【今回見た映画】
ロッキー・ホラー・ショー(1975英・米)
そばかす(2022日)
ジュディ 虹の彼方に(2019英・米)夜明けのすべて(2024日)
愛と哀しみの旅路(1990米)
プレジデント(2021デンマーク他)
マスク(1985米)
ナイトフラワー(2025日)
カラオケ行こ!(2024日)
リオの男(1964仏・伊)
ロッキー・ホラー・ショー ★★★☆☆
1975英・米。99分。ジム・シャーマン監督・脚本(共同)。ティム・カリー。スーザン・サランドン。バリー・ボストウィック。リチャード・オブライエン(脚本(共同)も)。
ブラッドとジャネットは恩師に結婚の報告に行く途中、雷雨に見舞われ車がパンクしてしまう。
近くの古城に電話を借りに行くと、中では奇妙な男女がパーティーをしていた。
以下はwikiより。
当初は全く話題にならなかったが深夜映画としてロングランヒット。
特に、観客自ら映画の展開に合わせて登場人物かのように踊ったり小道具を用いたりして盛り上がるという参加型上映(Audience Participation)の奔りとされる。
カルト映画の代表作のひとつ。
カトゥーン+ホラー+ミュージカルといった趣。
最初はよく分からなかったが、20分くらいで楽しくなってくる。
しかし、大したストーリーがあるわけでもなく、1時間くらいで飽きてくる。
99分と短めなのも分かる。
これが「参加型」というところが、アメリカ的だと思った。
ポップコーンを片手に騒いでいそうだ。
英米合作だそうだけど、イギリスではどうだったんだろう。
そばかす ★★★☆☆
2022日。104分。玉田真也監督。三浦透子。前田敦子。伊藤万理華。北村匠海(友情出演)。坂井真紀。
30歳の蘇畑佳純は恋愛感情というものがよく分からない。
音大を出てチェリストを目指すも挫折し、今は地元のコールセンターに勤めて苦情対応に追われる日々。
親には結婚のプレッシャーをかけられ、無理やりお見合いをセッティングされてしまう。
しかし、相手の木暮翔は結婚よりも友達付き合いを望む男性だった。
タイトルから、明るいコメディタッチの映画を想像したんだけど、何だか暗い。
邦画はこういうのが多い気がする。気のせいかもしれない。
内容は、マイナー感が強くて単館上映ぽい。
テレビで視聴率が取れるほどのボリュームゾーンには受けなくても、好む人は確実にいそう。
恋愛感情が持てない主人公。
ゲイの同僚。
友達付き合いを望むお見合い相手。結局惚れてしまって、友達じゃなくなるけど。
セクシー女優の元同級生。
恋愛と結婚。家族。仕事。
どれも身近なテーマで、自分のことに置き換えたり振り返ったりしながら見ていた。
セクシー女優は身近ではないか。
まあでも、周りの関心を集めそうな職業についていた元同級生ってことならあるかも。
ジュデイ 虹の彼方に ★★★☆☆
2019英・米。118分。ルパート・グールド監督。レネー・ゼルウィガー。ルーファス・シーウェル。マイケル・ガンボン。フィン・ウィットロック。
ハリウッドスター、ジュディ・ガーランドの半生。
1939年、13歳で「オズの魔法使」の主役に抜擢されてスターダムにのし上がったところから、波乱万丈の人生を送り、47歳で亡くなるまでが描かれる。
私がジュディ・ガーランドを初めて見たのは、代表作の「オズの魔法使」だった。
コロナ渦で引きこもり生活になり、たくさん映画を見始めた頃。
とても良い映画で、印象に残っている。
それまで、こんな女優がいたとは知らなかった。
興味を持って、wikiや映画サイトをいくつか読んだ。
早死にしたこともその時に知った。
本作を見て、改めてすごい人生だったと思った。
頂点とどん底の落差が激しすぎる。
最後の、「虹のかなたに(Over the Rainbow)」を歌うシーンでは涙が出た。
主演のレネー・ゼルウィガーは「ブリジット・ジョーンズの日記」の女優。
言われてみればそうなんだけど、気づかなかった。笑
本作で第92回アカデミー賞の主演女優賞を受賞している。
夜明けのすべて ★★★☆☆
2024日。119分。三宅唱監督。瀬尾まいこ原作。松村北斗。上白石萌音。渋川清彦。芋生悠。藤間爽子。久保田磨希。足立智充。りょう。光石研。
PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなってしまう藤沢美紗とパニック障害を抱える山添孝俊は同じ職場で、周りの人たちに支えられながら働いている。
2人の間に恋愛感情や友情は無いものの、病気を抱える者同士でお互いに相手を助けられるのではないかと思い始める。
この組み合わせは以前に朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でも見た。
お似合い・・かどうか分からないけど、どちらも良い役者。
松村北斗が格好良い。
病気を抱えて働くのは大変だ。
周りの理解も大切だし、理解してもらうも努力も大切だ。
自分の方が病気が重いとか大変だと謎のマウントを取ってくる人もいる。
・・自分の周りでもやっぱりそういうことはあって、映画を見ながら思い出してしまった。
原作は未読。
著者の本は何冊か読んだ。リアリティと創作のバランスが良いと思った。
愛と哀しみの旅路 ★★★☆☆
1990米。133分。アラン・パーカー監督・脚本。デニス・クエイド。タムリン・トミタ。サブ・シモノ。コルム・ミーニイ。
ジャックとリリーの夫婦は子供にも恵まれて幸せな日々を過ごしていた。
しかし、第二次世界大戦で日米開戦となり、ロサンゼルスで映画館を経営する日本人を父に持つ日系人のリリーは収容所へ送られることになる。
史実として知ってはいた。
アメリカ軍に入って日本人と戦うか?という問いには考えさせられた。
それでもどこか、同時期の日本より全然マシじゃないかと思ってしまう所もある。
プレジデント ★★★☆☆
2021デンマーク・ノルウェー・米・英。115分。カミラ・ニールセン監督。ネルソン・チャミサ。エマソン・ダンブゾ・ムナンガグワ。ロバート・ガブリエル・ムガベ。ジャスティス・プリシラ・チグンバ。モーガン・ツァンギライ。
2017年、ジンバブエ共和国。
1980年の独立以来、独裁を続けてきたムガベ大統領がクーデターで失脚。
その後、初めての民主的な大統領選が実施される。
ムガベの右腕だった暫定大統領エマソン・ムナンガグワ(与党・ZANU-PF党)と、若きカリスマえで弁護士のネルソン・チャミサ(野党・MDC連合(民主変革運動))の間で激しい選挙戦が繰り広げられる。
ドキュメンタリー。
普段ジンバブエ共和国について調べたり注目することは無く、ニュースで知る程度なので、本作は興味深く見た。
結局、選挙では不正が行われ、ムナンガグワが当選。ムガベの後釜に座る。
映画で描かれた2018年に続いて、2023年の大統領選挙でも同様に不正が行われる。
ムナンガグワが再選された。
新たな独裁者が誕生したと言える。国際社会の信頼も回復出来ていない。
民主主義を実現させるのはかくも難しく、血が流れるということか。
「敵の敵は味方」とでも言うか、ムガベがネルソン・チャミサを支持しているのは面白かった。
アフリカの民主化と聞くと、南アフリカ共和国が頭に浮かぶ。
映画もたくさん作られており、何本か見た。(「マンデラ 自由への長い道」「インビクタス/負けざる者たち」「遠い夜明け」など)
現在の南アフリカ共和国とジンバブエ共和国では、民主主義の定着度に大きな差がある。
南アフリカ共和国は、選挙が機能しており政権交代も起こっている。
国際社会では「欠陥はあるが民主主義」という評価だそうだ。
ジンバブエは「独裁的な国家」。将来は南アフリカ共和国に続くことができるのかどうか。
マスク ★★★☆☆
1985米。120分。ピーター・ボグダノヴィッチ監督。エリック・ストルツ。シェール。サム・エリオット。ローラ・ダーン。
1979年のアメリカ。中学3年生のロッキーは頭蓋骨形成異常疾患(ライオン病)という奇病で顔が獅子のように変形した外見だった。
母親のラスティはシングルマザーで、フリーランスで働いていたが男と麻薬に溺れる日々。家事はロッキーがしていた。
周囲は優しく、彼らと交流するロッキーも明るく成績優秀な少年だった。
ロッキーは高校進学前の夏休みを泊まり込みのボランティアで過ごし、盲目の少女ダイアナと恋に落ちる。
ロッキーは病気であと半年の命と言われ続けている。
同時に、夜の街で遊んで男と麻薬に溺れる母親を支えている、年齢より大人びた少年でもある。
ダイアナとの恋は応援したい気持ちで見ていた。
しかし、遠ざけようとする親御さんの気持ちも分かる。
ラストが切ない。
ロッキーには実在のモデルがいた。2200万人に1人の割合で発症する病気だということだ。(wikiより)
ナイトフラワー ★★★★☆
2025日。124分。内田英治監督・脚本・原案。北川景子。森田望智。佐久間大介(Snow Man)。渋谷龍太。渋川清彦。池内博之。田中麗奈。光石研。
永島夏希は2人の子供を育てるシングルマザー。夜逃げした元夫の借金を抱えて昼夜問わず働いているが、明日の食事にも困る生活を続けている。
ある夜、街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇した夏希は子どもたちのために自身も売人になることを決意。
ボディーガードを買って出た格闘家の芳井多摩恵と組み、危険な取引に乗り出していく。
シングルマザーで小さい子供が2人いたら、普通でもしんどい。いい職には就けないだろうし。
目の前に稼げる話があったら、誰でも手を伸ばしてしまうかも。
一時期はうまく行くけど、所詮無理な話。
最初から滅びの予感が漂っていて、見ていても辛いものがあった。
最後のシーンみたいな幸せが、現実だったら良いんだけど。
北川景子、森田望智とも初めて見る役柄だった。
ドラッグの売人になりたいと、渋る元締めに夏希が小銭を見せて「全財産なんです」と迫るシーンはすごい迫力だった。
対峙するボスも、「人を不幸にしても自分の子供を守ろうとする。そんないいかーちゃんいねえだろ」って台詞に危うさと本音が感じられて良いキャラだった。
渋谷龍太という俳優(wikiを見たら、本業はミュージシャン)は初めて見た。
多摩恵の格闘シーンは本物の格闘家みたいだった。「虎に翼」や「全裸監督」と同じ人には思えなかった。
試合の選手入場で、夏希の娘・小春が練習しているヴァイオリン曲を使用するのはグッときた。
2人の関係性や、多摩恵の真っ直ぐな性格を表しているようで良かった。
カラオケ行こ! ★★★☆☆
2024日。107分。山下敦弘監督。和山やま原作。綾野剛。齋藤潤。芳根京子。橋本じゅん。やべきょうすけ。吉永秀平。チャンス大城。RED RICE(湘南乃風)。坂井真紀。宮崎吐夢。ヒコロヒー。加藤雅也(友情出演)。北村一輝。
中学校で合唱部の部長を務める岡聡実はある日、見知らぬヤクザの成田狂児からカラオケに誘われる。
戸惑う聡実に狂児は歌のレッスンをして欲しいと頼み込む。
狂児の組では年4回カラオケ大会が開かれ、“歌ヘタ王”になると組長に下手な入れ墨を彫られてしまうのだ。
聡実は週2回狂児とカラオケに行き、歌のアドバイスをすることになってしまう・・。
コメディ。原作マンガは未読。
「ナイトフラワー」とは打って変わって、こちらはコミカルなヤクザ。
本当にあったら怖いけど(笑)、見てる分には楽しい話。
綾野剛はこういう、愛嬌のあるチンピラみたいな役が似合うと思う。
以前に見た「新宿スワン」のシリーズも良かった。
リオの男 ★★☆☆☆
1964仏・伊。110分。フィリップ・ド・ブロカ監督。ジャン=ポール・ベルモンド。フランソワーズ・ドルレアック。ジャン・セルヴェ。
アドリアン・デュフルケはフランス東部のブザンソンで見習航空兵をしている。
ある時、彼の婚約者アニェスが何者かに誘拐された。
同じ頃にアニェスの父親であるヴィレルモーザ教授が失踪、パリの美術館から教授が発掘したブラジル古代文明の石像が盗まれる。
アドリアンは、2つの事件が関連していると見て、リオへ向かう。
ドタバタコメディ。今見ると単調・冗長で疲れる面も。
ジャン=ポール・ベルモンドを楽しむ映画。若くて、スタイルも良くて格好いい。
アクションも良かった。
人気だったのがよく分かる。