『ウエイトスミス版』女司祭
考えている間に真実はたくさん見つけた。
でも、わたしが探し求めている答えはまだ見つかっていない、わたしの真理にはたどり着けていないような気がする……。
そうして態度を保留し続けてきたことで、いつしか懐疑主義に陥ってしまっていたのかもしれない。
答えを出そうとすると、わたしの内なる声が「本当に？ それでいいの？」と揺さぶりをかけてくるから、わたしは思わず怯み、今日も先延ばし。
この際、すべてのものを徹底的に疑ってみよう。
信じ切ることにためらいを生じさせるのは、少しの疑念。
どんなに疑ってかかっても疑うことのできないものなら確かなものとして信じられる。それが不動の真理。わたしが迷いなく進める答え。
こうあらねば、との思いも思い切って一度リセットし、あらゆる思考も感覚も疑ってみよう。
