があったくらい。
主役になりたくても主役向きではないという現実と向き合った時、バイプレーヤーに出口を見つける。
わたしがもっとも輝くのは主役ではなく、誰かをサポートする時。
人の気持ちが分かるのは、それだけ多く傷付いてきたということかもしれない。
なんの障害もなくスター街道まっしぐらに生きてきた人には分からない世界をわたしは知っている。だから、一つのことから多くのことを想像できる。
話しを聞いてくれる人がいる、それだけで人は安心できる。
わたしの大らかさ、親しみやすさは人の心を癒やす。