夜の音を遮り
部屋は
酒を啜る音と
三妖の声だけ
炎の灯りをぼんやり見つめて
死を招く神の話を
聞いていた
そなたは 生きて死ぬ事はできず
記憶は消えても 輪廻を生きねばならん
輪廻の最後は わからぬ
わしはそなたの死を見た
そして
あのものはそなたの生を見た
われらが手を招く事なく
そなたは 死に産まれた
われらは見届けよう
そなたの最後を
輪廻の最後を
これが最後じゃな
お主が棲む舘は
次はもうなかろう
二人は杯の酒を空にすると
杯のふちを とんとんと二度叩いた
杯に酒は溢れる事なく
更々と砂になり
風に運ばれて消えた
美味しい酒を頂いた
姫よ
また 逢おうぞ
二人の声が重なり
舘から消えた
山の霧は晴れ
紅い花は湖に路をつくり
何もなかったように
時は流れている
霧が晴れ
月が闇夜が明るく照らす
約束事も交わさず
生と死の神は 魂の吐息を咲かせて
魂の吐息を刈り取りにゆく
ぼんやりと部屋を照らす炎が
天を目指すように揺れることなく
真っ直ぐに燃えている
盃を空にしても
盃からは酒が溢れてくる
一時生き死にから離れ
己の役割の荷をおろし
ただ静かに時を眺める
のう 鬼姫よ
喘ぎ苦しみ人は命を産み落とす
そして赤子は 苦しみ産まれ出たら泣いて世を渡る
そして 人は生きねばならん
苦しく辛く悲しくとも生ききらねばならん
戦で命を落とす間際まで人は生ききらねばならん
鬼姫が関わる人間は
強い命を持って死を迎える
不思議な鬼よ
月が闇夜が明るく照らす
約束事も交わさず
生と死の神は 魂の吐息を咲かせて
魂の吐息を刈り取りにゆく
ぼんやりと部屋を照らす炎が
天を目指すように揺れることなく
真っ直ぐに燃えている
盃を空にしても
盃からは酒が溢れてくる
一時生き死にから離れ
己の役割の荷をおろし
ただ静かに時を眺める
のう 鬼姫よ
喘ぎ苦しみ人は命を産み落とす
そして赤子は 苦しみ産まれ出たら泣いて世を渡る
そして 人は生きねばならん
苦しく辛く悲しくとも生ききらねばならん
戦で命を落とす間際まで人は生ききらねばならん
鬼姫が関わる人間は
強い命を持って死を迎える
不思議な鬼よ
雨が降る
闇夜で眠る人ね夢の断片が
舘に流れ込む
二人で買い物をしたり
笑っている
女は嬉しそうに
闇夜で眠る人ね夢の断片が
舘に流れ込む
二人で買い物をしたり
笑っている
女は嬉しそうに