大谷翔平選手の愛読書ご存知ですか?

 
「野球の神様」ベイブルース以来、大リーグでは104年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」の偉業を成し遂げた大谷翔平選手の活躍すごいですよね。
 
大谷翔平選手だけではなく、
ロックフェラー3世、東郷平八郎、原敬、松下幸之助、宇野千代、双葉山、稲盛和夫、広岡達朗…
そうそうたる方々に影響を与えた偉大な日本の思想家ご存知でしょうか?
 
中村天風先生です。
大谷翔平選手は中村天風先生の「運命を拓く」という本が愛読書だそうです。
 
いつもお元気で熱血な松岡修造さんも ほぼすべての天風先生の著書を読み、講演テープも聞いて、メンタルを整えられたとのこと。
 
私が天風先生と出会ったのは今から35年前。
恩師から勧められて「成功の実現」という本を読みました。それから様々な本を読みましたが、いいですよ!
この中村天風先生の本は私もお勧めします。
 
 
 
今日は、天風先生の教えをお弟子さんの宇野千代さんが、天風先生の語り口調をそのままに伝えられた感じのこの本
 
 
から、中村天風先生と、世界的に有名な哲学者イマヌエル・カントを救った医師の言葉をご紹介します。
 
 

    カントを病から救い、世界的な哲学者にした医師の言葉

 
カントは生まれつき
くるっと背中に団子みたいなこぶがあって、
脈が百二、三十打ってぜいぜい喘息でもって今にも死にそうな子どもで、
毎日苦しい苦しいとのたうちまわってたそうです。
 
 

ある時、巡回で来られた町の医者に、父親が、どうせ駄目だろうけれどと思うけれど、せめてこの苦しさだけでも軽くしてやりたいと、連れて行った。
その時、医者が言った言葉が、カントを世界的な偉い人にしてしまったそうです。

 以下は天風先生が読んだ、カントの自叙伝に書いてあったことです。

お医者さまのお言葉は以下の通りでした。

「気の毒だな、あなたは。しかし、気の毒だな、と言うのは、体を見ただけのことだよ。よく考えてごらん。体はなるほど気の毒だが、苦しかろう、辛かろう、それは医者が見てもわかる。

けれども、あなたは、心はどうでもないだろう。心までも、見苦しくて、息がドキドキしているなら、これは別だけれど、あなたの心は、どうもないだろう。

そうして、どうだ、苦しい、辛いと言っていたところで、この苦しい、辛いが治るものじゃないだろう。ここであなたが、苦しい、辛いと言えば、おっかさんだって、おとっつあんだって、やはり苦しい、辛いわね。言ったって言わなくたって、何にもならない。ましてや、言えば言うほど、よけい苦しくなるだろ、みんながね。

言ったって何にもならない、かえって迷惑するのはわかっていることだろ。

同じ、苦しい、辛いと言うその口で、心の丈夫なことの喜びと感謝を言えばいいだろう。
体はとにかく、丈夫な心のおかげで、お前は死なずに生きているじゃないか。死なずに生きているのは、丈夫な心のおかげなんだから、それを喜びと感謝にかえていったらどうだね。

出来るだろう。そうしてごらん。そうすれば、急に死んじまうようなことはない。
そして、また、苦しい、辛いもだいぶ軽くなるよ。
私の言ったことはわかったろ。そうしてごらん。一日でも、二日でもな。わからなければ、お前の不幸だ。それだけが、お前を診察した、私のお前に与える診断の言葉だ。わかったかい。薬はいりません。」

カントは、医者に言われた言葉を考えた。
じっと考えているうちに、
「そうだ、あの医者は
心は患っていない、それを喜びと感謝に振り替えろ』と言ったけれども、
俺は今まで、喜んだこともなければ、感謝したことも一ぺんもない。
ただ、朝起きると、夢の中でも苦しかった、
辛かった、そればかりがおれの口癖だった。冗談にも、嬉しいとか、有難いとか言ったことはない。それを言えと言うんだから、言ってみよう。言ったって損はないから言ってみよう。」

 親爺が「もう、寝ろ、寝ろ、」と言うと、
「心の丈夫なことは、有難うございます。」
「何をくだらないことを言っているんだ。」
「いえ、今お医者さんに言われたことを、ここで一生懸命、おさらいをしているんです。」
「くだらないことを言わないで、早く寝ろ。」
「くだらなくないよ、お父っつあん。さっき連れて帰ってもらってから今まで、一ぺんも、痛いも苦しいも言わないだろ。」
「ふん、言わないな。痛くないから、言わないんだと思った。」
「ただ、医者の顔見ただけで、痛いのが治ると思うかい。
痛い、苦しいと考えても治らないことを考えるのはやめるんだ。とにかく、止めるだけ止めてみろ。そして有難うござんす、嬉しゅうござんすと一生懸命
言うんだよ』と、そう言うから、嬉しい気持ちになるかならないか、わからないよ。
でも、そう言っている間、痛い、辛いと言わないだけでも、おっかさん、おとっつあんたちは、心配しないだろ。」
「ああ、心配しないよ」 

「しなければ、それでいいんだよ」

寝て起きて、また明日、医者に言われたことを考えるだけで、喜びと感謝の毎日。
そのうち、三日ばかり経つうちに、カントの頭の中にこういうことがひらめきました。
 「人間と言うものは、こういう気持ちでいるだけで、今までとはいくらか違ってきた。
苦しい、辛いと言わない。こういう気持ちでいると、当分死なないだろう。

死なないけれども、炉端で、ただそれだけを考えているのでは、死んだのと同じだ。どうせ三年でも五年でも、死なずに生きているとしたら、心はなんともないんだから、まず、心と体と、どっちが本当の俺なのか、これを一つ、考えてみよう。

そこから、思索を深めていった結果
あの世界的な大哲学者カントが生まれたのでした。

そして、カントは、近代哲学の祖と呼ばれるくらい偉大な業績を残し、79才で亡くなったときは、 本人は簡素な葬儀を望んだにもかかわらず、葬儀は二週間以上にわたって続き、多くの参列者が死を悼んだとのことです。

 

 

そんなことを聞いても 
私たち凡人は、痛いときは痛い
苦しいときは苦しい
辛いときは辛いと思うし、そう言ってしまいます。

もちろん、私もそうでした。

あの天風先生でさえ、このような境地に至るまでは何年もかかっておられます。

 

  後に中村天風先生を救ったカントの話

中村天風先生は、当時は、死に至る病、難病と思われていた奔馬性(結核の症例の中で、急速に症状が進む)肺結核を発病、病気を治すために日本だけではなく世界の名医、思想家、研究家まで訪ね歩きましたが、悪くなる一方でした。

ところが、この話が書かれたカントの伝記を読んだことを、インドの山奥で世界的なヨーガの聖人カリアッパ師のもとで修行したときに思い出し、悟りを得たということです。

 

  天風先生曰く、その悟りを得たあとは、

まったく、薄紙ではなく厚紙を剥がすように、毎日毎日、来る日来る日、嬉しくて愉しくてなんとも形容できない。ただ、ありがたい嬉しいと思うことに努めただけで、1週間経ち、2週間経ち、ひと月経ち2月経つに従って、どんどん気持ちの中が洗い清められるようになった。同時に肉体がどんどん治ってきた

のだとか。
 
 
この悟りの後は、胸に穴が2つあるにもかかわらず、92歳の亡くなる直前までお元気に講演活動をされ、政財界の有力者を始めとする、たくさんの方々に、健康に幸せに生きる道を説かれました。
 
 
今病に苦しんでおられる方、逆境で辛い思いをされている方に天風先生のこの言葉をお届けしますね。
 
 
天風先生も、松下幸之助もカントもそうですが
病気があったからこそ、逆境があったからこそ
それらをひっくり返して、他の人にはできない偉大なことを成し遂げられたのだと思います。
 
 
 
 

  今苦しい方辛い方痛い方へ

 
愛と感謝の気持ちを持てば、オキシトシンの働きで痛みの暴走をコントロールする機能が働くとききました。
 
また、不安や恐怖、怒りなどのストレスが緩和されると、脳の辺縁内分泌系に働きかけ、コルチゾールのレベルが下がり、炎症や慢性痛症候を和らげることも、スタンフォード大学や、ハーバード大学の研究で明らかになっています。
 
意識や、脳の働かせ方で、辛い症状も楽になる
実際に認知行動療法で、辛い痛みを治療している実例もあります。
 
 
苦しい、辛い、治らない…。
生きていても仕方がない…など
そのような自分を苦しめる考え方を変えて、
自分を苦しめる行動をやめれば、
人は元気になっていく力を発揮することができるのです。
 
あなたやあなたの周りの人を幸せにする考え方や言動を採用していただきますように。
 
どうか、カントや天風先生のように
災い転じて福になりますように…💕
 
そして大谷選手のように あなたの力(治癒力など、様々な力)を発揮できるようになられますように…
 
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 心療内科に通ってる方のみならず、

すべての方のために…。

 

重症筋無力症と言う難病闘病体験を経て、

たくさんの本や人から教えていただいた

「誰でもどこでもいつでも

お金をかけずにできるヘルスケア」

〜こころのチカラを活用し、

元気に幸せに生きるヒントをお伝えしたい。

 

日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー

南野原つつじがお届けしました😊(自己紹介

 

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お忙しい中、最後まで読んでいただきありがとうございました😊

 

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この記事は2019年6月の記事を読みやすく編集したものです。