よく、指導法の勉強したいけれど

お金や時間がないからできないと話を聞きます。


お金や時間が余っている人なんて、
なかなかいないです。

私はそれほど困っていない恵まれていた方だと思いますが、でも、いろいろな工夫をしてきました。

書くのも恥ずかしいのですけど、
参考になるかもしれないので、
今でもしている工夫を書いてみましょうか。




ペットボトルを買ったりしないで
お茶を作って持ち歩いています。

家族で外食にはほとんど行きません。
ゆっくりできるから家のほうが良いと
夫が言うからなのですが。

仕事とはいえピアノの練習や音楽鑑賞、原稿書き、ライブ通い、地方出張など楽しいことばかりさせてもらっているので、ご飯ぐらいは作ります。節約にもなりますし。デザートなども簡単なものは作ります。

セミナーなどで出張に行った時には、新幹線の車内でお弁当、ビジネスホテルの朝ごはん、夜コンビニでおつまみを買って、お一人様を満喫。

時々私ひとりでお高いレストランに入ったりもしますが、ひとりだと家族より安いんですよね。息子や夫はフレンチとか別に興味ないから時々娘と行く程度。夫と一緒に出かけたらイタリアンに入ることもありますが、ほぼランチです。

ルンバは、アメリカで息子を出産する前から、ミーレのビルトイン食器洗い機等は、結婚して、娘が生まれる前に自宅を建てたときから使っています。食器は、ほぼ全て食器洗い機対応のもので揃えています。

買い物は、なるべくまとめ買いしたり、通販で買えるものは買ってしまいます。健康のためウォーキングをしているのでそのウォーキングがてら買い物に行くことはあります。



洗濯や掃除や料理、家事をするときは、なるべくイヤホンをして聴きたい音楽をインプットします。譜読みしている曲があれば、それをエンドレスで100回でも200回でも聞きます。itunesの聴き放題で新しいアルバム、知らないアーティストの曲をインプットするのも心がけています。

自分の時給を高める努力をしています。気が進まない仕事はお断りしています。やりたいと思った仕事はとことん時間とエネルギーをかけて、全身全霊で徹底的にやります。

その時できることに集中します。



昼、家にいてピアノが弾けるならば、まずはピアノを練習する。

夜、ピアノは弾けないけど集中できる時間は一番貴重。音楽を聴いたり原稿書いたりする。

家族が家にいたり、細切れで予定をこなしながらの隙間時間は、集中するのが難しいので、メールチェックをしたりSNSを読んで読書をしたり、家事をしたり。

電車に乗って都内に行く時は、全力でアンテナを張り、いろんなことをインプットして帰ります。

メールの返信は、1日中細々とやってはいますが、昼はとにかくピアノの練習を先に考えていますので、少し時間がかかるものなどは夜にまとめたりしています。

いろいろな方に、失礼と思われるのは仕方ないと諦めて、年賀状など形式的儀礼的なやりとりはやめています。

本当は機械はそんなに得意ではないのですが、必要ならチャレンジします。iTunesの聴き放題、Gmail、Messenger、LINEなどのおかげで、得をしている気がします。

こうして何とか少しでも時間とお金を捻出し、行きたいライブに行く、聴きたい音楽を聴く、書きたい原稿書く、弾きたい曲を練習する、それが私の生き甲斐なのです。



そうやって構築した自分の世界をセミナーなどでお話しし表現して喜んでもらえたら、

ピアノの生徒さんやライティングの個人指導で接する先生方に何かを伝えられたら、

またはアーティストとお話をしながら相手の何かを引き出して原稿にできたら、
最高に幸せだなと思っています。

お金と時間がないと、私も若い頃には思ったことがありました。が、その時の私には、溢れんばかりのやる気と、未来がありました。

今の私には、昔に負けない位のやる気はありますが、
歳をとったので、人生の残り時間は若い頃よりは減っています。

今自分が持っている貴重なものって案外気がつかないのです。


20代の駆け出しのライターの頃から、国内外のたくさんのアーティストにインタビューをさせていただき、アーティストの自宅にもたくさん伺わせていただきました。




そしてアーティストの方々の日常の整え方みたいな
様子も間近で見ることができました。
どうしようと迷った時は思い出します。

自宅を丁寧に整えて美しいものに囲まれていること。高価なブランド品はそんなに持っていないけれど、ピアノや自分が食べる物、自分が触れるもの、自分が見るもの聞くものにはお金をかける。

ステージ衣装や楽器には当然、お金かけますけど、それ以外のお洋服や持ち物にはそれほどお金をかけなくて、それよりも静かにご飯を食べて、ゆっくり食事を味わうとか、精神的なゆとり、楽しい時間、新しい経験、そうしたことにお金を使うんだなぁと思ったのが覚えています。

そんな経験を若い頃にさせていただいたことも、
私にとってとても貴重な財産。

目に見えないかもしれない大切なものが
自分を支えてくれている。
アーティストの方々から
そんな感覚をいただいて、自分ができています。






この辺の本も、参考になるかと思いますので、よかったらご覧になってみてください。