【今回読んだ本】
「風が強く吹いている」 三浦しをん
「秋田新幹線「こまち」殺人事件」西村京太郎


「風が強く吹いている」 三浦しをん
寛政大学1年の蔵原走(カケル)は元・天才ランナー。清瀬灰二(ハイジ)に勧誘され、竹青荘(アオタケ荘)のみんなと箱根駅伝を目指すことに。

とは言え走を入れて10人ギリギリの人数で、あと1年足らずで手が届くのか!?

半信半疑だったみんなはハイジに乗せられていつの間にか本気になっていく。

竹青荘の大家さんを監督に、商店街の皆さんのサポートを受けて、目指せ箱根駅伝!!


以前に映画を見た。

結末は少し(かなり)違っていたが、映像と小説それぞれに合っていて、どちらもよかった。

全くの素人や、経験者でもブランクがあったりの10人が1年足らずの練習で予選会を突破し、シード権(10位を得る。リアリティ、と言い出したらゴメンナサイな話だけど、それは言いっこなし。

内容は“ファンタジー”として楽しむのが◯。

「少年マガジン」とかのスポーツマンガを読んでいるような面白さだった。ハイジのゴールは素直に感動した。

また、ストーリーもさることながら駅伝のレース描写がとてもリアルで、これが”ファンタジー”にのめり込めた大きな理由だと思う。

期待以上で、素晴らしく面白い小説だった。




「秋田新幹線「こまち」殺人事件」西村京太郎


東京から故郷の秋田県・角館へ帰った戸塚由美。

29歳。今ならギリギリ、新しい生活を始められると信じて。

しかし、そんな彼女にはフランス料理店オーナー・原田京介殺害の共犯容疑が掛かっており、十津川警部たち警視庁がマークしていた。

しかし、角館の実家で女将修行を始めた由美の周りで次々に殺人事件が起こる。

秋田県警は戸塚由美を疑うが、その裏には意外な秘密が隠されていた。


十津川警部シリーズ。

昔は渡瀬恒彦主演でよくテレビドラマになっていた。

本も、書店やキオスクでよく見かけた。

一度くらいは読んでみようと思って読んでみた。

シリーズの中で本書を選んだことには大した意味はなく、古本で100円だったから。

とても読みやすい小説だった。

トリックが優れていたり、キャラクターがいいとは特に思わなかったけど、話はそこそこ面白い。

スポーツ新聞を読むような感覚で、電車の移動時間なんかに読んだのかな、と思った。

スマホが普及する前はどこのキオスクでも本が売られていた。

今はキオスク自体が減ってしまったけど。

今、文庫や新書を買う人ってどこで読んでるんだろう。家しかないか。

マンガは電子書籍の方が売れているけど、小説は今でも紙の本が中心だそうだ。テレビでやってた。



【今回見た映画】

グレース・オブ・モナコ(2014仏)

だいじょうぶマイ・フレンド(1983日)

未成年だけどコドモじゃない(2017日)

黒いダイスが俺を呼ぶ(1964日)

嵐を突っ切るジェット機(1961日)


パトリオット・デイ(2016米)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013日)

心が叫びたがってるんだ。(2015日)

勇者たちの戦場(2006米)

ジェントルメン(2019米・英)





グレース・オブ・モナコ ★★★☆☆

2014仏。103分。オリヴィエ・ダアン監督。ニコール・キッドマン。ティム・ロス。フランク・ランジェラ。パーカー・ポージー。マイロ・ヴィンティミリア。デレク・ジャコビ。パス・ベガ。


人気絶頂の中、ハリウッド・スターの座を捨ててモナコ公妃となったグレース・ケリー。


モナコ宮殿のしきたりに馴染めず、夫レーニエ3世とのすれ違いも重なり孤独を感じていた。


結婚から5年が過ぎた1961年12月。ヒッチコック監督から新作映画「マーニー」の出演依頼が持ち込まれる。


翌1962年。フランス大統領ド・ゴールは、長引くアルジェリア戦争の戦費を調達するためにモナコ公国内の企業に課税するよう圧力をかける。


グレースは困難の中で公妃として生きる覚悟を決めていく。



モナコと言えば、お金持ちが集まる国というイメージ。


F1が地上波でやってる頃はよく見ていた。市街地コースなのもよかった。


アナウンサーがよく「グレイス・ケリーのモナコ」なんて紹介をしていた。



あとは、グレイス・ケリーと言えばケリーバッグ。


クルマが買えるほどのお値段で、モナコと同じくお金持ちのイメージ。


モナコ公妃になってからの命名だそうだ。



映画に戻って。


とても面白かった。


映像は華やかながら、モナコ公国内での困難で辛い側面を中心に描いている。


ネガティブとは言わないけど、もっと大活躍する面を描いているのかと思っていた。


結構シリアス。


そんなところが逆によかった。


素朴な感想だけど、いくらスターとは言え元は庶民の人が高貴な世界に入っていくのは大変だ。





だいじょうぶマイ・フレンド ★★★☆☆

1983日。119分。村上龍監督・脚本・原作。ピーター・フォンダ。広田レオナ。渡辺裕之。乃生佳之。根津甚八。リチャード・ライト。タモリ。研ナオコ。岸部一徳。高橋幸宏。小松政夫。武田鉄矢。


“飛べなくなったスーパーマン”ゴンジー・トロイメライがミミミ、ハチ、モニカたち3人の若者の前に落ちてきた。


失ったパワーを取り戻して故郷の星へ飛びたいと言うゴンジーに、ミミミたちは協力する。


しかし、ゴンジーの能力を利用しようとする巨大企業・ドアーズがミミミたちを襲う。



原作は昔読んだ。


「コインロッカー・ベイビーズ」をきっかけに村上龍にはまっていた時期があって、その頃出ていた文庫をまとめて読んだ。


本作は他の作品と一風変わっていて、印象に残っている。



映画は、当時売れっ子だった原作者村上龍が自らメガホンを取ったということで話題になったものの、大コケしたそうだ。


確かに、ヒットしそうな映画ではなかった。


個人的には、原作をどんな風に映画化したのか興味深くて、楽しく見たんだけど。


世間の評判は相当悪かったみたいで、検索したら酷評ばかり出てきた。


もっとも、昔の作品だから書き込み件数は少なかった。



邦画としては製作費が掛けられたそうで、キャストは豪華。


ピーター・フォンダなんてギャラ高いだろうな。



内容は大体原作通りだった。


ただ、映像はそうでもない。


本を読んだときはもっとおしゃれなイメージを持っていた。


仕方ないところではある。


お金を掛けたとはいえ、ハリウッド映画と違ってしょせんは邦画、セットは貧弱だし特撮もしょぼい。


この頃はまだCGも無いし。


例えば、ゴンジーがハンググライダーを操縦するシーンなんてもう少し撮り様があるだろうに。


ちなみにこのシーン、サイパンロケらしい。


お金は掛かっているんだな。使いどころが悪かったのかねえ。



また、広田玲央名とかメイン3人の芝居が今一つなのもしょぼい印象を助長している。


結果、貧乏くさいSFシーンが時々入る、退屈な映画になってしまった。


個人的には楽しかったけど、惜しい作品だったと思う。





未成年だけどコドモじゃない ★★☆☆☆

2017日。105分。英勉監督。水波風南原作。中島健人。平祐奈。知念侑李。山本舞香。髙嶋政宏。


世間知らずのお嬢様・香琳は16歳の誕生日に両親から学校一のイケメンで片想い中の鶴木尚との結婚をプレゼントされる。


香琳は大好きな尚との新婚生活にときめくが、お金目的で結婚した尚は冷たい。


しかし、尚を振り向かせようと家事や勉強を頑張る香琳に、尚も少しずつ心を開いていく。


そんなある日、幼馴染みで香琳に想いを寄せる海老名五十鈴に2人の結婚がバレてしまい…。



原作マンガは未読。


映画のみ視聴した感想です。


最初の数分を見て、楽しそうなラブコメだと思ったんだけど、思ったより楽しくなかった。


こういう映画で、生活の厳しさみたいなところはわざわざ触れなくても良いと思うんだけど。


意外と真面目というか。コメディ要素が少なくて、シリアスに恋愛を描きたかったのかな。


この設定でそれはアンマッチな気がする。


ラブコメ(ロマコメ)は好きなジャンルなんだけど、本作は残念ながらハマらなかった。



中島健人がイケメン。この人には作品に恵まれない印象があって、惜しい気がする。


平祐奈は、こんな子だったっけ、と思うほど本作では可愛くなかった。


キャラは良かったので、演技は良かったんだと思うけど。


あくまで個人の感想ですが。





黒いダイスが俺を呼ぶ ★★★★☆

1964日。81分。井田探監督。小林旭。和田浩治。西尾三枝子。笹森礼子。金子信雄。佐野浅夫。伊藤雄之助。


流れ者の氷室浩次は、新興工業地の宇山市へ現れた。


そこではいかさまバクチで善良な市民から金品をまきあげる依田組が勢力を持っている。


そこへ、東京の榊原組が抗争を仕掛けようとしていた。


氷室は、下宿した城崎医院の息子、周一を天才的なダイスの腕で依田組から救い出す。


依田組と榊原組は、氷室を探し出そうとする。



白黒。


ありふれたヤクザものながら、小林旭が格好良くてスカッとする。


バーで流しとして歌えば、ギターは上手いし誰も敵わない美声でホステスやお客は聞き惚れる。


いつも冷静で頭が切れる。先を読んで動き、周りへのアドバイスは的確。


封印していたダイスの腕を振るえば天才的で、思うままの目が出せる。


ケンカをすれば誰よりも強く、拳銃を持ったヤクザが大勢で挑んでもたった1人に負けてしまう。


(この時はヒロインが流れ弾で亡くなってしまったが)


改めて書いてみると、さすがにやりすぎかも。笑


とは言え、往年の日活アクションはどれもこんな感じではある。


主人公はいつもスーパーマン的。


本作はさすがに凄すぎるけど。


ただ、小林旭のキャラにはそのスーパーマン振りがよく似合っていて、嫌みな感じはしない。


良作だと思う。





嵐を突っ切るジェット機 ★★★☆☆

1961日。95分。蔵原惟繕監督。小林旭。葉山良二。笹森礼子。芦田伸介。吉行和子。チコ・ローランド。


榊拓次二尉は航空自衛隊アクロバット・チームの一員だったが、事故によりチームは解散。


解散に反対した拓次は命令違反を犯して休暇を言い渡され、兄・英雄のもとを訪れる。


私設航空会社に勤める英雄は、過去に因縁のある麻薬商人・劉に沖縄へ飛ぶことを迫られていた。



こちらはカラー。


小林旭は本作でも格好良く、何でも出来るスーパーマン。


「黒いダイスが俺を呼ぶ」よりも少々やんちゃ。


ギターでなくサックスが上手い。


違いはそれくらい。


マンネリと言えばマンネリだけど、当時は“スターシステム”で今のテレビドラマみたいに大量生産してたんだろうから、これで良いんだろう。


本作も面白かった。


ただ、“スターシステム”だけあって、続けて何本も見てしまうと飽きるけど。



サックスを演奏した夜に、拓次(小林旭)が自分の気持ちを持て余してマキ(笹森礼子)と話す所は、小林旭の戸惑う演技が印象的だった。


こういうシーンはあまり見たことがない。きっと、ファン(特に女性の)の間では話題になったんじゃないか。


そんな風に、当時の映画ファンについて想像を巡らすのも楽しい。





パトリオット・デイ ★★★☆☆

2016米。133分。ピーター・バーグ監督・脚本・原案。マーク・ウォールバーグ。ケヴィン・ベーコン。ジョン・グッドマン。J・K・シモンズ。ミシェル・モナハン。


2013年4月15日。毎年4月の第3月曜日「パトリオット・デイ」(愛国者の日)に開催されるボストンマラソンで、爆弾テロ事件が発生する。

会場の警備にあたっていたボストン市警察殺人課刑事のトミー・サンダース、FBI特別捜査官のリック・デローリエらの捜査によって、事件発生からわずか102時間での犯人逮捕に結びつける。


実話ベース。

最初の方は何となく見ていたが、徐々に引き込まれた。

最後に、フェンウェイ・パーク(レッドソックスのホームゲームだったので、多分ここ)でパトリック州知事が「ここは俺たちの街だ、誰にも自由を奪わせはしない!」ってスピーチするシーンは良かった。




劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 ★★★☆☆

2013日。99分。長井龍雪監督。入野自由。茅野愛衣。戸松遥。櫻井孝宏。早見沙織。近藤孝行。


じんたん(宿海仁太)、めんま(本間芽衣子)、あなる(安城鳴子)、ゆきあつ(松雪集)、つるこ(鶴見知利子)、ぽっぽ(久川鉄道)。秘密基地に集まって遊んだ「超平和バスターズ」の6人。


めんまの事故死をきっかけに、高校生となった今では疎遠になっていた。


そんなある日、じんたんの前に死んだはずのめんまが現れ、彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。



アニメ。


テレビアニメ全11話、ドラマ、マンガ等もあるようだけど見ていない。映画のみを見た感想です。



悲しい話で嫌だなあと思いながら見ていた。


ラストは泣ける。


人を選ぶとは思う。





心が叫びたがってるんだ。 ★★★☆☆

2015日。119分。長井龍雪監督。水瀬いのり。内山昂輝。雨宮天。細谷佳正。藤原啓治。吉田羊。


成瀬順は幼い頃に父親の浮気現場を目撃、両親の離婚を招いてしまったショックから他人と話すことが出来なくなる。


高校2年になった順は担任教師の城嶋一基からクラスメイトの坂上拓実・仁藤菜月・田崎大樹とともに「地域ふれあい交流会」実行委員に指名される。


出し物としてミュージカルが提案され、順は歌うことなら出来そうだと気付く。



アニメ。


青春もの。


冒頭の、玉子の王子が出てきたところでファンタジーなのかと思ったら、現実的な話だった。


順の成長と、友情や恋愛がうまく絡んでいて面白い話だった。


当初はボイコットを決め込んでいた田崎が、自分の過ちを認めて順や拓実、や迷惑を掛けた野球部の仲間に謝って「チフレ」(地域ふれあい交流会

)に入ってくるのは青春ものらしい爽やかな展開で良かった。


最後の告白はどうなったんだろう。


一度は断られたけど…って展開はさすがにないか。





勇者たちの戦場 ★★★☆☆

2006米。106分。アーウィン・ウィンクラー監督。サミュエル・L・ジャクソン。ジェシカ・ビール。カーティス・ジャクソン。


アメリカ占領下のイラクに長期駐留していた陸軍部隊のトミー、ジョーダン、ジャマール、ヴァネッサ、軍医のウィルたちは最後の任務で救援物資の輸送を実施。


しかし、待ち伏せていた武装勢力の急襲でジョーダンが死亡、ヴァネッサが重傷を負う。


帰国した彼らは元の生活に戻ろうとするが、復職が果たせない、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等の問題を抱えてしまう。



戦争から帰還した兵士が日常生活に戻れなくて苦しむ映画は、ベトナム戦争をテーマにした作品でいくつか見た。


「ランボー(1作目はそういう作品だった)」、「7月4日に生まれて」、「ディア・ハンター」など。


もっと古い映画では、「我等の生涯の最良の年」があった。


これは第二次世界大戦の帰還兵の話だ。


どれも辛い話で、心に残っている。


原因は帰還した本人の肉体的、精神的なものであったり、受け入れる社会の側だったり、複数に跨がっていたり。



今度の題材はイラク戦争。願わくは、題材が新しくなって同じ苦しみが繰り返されることがないと良いのだけれど。



映画は見応えがあった。


個人的な印象では、「我等の生涯の最良の年」に近い感じがした。





ジェントルメン ★★★☆☆

2019米・英。113分。ガイ・リッチー監督・脚本・原案(共同)・製作(共同)。マシュー・マコノヒー。チャーリー・ハナム。ヘンリー・ゴールディング。ミシェル・ドッカリー。


ロンドンの暗黒街。


麻薬王のミッキーが、総額500億円の事業を売却して引退するという噂が流れる。


噂を耳にしたユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィアといった裏社会の人間たちが莫大な利権を狙って動き出す。



テレビで見た。特に期待してなかったけどなかなか渋くてよかった。


ヒュー・グラントがこれまで見た映画とはイメージが少し変わっていた。




【今回見た映画】

ベルリン・天使の詩(1987西独・仏)

逃亡列車(1966日)

ペット・セメタリー(1989米)

セルラー(2004米)

アイス・クエイク(2011米)


マレフィセント(2014米)

レヴェナント: 蘇えりし者(2015米)

木更津キャッツアイ日本シリーズ(2003日)

木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006日)

孫文の義士団(2009香港・中国)





ベルリン・天使の詩 ★★★☆☆
1987西独・仏。127分。ヴィム・ヴェンダース監督・脚本(共同)・製作(共同)。ブルーノ・ガンツ。ソルヴェーグ・ドマルタン。オットー・ザンダー。クルト・ボイス。ピーター・フォーク。


守護天使ダミエルは長い間人間たちの苦悩に寄り添ってきた。

ある時、ダミエルはサーカスの空中ブランコ乗り・マリオンに出会う。

マリオンに強く惹かれたダミエルは、天上界から人間界へ降りることを決意。「壁」を境に東西に隔てられた街「ベルリン」に降り立つ。



天使の視点は白黒。人間の視点はカラー。

雰囲気のあるアートな映画。

解釈は色々とありそうな難解さもある。

何度か見てじんわり味わうと良い感じ。




逃亡列車 ★★★☆☆

1966日。94分。江崎実生監督。石原裕次郎。伊藤雄之助。十朱幸代。中尾彬。


満州と朝鮮の国境に位置する図們は日本軍の軍需物資集積地だった。


図們駅の警護には独立鉄道第三十大隊があたり、抗日ゲリラに加えて日本軍への攻撃を開始したソ連軍と戦っていた。


札付きの隊員が揃う工藤分隊を任された有坂大作は、脱走したこ岡の捜索と奪われた武器の奪回という難しい任務を命じられる。



本作の石原裕次郎は軍人役。悪くはないけど、あまりハマっていない。


日本兵にしては体格が良すぎる上に、若い頃より太ってきてたせいで見た目が似合わないせいもある。(公開時32歳だった)


映画自体は面白かった。ただ、裕次郎の使い方はもったいない気もする。





ペット・セメタリー ★★★☆☆

1989米。103分。メアリー・ランバート監督。スティーヴン・キング原作・脚本。フレッド・グウィン。デニーズ・クロスビー。ミコ・ヒューズ。


メイン州の田舎町に引っ越してきたクリード家。


若い医者のルイス、妻のレーチェル、娘のアイリーン、生後間もない息子のゲージ、愛猫チャーチの4人と1匹の幸せな家族。


ある日、猫のチャーチが車に轢かれて死んでしまう。


ルイスは隣に住むクランドル老夫婦のジャドに連れられて、裏山にあるペットの墓“ペット・セメタリー”の奥の丘にチャーチを埋葬する。


しかし次の日、死んだはずのチャーチが家に帰ってきた。チャーチは見た目が変わり、性格も狂暴になっていた。


またある日、今度は娘のアイリーンがトラックに轢かれて死亡する。ルイスは、チャーチのように蘇らせようと“ペット・セメタリー”の奥の丘へ…。



ホラー。昔、キングの小説はよく映画になっていた。


本作はテレビかビデオレンタルで見たような気がする。


設定は荒唐無稽なんだけど、ディテールは結構怖かったと思う。


改めて見ても、不気味で面白かった。





セルラー ★★★★★

2004米。95分。デヴィッド・エリス監督。キム・ベイシンガー。クリス・エヴァンス。ジェイソン・ステイサム。エリック・クリスチャン・オルセン。ノア・エメリッヒ。ウィリアム・H・メイシー。


高校の生物教師であるジェシカ・マーティンはある朝、自宅に押し入った男たちに拉致された。


ある家の屋根裏部屋に監禁された彼女は、犯人によって打ち砕かれた電話のワイヤーを接触させて、発信を試みる。


たまたま繋がった相手は見ず知らずの青年ライアンの携帯電話だった。


ジェシカはたったひとつの生命線にすがって状況を打開しようとするが…。



エンタメのお手本みたいなすごい映画だった。


正直、それほど期待してなかったんだけど目が離せない1時間半だった。


ストーリーも面白いし、途中でダレることもなくコンパクトにまとまってる。


リアリティを言い出したらキリがないので、そこはエンタメということで。


欲を言えば、ジェシカの旦那は存在感が薄かった。


これならシンママって設定にして、ジェシカがビデオテープを持ってることにしても良いかと思ったけど、それだと無理があるか。



何にしても、何本か見てる中で時々出会う、相性の良い映画だった。



クリス・エヴァンスが、チャラ目だけど人の良いイケメン。


ジェイソン・ステイサムの悪役はハマってた。主人公でいつもスーパーマンみたいに強い役を演ってるより良いかも。





アイス・クエイク ★★★☆☆

2011米。91分。ポール・ジラー監督。ブレンダン・フェア。ホリー・ディグナード。


クリスマス・イブの日。地質学者のマイケルはアラスカの雪原で巨大なクレバスに遭遇。


液体メタンガスが地割れによって地面から噴き出し、マグニチュード7.9の大地震が起こる。


このまま放置してメタンガスが広がると、地球が凍る危機だと分かる。


マイケルは家族をシェルターに移し、洞窟の途中を爆破し、せき止める作戦を立てる。



パニックもの。


映像は思ったより地味だった。製作費が押さえ目なのかもしれない。


パニックものの結末にしてはハッピーエンドだった。


一応助かったけど、この後を考えると希望は持てない、みたいな結末の映画もよくあるので。


基本はハッピーエンドが見たいので、そこは良かった。





マレフィセント ★★★★☆

2014米。97分。ロバート・ストロンバーグ監督。アンジェリーナ・ジョリー主演・製作総指揮(共同)。シャールト・コプリー。エル・ファニング。サム・ライリー。ジュノー・テンプル。ミランダ・リチャードソン。イメルダ・スタウントン。ブレントン・スウェイツ。


「眠れる森の美女」に登場する魔女・マレフィセントの話。


妖精マレフィセントは人間の少年ステファンと恋に落ち、「真実の愛のキス」を捧げられる。


しかし、ステファンはマレフィセントを裏切り、彼女の翼を切り落として持ち帰り、次期国王の座を得る。


国王となったステファンに王女・オーロラが誕生する。洗礼式にマレフィセントが現れ、オーロラに呪いをかける。


少女へと成長したオーロラは、マレフィセントを「フェアリー・ゴッド・マザー(妖精の守り神)」だと思って懐いてしまう。しかしある時、慕っていた彼女が自分に呪いをかけていたと知る。


オーロラに恋をしたフィリップ王子のキスでは呪いは解けなかった。しかし、マレフィセントの心からのキスによって呪いは解け、オーロラは目覚めた。


暴君と化していたステファン国王はマレフィセントを殺そうと襲いかかる。マレフィセントは間一髪で助かり、ステファン国王は塔から落ちて亡くなる。


後に、王国と妖精の国は統一され、オーロラはマレフィセント、フィリップが見守る中2つの国の王女となる。



すごい話に作り替えたな、というのが率直な感想。


でもって、結構良い話だった。


これがヒットするなら、映画のネタはいくらでもありそう。


クライマックスのアクションは見応えがあった。


2014年の映画だけあって、映像は本当にきれい。進化を感じる。



アンジェリーナ・ジョリーの悪役(でもないか)振りを見て、「白雪姫と鏡の女王」のジュリア・ロバーツを思い出した。


ヒロインを退いた女優が、演技力を生かしてクセのある役をこなしているところがちょっと似ていると感じた。





レヴェナント: 蘇えりし者 ★★★☆☆

2015米。156分。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督。レオナルド・ディカプリオ。トム・ハーディ。ドーナル・グリーソン。ウィル・ポールター。ポール・アンダーソン。ブレンダン・フレッチャー。


1823年、アメリカ北西部の極寒地帯。


毛皮ハンターの一団を案内していた地元民のヒュー・グラスは、見回り中に子連れの熊に襲われ重傷を負った。


隊長のアンドリュー・ヘンリーは瀕死のグラスを残して出発することを決断する。


一緒に残されたメンバーのフィッツジェラルドは危険な任務を嫌ってグラスを殺そうとする。グラスの息子のホークは彼を守ろうとするが、フィッツジェラルドに殺されてしまう。


一部始終を見ていたが動けないグラスは奇跡的に一命をとりとめ、息子の仇を取るためにフィッツジェラルドを追う。



アメリカの西部アメリカの西部開拓時代を生きた実在の罠猟師ヒュー・グラスがモデル。


「荒野に生きる(1971米。リチャード・C・サラフィアン監督。)」という映画も同じ漁師をモデルにしている。


こちらは先日見た。どちらにも良さがあるけど、迫力は本作が段違い。



レオナルド・ディカプリオは本作で5度目のノミネートにして初のアカデミー主演男優賞を受賞した。



厳しい自然が美しい映像で描かれている。


こんなところでよく生きてきたものだと思う。





木更津キャッツアイ日本シリーズ ★★★☆☆

2003日。124分。金子文紀監督。宮藤官九郎脚本。岡田准一。櫻井翔。岡田義徳。佐藤隆太。塚本高史。


2003年夏。余命半年と宣告されたぶっさんが甦ってから半年後。


野球とバンドの仲間“木更津キャッツアイ”は、山口が猫田を店長として開店した韓国パブのパーティーで、去年死んだはずのオジーがなぜか生きていたと知り歓喜する。


ぶっさんはパブで働くユッケと恋に落ちる。


さらに氣志團から木更津でロックフェスティバルを開くので歌って欲しいと頼まれ盛り上がる。


また、美礼先生の同級生でニセ札作りの名人ジョーの原版を狙って怪盗団になる。



映画は初めて見た。ドラマは何回か見た程度。


クドカンらしい内容だと思った。


あらすじを書いてみたけど、あまり意味がない気がする。笑


楽しい映画だった。


みんな若い。


2003年って何してたっけ、と自分のことも思い返してしまった。





木更津キャッツアイ ワールドシリーズ★★★☆☆

2006日。131分。金子文紀監督。宮藤官九郎脚本。岡田准一。櫻井翔。岡田義徳。佐藤隆太。塚本高史。


ぶっさんの死からもうすぐ3年になる2006年12月。


“木更津キャッツアイ”のメンバーは離れ離れになっていた。


実はぶっさんの死に目に会いに行かずお別れができていなかったバンビ、アニ、マスターの3人は再び集まり、ぶっさんを甦らせようとするが…。



相変わらず楽しい映画。


ただ、前作から続けて見るとなんとなく“祭りのあと”みたいな感じもする。





孫文の義士団 ★★★☆☆

2009香港・中国。138分。テディ・チャン監督。ドニー・イェン。ワン・シュエチー。レオン・カーフェイ。ニコラス・ツェー。ファン・ビンビン。


革命派と清朝廷の対立が激化する、清末の中国。


革命派のリーダー・孫文が香港入りする極秘情報が流れる。各地の同志と武装蜂起に向けた協議を行うためだった。


清朝は大規模な暗殺団を香港に派遣する。


孫文を守るため、革命支持派は孫文を守る義士団を結成。命を賭けた戦いが始まる。



孫文の映画ということで見てみた。


しかし、本人の活躍ではなくて孫文を守ろうとする名もなき同志たちの映画だった。


予備知識なしで見るとこういうこともある。苦笑


期待とは違ったけど、アクションは見応えがあった。