【今回見た映画】
あ・うん(1989日)
クライム101(2026英・米)
イルカはフラダンスを踊るらしい(2023日)
キリエのうた(2023日)
こんにちわ、20才(1964日)
小説吉田学校(1983日)
ガキ帝国(1981日)
刑事エデン/追跡者(1992米)
真白き富士の嶺(1963日)
ドライブ・イン・マンハッタン(2023米)
あ・うん ★★★★☆
1989日。114分。降旗康男監督。向田邦子原作。高倉健。富司純子。板東英二。富田靖子。大滝秀治。三木のり平。宮本信子。
昭和初期の東京・山の手。
実業家の門倉とサラリーマンの水田は性格も境遇も対照的ながら友情で結ばれた“戦友”。
しかし、門倉は水田の妻たみのことを密かに思い続けていた。
途中ちょっとダレるけど、いい映画だった。
人を選ぶかもしれない。
でも、見る度に新しい発見がありそう。
富司純子(旧芸名・藤純子)は17年振りの映画復帰。大きな話題になったそうだ。
高倉健、板東英二とこの人の主要人物3人はとても良かった。
クライム101 ★★★☆☆
2026英・米。140分。バート・レイトン監督・脚本。クリス・ヘムズワース主演・製作(共同)。マーク・ラファロ。バリー・コーガン。モニカ・バルバロ。ハル・ベリー。
宝石強盗のマイク・デーヴィスは独自のルールを持ち、犯行は必ずアメリカ西海岸を走るハイウェイ101号線で行う。
4年間、完璧な犯行を繰り返して目標金額が見えてきたマイクだったが、次の計画で綻びが見え始める。
話は面白かったけど、地味で淡々としていた。
もう少し引きつけるものがあれば。
イルカはフラダンスを踊るらしい ★★★☆☆
2023日。63分。森田亜紀監督。片田陽依。三原羽衣。酒井唯菜。夏川さつき。福井裕子。
高校生の井川サトは、認知症の祖母・シズの介護をヘルパーの清美と交代でしている。
キリエのうた ★★★☆☆
2023日。178分。岩井俊二監督・原作・脚本。アイナ・ジ・エンド。松村北斗。黒木華。広瀬すず。村上虹郎。粗品。ロバート・キャンベル。大塚愛。鈴木慶一。江口洋介。吉瀬美智子。樋口真嗣。奥菜恵。浅田美代子。石井竜也。松本まりか。北村有起哉。
歌うことでしか声を出せない路上ミュージシャンのキリエ。
マネジャーとなったイッコ、行方不明の婚約者を探し続ける夏彦、小学校の教師・フミなど様々な人との出会いと別れ。
雰囲気のある映画だった。
歌のシーンがミュージックビデオみたい。ただ、さすがにもう少し少なくてもいいと思うけど。水増し感がして、長い。
主役の子がすごい名前だと思った。この映画で初めて見た。BiSHというグループは知らなかった。
こんにちわ、20才 ★★★☆☆
1964日。87分。森永健次郎監督。石坂洋次郎原作。吉永小百合。轟夕起子。田代みどり。高橋英樹。笠森礼子。
石坂美保子は夫に先立たれた後、下宿屋を営んで5人の娘たちを育ててきた。
上の3人は下宿した学生に嫁ぎ、今ではカナ子とタマ子が一緒に暮らしている。
ある時、医学部に通う川崎が下宿してきた。
昔の青春映画。
なかなか恋愛が進まないもどかしさ、若い俳優の瑞々しい魅力。
少しだけ、性を匂わせるところ。
そういった点は今も同じだと思う。
映画館や、街の風景が懐かしい。
私が小さい頃はまだこんな雰囲気が少し残っていた。
小説吉田学校 ★★★★☆
1983日。132分。森繁久彌。芦田伸介。リック・ジェイソン。夏目雅子。池部良。若山富三郎。
占領下の日本を舞台に、吉田茂や“保守本流”の政治家の立場から政界の権力闘争を描く。
前半はモノクロ、日本が独立した後半はカラーになっている。
日本の近現代史を政治の世界から割りとコンパクトに描いている。
見応えのある映画だった。
アクションも美女も出てこないけど、テンポが良くて最後まで退屈しない。
やたらとタバコを吸うのが昭和らしい。
出演者は豪華。
森繁久彌、若山富三郎はその中でも重みがあって良かった。
「バカヤロー」と言う有名なシーンは、学校でも習った。懐かしい。
ガキ帝国 ★★★☆☆
1981日。115分。井筒和幸監督・原案。島田紳助。松本竜介。趙方豪。升毅。北野誠。大杉漣。夢路いとし。上岡龍太郎。木下ほうか。徳井優。
昭和42年。大阪万博を3年後に控えた大阪。
少年院から帰ってきた不良少年のリュウとそこで知り合った高がシャバに出てきた。
大阪の不良グループはキタの北神同盟、ミナミのホープ会に分かれていた。
高は北神同盟に入って瞬く間に出世してホープ会を倒してしまう。
リュウ達はミナミを守るためにピース会を結成する。
井筒和幸監督の出世作(wikiより)。
確かに、これまでに見た2本の作品(「岸和田少年愚連隊」「パッチギ!」)を彷彿とさせる内容だった。
島田紳助をはじめ、みんな若い。上岡龍太郎は最初誰だか分からなかった。
紳助は今見ても魅力的。たくさん笑わせてもらった。もう帰ってこないんだろうな。
高(通称“明日のジョー”)役の升毅は脇役でよく見かける。
最近で印象深いのはテレビドラマ「イチケイのカラス」。
こんなに若い頃は初めて見た。
最近も渋くて好きだけど、やっぱりイケメンは若い頃からイケメンだったんだと思った。当然と言えば当然だけど。笑
刑事エデン/追跡者 ★★★☆☆
1992米。110分。シドニー・ルメット監督。メラニー・グリフィス。ジョン・パンコウ。ミア・サラ。
ニューヨーク市警の女性刑事エミリー・エデンは、行方不明になったダイヤ研磨職人の青年・ヤコブを追って、彼の属するユダヤ教・ハシド派のコミュニティへ潜入する。
厳しい戒律と伝統に戸惑うエミリーだったが、指導者の息子・アリエルに助けられ、事件の真相に近づいていく。
「刑事ジョン・ブック 目撃者(1985米。ピーター・ウィアー監督。ハリソン・フォード)」を連想した。
wikiにも“『刑事ジョン・ブック 目撃者』の女性版的な作品”と書いてあった。
確かに、誰が見ても思うレベル。
邦題も寄せている。「刑事ジョン・ブック 目撃者」は良い映画で、世間の評価もかなり良かった。寄せるのは分からなくはない。
本作は、主演のメラニー・グリフィスが第13回ゴールデンラズベリー賞の最低主演女優賞を受賞している。
実際に見て、映画自体は悪くなかった。少なくとも、ラジー賞を取るほどではない。
むしろ良作と言っていい出来だと思う。
ただ、それはオリジナルだったらの話。
やっぱり、「刑事ジョン・ブック」に似すぎていると思う。
評判が悪いのはたぶん間違いなくそのせい。かなりマイナスになってる。
偶然でこんなに似ないだろうから確信犯だと思うけど、それならもう少しうまくやればいいのに。
真白き富士の嶺 ★★★☆☆
1963日。91分。森永健次郎監督。太宰治原作「葉桜と魔笛」。宮口精二。芦川いづみ。吉永小百合。浜田光夫。
白黒。
白血病の少女・磯村梓は退院して逗子で療養することに。
ある時、梓の姉・梢は本に挟まれた梓への手紙を見つける。
梢は、梓のために恋人と協力して差出人の男性を探し出そうとする。
原作は未読。
太宰の原作なんて「人間失格」くらいしか知らない。珍しい気がする。
吉永小百合が演じる病気の主人公がきれいだった。
白黒の映像も味があって良かった。
ただ、申し訳ないけどとても大根だと思った。主役はどうしてもそう見えがちな気がする。
ドライブ・イン・マンハッタン ★★★☆☆
2023米。100分。クリスティ・ホール監督。ダコタ・ジョンソン。ショーン・ペン。
深夜のニューヨーク。
ベテラン運転手のタクシーにジョン・F・ケネディ空港から1人の女性客が乗り込む。
ベテラン運転手は、他愛ない会話をする内に恋人が既婚者であることを見抜いてしまう。
もう2度と会うことのない関係だからこそ、お互いに本音がこぼれ、女性客は次第に自分の秘密を打ち明け始める。
タクシーの中で延々と会話している映画。とても地味。
二度と会わない相手だと言えてしまうことって、あるのかもしれない。
相手にもよる。この運転手は、良い人とは言えないけど女性客の話を理解してくれそうだった。
また、100分も他にすることがないのも大きいかも。
100分というのは、映画の時間がずっと2人の会話シーンだから。
普通の客ならスマホを見たり寝てたりするかもしれないけど、この女性客は不倫相手とのSNSが気になるので見たくない感じだった。それでも時々見てたけど。
原題は「daddio」。検索したら、
“主に1950年代の米国で使われた口語で、「おまえ」「あんた」「おやじ」「おじさん」といった、年上の男性に対する親しみや距離感が混ざった呼びかけ”
タクシー運転手を指していると思うけど、邦題を「おやじ」にするわけにもいかなかったんだろうな。
邦題は、内容とかけ離れてはいないけど、ピタリと合ってるとも言えない。
それは原題にも言えるかもしれない。
他に何か思い付けばいいけど、難しいな。笑