昨日のブログでご紹介した
偉いお医者さまが書かれた本に 
たくさんの具体例が載っていました。

許せない人や許せないことに苦しめられ、病気になったけど、それらを「ま、いっか」と思えるようになり病状が改善した人の話。

たとえば、

宗教に入信し、集まりに出かけていく妻が許せず、糖尿病、狭心症の持病の上に頭痛、腹痛、吐き気、胸の痛みなどの症状が現れたけど、自分の「宗教なんてまやかしだ」と言う訴えを黒丸医師に聴いてもらいつつ、「宗教も趣味の1つでストレス発散のもとになる」と諭され、「ま、いいか」と思い、症状がなくなった人。


バスガイドのミスでさんざん歩かされたことが許せず、また、そのことを誰に話しても共感してもらえなかったことから、めまいふらつき感が出たけれど、黒丸医師によくよく話を聴いて共感してもらったことにより、わだかまりがなくなり心がすっかり晴れて症状が良くなった人。


夫が職場の同僚の女性からネクタイをもらったことが許せなくて、食欲不振、落ち込み、ヒステリー、頭痛体のだるさで起き上がれない、自殺ほのめかしなどの症状が現れたけど、自分の気持ちをしっかり聴いてもらい
「『プレゼントくらいで許せないなんて…』と思ったりして自分を責めなくても良い」
「あなたは小さい頃にお父さんが浮気したのを経験してとても心が傷ついた体験があるから気になるのは当たり前、だから今は許そうなんて思わないほうがいい」と、自分の気持ちを肯定してもらい、今の自分で「まぁいいか」と思えるようになり、今は精神安定剤も全く必要がなくなった人。

など、他にもたくさんの例が書いてありました。


こんな自分が、ゆるせない、
あんな〜〜が、ゆるせない、

そういう思いは、時として自分を傷つけ
それが体に現れ、
いろいろな病気のもとに なったりもします。

うつ、過食症、パニック障害、自律神経失調症、や、がん、アトピー、アレルギー、膠原病、SLE、リウマチ、潰瘍性大腸炎、重症筋無力症などの自己免疫性疾患もストレスにより悪化する病気などと言われています。

許せない思いを手放して
楽しく元気に生きたいですよね。


どうすれば、「まぁいっか」と、受け入れたり許せたりできるようになるのでしょうか。


私、この前、たまたま回ってきたSNSで見て、
初めて知ったんですけど、

聴す     と書いて

ゆるす  と読むんだそうです。


上の例でも、
先生が患者のところまで降りて行って患者の気持ちに寄り添って、親身に患者の言うことを
「あ〜〜、わかる、わかる」と、聴いてあげて、
患者の気持ちを汲んで、はじめて 患者が
「今の自分でいいんだ、まぁいっか」と、
自分や自分の目の前の状況を許し受け入れられるようになりました。



聴く   ということは
やはりものすごいことですよね。



今〜〜したいのに、
〜〜できない自分
許せない自分  を抱えて苦しんでおられる方。

あなたの心の声を
聴いてもらえる人に
出会えると、それだけですごく楽になって救われるかもしれませんね。

周りにそんな人がいない時は、
自ら聴いてあげてください。

自分の本当の気持ちにふたをせずに、どこまでも
優しくじっくり丁寧に聴いてあげて下さい

何をどんなふうに聴いたら良いか分からない時は
例えば前に書いたブログの中で、ご紹介した、
「あたらしい私のはじめかた」という本もオススメです。
これは、いろいろな質問が載っていて、その質問の答えが書き込めるようになっています。
そして書き込んだ後それでいいんだって思えるようなメッセージがたくさん書かれています。

たくさんの質問が載っていて
あなたのことを、じっくりと聴いてくれる本になっています。



そして
ゆるせない人が目の前にいるなら
もし、聴けるような状況でしたら
どうか、その人の気持ちや立場も
できるだけ、批判せずに、
とことん聴いてみてください。


私が尊敬している心理療法家の先生
川畑のぶこさんのメルマガに

「怒りや不安の解毒剤は理解です」

とありました。


「不幸を幸福に180度 変える」心理学の授業を受けてきたよというブログの中でもお話ししましたが、

同じ円柱でも、
上から見た人は円だし
横から見た人は長方形が、
その人の真実になります。

自分が円だと思っていて
長方形だと言う人の言い分を間違いだ
と断定していたけど
見る角度を変えたら
それが理解できて
怒りや不安がなくなり、
元気で幸せになれることもあるかもしれません。





相手が思っている事実に、想いを馳せ、

聴く

ことにより、

人は、ゆるせないという思いから救われる

のかもしれませんね。


今辛い方もどうか災い転じて福になりますように…💕