【今回見た映画】
私はあなたのニグロではない(2016米・仏他)
ゲットスマート(2008米)
ネゴシエーター(1997米)
デルタフォース2(1990米)
若い東京の屋根の下(1963日)
青年の樹(1960日)
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023米)
名犬ウォン・トン・トン(1976米)
ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2015米・英)
9デイズ(ナインデイズ) (2002米)
私はあなたのニグロではない ★★★☆☆
2016米・仏・ベルギー・スイス合作。93分。ラウル・ペック監督。サミュエル・L・ジャクソン:ナレーション。ジェイムズ・ボールドウィン脚本・出演。マーティン・ルーサー・キング。マルコム・X。メドガー・エバース。
ドキュメンタリー。
アメリカ黒人文学を代表する作家にして、60年代公民権運動にも深く関わったジェームズ・ボールドウィンの脚本を通して、人種差別の歴史と彼の考察が描かれる。
ナレーションはサミュエル・L・ジャクソン。
心の中の差別感情を失くすことは難しい。完全には、恐らく永遠に無理だろう。
しかし、社会的な差別は失くさなければいけない。
そんなことを思った。
印象に残ったところ。
“私はニガーではないのだから人間である!しかし、あなたが私をニガーだと思うなら、それはあなたが黒人を必要としていることを意味する”
“あなた方白人がニガーを発明した”
また、ロバート・ケネディ元司法長官の“近い将来に黒人の大統領が生まれる可能性もある”という発言に対する言葉は強烈だ。
“白人の耳には黒人解放宣言に聞こえたはず。ハーレムの人々には大違いです。(中略)彼の発言は嘲笑されました。(中略)“従順にしていれば大統領にしてやる”と”
“アメリカの黒人の物語は”
“アメリカの物語だ”
“美しい物語ではない”
ゲットスマート ★★★★☆
2008米。111分。ピーター・シーガル監督。スティーヴ・カレル。アン・ハサウェイ。ドウェイン・ジョンソン。アラン・アーキン。
マックスウェル・スマートは極秘諜報機関「コントロール」の敏腕分析官。
しかし、国際犯罪組織「カオス」の襲撃によってエージェント全員の個人情報が漏れ、各地でエージェントが殺される。
そこで、スマートがエージェント86として起用され、整形手術を受けたばかりでカオスに顔が知られていないエージェント99とコンビを組み、「カオス」を追ってロシアへ向かう。
コメディ。
1965~70年にかけてアメリカで放送され、人気を博したTVドラマ「それ行けスマート」のリメイク。
特に期待していなかったが、これは面白かった。
手慣れた感じで、最初から最後まで楽しかった。
テレビシリーズのノウハウがあるんだろうか。
スティーヴ・カレルって初めて見たと思うけど、良い役者。笑わせてもらった。
(途中までライアン・ゴズリングかと思っていた。そこまで似てないのに。笑)
アン・ハサウェイも魅力的。
続編も見ようと思ったら、なかった。
絶対あると思ったのに。
そこまでヒットしなかったのか、他に何かあったのか。
ネゴシエーター ★★★☆☆
1997米。117分。トーマス・カーター監督。エディ・マーフィ主演・製作総指揮(共同)。マイケル・ラパポート。マイケル・ウィンコット。カルメン・イジョゴ。
ネゴシエーターとして数々の事件を解決に導いてきたサンフランシスコ市警のスコット刑事は新人ケヴィンの教育係に任命される。
当初はこの命令を不服に思うスコットだったが、徐々にケヴィンと協力関係を築き、二人で凶悪犯のコーダを追い詰めて行く。
有名タイトルながら、見たことがなかった。
出だしは面白くて期待したんだけど、尻すぼみな印象。
ネゴシエーターというよりも割りと普通の刑事物だった。
エディ・マーフィは良かったけど既視感があって、飽きられたのもしょうがないのかな、と思った。
デルタフォース2 ★★★☆☆
1990米。111分。アーロン・ノリス監督。チャック・ノリス。ビリー・ドラゴ。ジョン・P・ライアン。マーク・マーゴリス。
デルタ・フォースによって拘束された南米サン・カルロスの麻薬王ラモン・コタは裁判で無罪となり釈放される。
ラモンは報復に出て、ボビー・チャベス少佐が殺害される。
アメリカ大統領は捕まっている捜査官たちの救出をデルタ・フォースに命令する。
前作に続いてデルタ・フォースは男臭くて格好良く、ストーリーは単純明快でスッキリ。
午後ローにふさわしいB級映画という感じがする。
気軽に楽しめるエンタメ映画。
ほめている…ことにはならないか。
若い東京の屋根の下 ★★★☆☆
1963日。90分。斎藤武市監督。源氏鶏太原作。吉永小百合。浜田光夫。山岡久乃。初井言栄。
19歳の蕗子は両親と弟の4人で暮らしている。
ある日、既に家を出ている2番目の兄・次郎から後輩の大学生を家に下宿させて欲しいと頼まれる。
その大学生・三上良平は蕗子と路上で衝突して口論となった相手だった。
蕗子は良平とぶつかりながら、次第に惹かれていく。
「いつでも夢を」に続く、橋幸夫と吉永小百合のデュエット曲。
ヒットを受けて、同名の映画が製作された。歌謡映画ながら珍しく原作がある。
橋幸夫はスケジュールが合わず、出演していない。
(wikiより)
青春映画。
吉永小百合がきれい。
ただ、何本も見ていると本当に似た作品が多いと感じる。
たまに見る分には良いんだけど。
青年の樹 ★★★☆☆
1960日。88分。舛田利雄監督。石原慎太郎原作。石原裕次郎。北原三枝。芦川いづみ。中原早苗。大坂志郎。笹森礼子。
表向きは港湾作業、裏ではヤクザ稼業を営む和久組の後とり、和久武馬は家を出て1人になろうと東京学院大学に入学し、同じ学部で親しくなった赤坂の料亭の娘・山形明子の紹介で踊りの師匠紫雨の許へ下宿する。
明子の母・えい子は議員の桜井との関係を苦にして自殺する。
彼女は武馬の父・達之助のかつての恋人だった。
達之助は和久組と対立する川名組によって殺されてしまう。
武馬は和久組を再建して新しいヤクザの世界を作ることを決意する。
青春映画。
その割にはストーリーが物騒だけど。
青春ヤクザ映画という感じか。
昔の映画って今では取り上げないような題材が普通に出てきたりする。
和久組についても、劇中で武馬はヤクザで港湾作業をしていると堂々と話している。
時代が違うってことなんだろうけど、長年の間に色んなことが変わってきたんだと思う。
石原裕次郎が魅力的。この人はやっぱり別格だと思う。
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ★★★☆☆
2023米。154分。ジェームズ・マンゴールド監督・脚本(共同)。ジョージ・ルーカス原作(共同)。スティーヴン・スピルバーグ製作(共同)。ハリソン・フォード。フィービー・ウォーラー=ブリッジ。アントニオ・バンデラス。ジョン・リス=デイヴィス。シャウネット・レネー・ウィルソン。トーマス・クレッチマン。トビー・ジョーンズ。ボイド・ホルブルック。オリヴィエ・リヒタース。イーサン・イシドール。マッツ・ミケルセン。
考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズは、若き日にその片割れを発見した伝説の秘宝「運命のダイヤル」の調査を、かつて一緒に調査した友人の考古学者バジルの娘・ヘレナから依頼される。
同じ頃、インディの宿敵で元ナチスの科学者であるフォラーもダイヤルを取り戻すべく、ナチスの残党と共に動き出していた。
ハリソン・フォード最後のインディ・ジョーンズ。
154分は最近の映画では随分長い。正に、大ヒットを約束された超大作。
ハリソン・フォードはさすがに歳を取ったけど、存在感は抜群。また、周りの豪華な出演者がカバーしてる。
映像もアクションも良かった。
進化する一方で、雰囲気はちゃんとインディ・ジョーンズだった。懐かしい感じもした。
名犬ウォン・トン・トン ★★★☆☆
1976米。92分。マイケル・ウィナー監督。ブルース・ダーン。マデリーン・カーン。アート・カーニー。
1924年。無声映画の時代。映画スターを夢見るエスティは、オーディションに向かう途中でシェパードのノラ犬と出会う。
ノラ犬が偽監督からエスティを助けたところを見て、撮影所の社長は映画に出そうと思い付く。
犬はウォン・トン・トンと名付けられ、スターダムにのしあがる。
コメディ。
ノリが昔のカトゥーンアニメみたい。
ウォン・トン・トンが可愛らしい。
ウォン・トン・トンがサーカスを追い出され、逆境の中エスティを探すところは迫真の演技(たぶん)なんだけど、結構しょうもなくて(失礼!)ウォン・トン・トンの可愛らしさに目が行ってしまう。
ラストで、再びウォン・トン・トンを取り上げようとする記者たちにエスティが「この子はウォン・トン・トンではありません、普通の犬です」って守るところは良かった。
昔の、ハリウッド黎明期の雰囲気も伝わってくる。今と比べたら、まだ小さいビジネスだったんだと思う。
ふたりの女王 メアリーとエリザベス ★★★☆☆
2015米・英。124分。ジョージー・ルーク監督。
シアーシャ・ローナン。マーゴット・ロビー。ジャック・ロウデン。ジョー・アルウィン。
フランス王・フランソワ2世の崩御により18歳で未亡人となったメアリーは、故郷のスコットランドに帰国して再び王位に就く。
しかし、当時のスコットランドではプロテスタント教徒の勢力が増しており、カトリックで女性の君主を快く思っていなかった。
また、メアリーはイングランドの王位継承権を主張し、独身で後継者のいないエリザベス女王と対立する。
やがて、メアリーはエリザベス女王の元幽閉され、暗殺計画が明るみに出たことで処刑される。
メアリーとエリザベスの対立であると同時に、男社会で生き抜く2人の姿を描いている。
話は分かりやすく整理されていて、且つ見応えがあった。
新しい映画だけあって演出も良く、臨場感があった。
(10年前の映画を新しいとは言えないかもしれないけど、それこそ1930年とか50年などの昔の映画も見ているので、個人の感覚としては2000年代の映画は新しいと感じている。CGが当たり前になって、映像がぐんと良くなった。)
政争に破れたメアリーは結局、処刑される。中世の処置は厳しい。
話は変わるけど、ヨーロッパが舞台の映画って寒そう。これは毎回思う。
9デイズ(ナインデイズ) ★★★☆☆
2002米。117分。ジョエル・シュマッカー監督。アンソニー・ホプキンス。クリス・ロック。ピーター・ストーメア。ガブリエル・マクト。ケリー・ワシントン。
チェコ共和国の首都プラハで囮捜査中のCIAエージェント・ケヴィン・ポープが殺されてしまう。
彼なしでは、ポータブル核爆弾の密売捜査が振り出しに戻ってしまう。
CIAは生き別れとなっていたケヴィンの弟・ジェイクを見つけ出し、ケヴィンの相棒でベテランエージェントのゲイロードと組ませるのだが…。
期待以上だった。
話はシンプルで分かりやすく、テンポがいいので引き込まれる。
クリス・ロックが魅力的。アンソニー・ホプキンスもいい味を出していた。
アクションのカメラワークを見て、2000年代の映像ってやっぱりすごいと思った。
ちなみに、ネットの記事や書き込みを読んでると、こういう感想を書いてる人ってあまりいないようなんだけど、みんなすごいと思わないんだろうか。私はいつも感心してしまうんだけど。笑