【今回見た映画】

パリタクシー(2022仏)

イゴールの約束(1996ベルギー他)

月曜日のユカ(1964日)

ゆりかごを揺らす手(1992米)

モンスターズ・ユニバーシティ(2013米)


S.W.A.T. 闇の標的(2011米)

数分間のエールを(2024日)

はやぶさ/HAYABUSA(2011日)

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(2006日)

イコライザー THE FINAL(2023米)





パリタクシー ★★★☆☆

2022仏。91分。クリスチャン・カリオン監督・脚本(共同)・製作(共同)。
リーヌ・ルノー。ダニー・ブーン。


パリの無愛想なタクシー運転手・シャルルは金も休みもなく、おまけに免停寸前で人生最大の危機。


ある日、マドレーヌという92歳の女性を乗せる。彼女は介護施設へ入るところだった。


マドレーヌは途中で思い出の場所に寄り道を依頼する。


寄り道のたびに彼女の意外な過去が明らかになり、いつしか2人の人生を動かしていく。



何事にもイライラして、車から悪態ばかりついていたシャルル。


他人事に思えない。笑


そんな彼が、老婦人マドレーヌとの触れ合いで変わっていく。


マドレーヌが残した手紙を読むシーンでは、涙が出た。


良い映画だった。



小さなことだけど、シャルルが「事実婚」だったり、「プジョーのスクーター」に乗っているのがフランス映画らしい。



山田洋次監督の「TOKYOタクシー」(2025日。倍賞千恵子。木村拓哉)は本作のリメイク。


本作を見た後で知った。


まだ「TOKYOタクシー」は見ていないけど、期待できそう。





イゴールの約束 ★★★☆☆

1996ベルギー・仏・ルクセンブルク・チュニジア。93分。リュック・ダルデンヌ、ジャン=ピエール・ダルデンヌ(脚本(共同)も)監督。ジェレミー・レニエ。オリビエ・グルメ。アシタ・ウエドラオゴ。


15歳のイゴールは不法移民の斡旋を生業とする父親ロジェを手伝っていた。


自動車修理工場の仕事に差し支えてしまい、イゴールはクビになる。


ある時、移民たちが不法就労している建築現場で移民のアミドゥがケガをする。


ロジェは警察ざたを恐れて医者に見せず、アミドゥは亡くなってしまう。


アミドゥはイゴールに、妻アシタと子供のことを頼んで逝く。


イゴールは父親の意向に逆らって、アシタを助けようとする。



ドキュメンタリー風。


実話ベースではないようだけど。(本作のwikiは見つけられなかった。いくつか映画のサイトを見た)


父親の影響で、自らも品行方正とは言えないイゴールだったが、徐々に変わっていく。


移民の日常を見られる良作だった。





月曜日のユカ ★★★☆☆

1964日。93分。中平康監督。加賀まりこ。北林谷栄。中尾彬。加藤武。谷隼人。山本陽子。


横浜のナイトクラブ・サンフランシスコで働く18歳のユカは人気者。


男を悦ばせることが生き甲斐で、パトロンはたくさんいる。


奔放で、男と平気で寝るがキスは許さない。日曜日は教会に行く。そんな娘。


ある時、彼女は「パパ」である船荷会社の社長から、自分の取引のために外国人客と寝るように言われる。



加賀まりこがとにかくきれい。


アップがとても多かった。これだけでお客さんが呼べたのでは。


話は宛書きなのかなと思った。魅力を十分に生かす内容だった。


パパがあっけなく死んでしまうラストなど、昔風だと思った。


wikiはなかったので、いくつか映画サイトを見てみた。


当時の「ヌーヴェルヴァーグ」の影響を受けているそうだ。





ゆりかごを揺らす手 ★★★☆☆

1992米。110分。カーティス・ハンソン監督。アナベラ・シオラ。レベッカ・デモーネイ。


クレア・バーテルは産婦人科医のモットから診断時にセクハラを受けたと訴える。


事件は社会問題に発展し、モットは自殺した。


モットの妻は財産を奪われ、ショックで流産。バーテル家に復讐を誓う。


6ヶ月後。モットの妻はペートンという偽名を使い、ベビー・シッターとしてバーテル家に雇われる。



2025年にDisney+でリメイクされた。


これはなぜか公開時に映画館で見た。


不気味で怖かった。


今回数十年振りに見て、懐かしかったけどやっぱり不気味で怖かった。


逆恨みは怖い。


人間、何で恨みを買うか分からない。


家に入れる人は身元をしっかり確認しないと危ない。


たぶん、昔見た時と感想は変わってないかも。


あと、本編とは関係ないけどアメリカのインテリキャラは髭を顔中に生やしてることが多いと思った。





モンスターズ・ユニバーシティ ★★★☆☆

2013米。104分。ダン・スキャンロン監督・脚本(共同)・原案(共同)。ジョン・グッドマン。ビリー・クリスタル。(吹替え)田中裕二。佐藤和太。石塚英彦。


緑色の小柄なモンスター・マイクは怖がらせ屋フランク・マッケイに素質を認められたのをきっかけに勉強を重ね、モンスターズ・ユニバーシティ(MU)の怖がらせ学部に入学する。


3Dアニメ。


MUの校舎とかサークルの勧誘を見ていて、自分の学生時代を思い出した。


新入生で勧誘された時のことも、みんなで頑張って勧誘したことも、今でもよく覚えている。


他のサークルに取られる前にと学校の入り口から徐々に離れて最後には駅の近くに行きすぎて、学生じゃない人にたくさん声をかけてしまったり。笑


映画は大学生よりもっと小さい子向けだと思うけど、童心に帰れる楽しい内容だった。





S.W.A.T. 闇の標的 ★★★☆☆

2011米。89分。ベニー・ブーム監督。ガブリエル・マクト。ロバート・パトリック。カーリー・ポープ。ジャンカルロ・エスポジート。クリスタナ・ローケン。


ロサンゼルス市警のSWAT部隊を率いるポール・カトラーはデトロイト市警SWATの短期教官を任される。


着任早々に人質立てこもり事件が発生、現場でウォルターという男を取り押さえるが、救出された女性・ローズが自殺してしまう。


その後、人質だったのはウォルターの方だったことが判明。


ウェルターはローズが死んだのはポールのせいだと逆恨みし、付け狙う。



シリーズ第3作。


先日、第2作の「S.W.A.T. アンダーシージ(2017米)」を先に見てしまったけど、話に関連はないみたいだ。


映画シリーズは1970年代に同国で製作されたテレビドラマシリーズ「特別狙撃隊S.W.A.T.」のリメイク作品。(wiki)



本作は、出だしは良かったんだけど、全体的にチープでちぐはぐ。


ポールが失敗ばかりで、優秀に見えない・・キャラは明るくて魅力もあるんだけど。





数分間のエールを ★★★☆☆

2024日。68分。ぽぷりか監督。花江夏樹。伊瀬茉莉也。内田雄馬。和泉風花。


石川県の高校に通う男子高校生・朝屋彼方(あさやかなた)はストリートライブをする若い女性の歌声に衝撃を受ける。


彼女は新任教師・織重夕(おりえゆう)。音楽の道を諦めようとする区切りのストリートライブだった。


彼方は、彼女のミュージック・ビデオを作りたいと申し出る。



柔らかい絵柄で、とてもきれいだった。


動きも滑らか。


アニメって本当に進化したなあとしみじみ。笑


ストーリーは、私が高校生の頃にあっても普通に楽しめそう。


くすぐったくて、照れ臭いやり取り。


夢中になって取り組んだ夢と、挫折。恋。


こんなこと実際にやってみたいなあと入り込める。


普遍的でオーソドックスな、世代を越えても変わらない良さを感じた。


タイトルもいい。私の頃にはこんなおしゃれなタイトルはなかったかも。笑





はやぶさ/HAYABUSA ★★★☆☆

2011日。140分。竹内結子。西田敏行。髙嶋政宏。。佐野史郎。


数々の危機を乗り越えて小惑星イトカワへ到達、微粒子を採取して2010年6月13日に帰還した日本の小惑星探査機「はやぶさ」。


的場泰弘宇宙科学研究所対外協力室長・教授、水沢恵研究員などプロジェクトチームの7年間の苦闘を描くドラマ。



西田敏行と竹内結子、どちらも名優でちょっと懐かしいラインアップ。


どちらも魅力的だった。やっぱりうまい。


話も良かった。


ただ、なぜか全体的にほのぼのしてた。


子供たちや家族とのシーンが多いせいか。


これはこれで良いけど、プロジェクトのシビアなところは少々伝わりにくかったかも。





名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 ★★★☆☆

2006日。111分。山本泰一郎監督。高山みなみ。山崎和佳奈。神谷明。山口勝平。堀川りょう。林原めぐみ。茶風林。緒方賢一。岩居由希子。高木渉。折笠愛。


毛利小五郎は依頼人に会うためにコナン、蘭たちと共に横浜の新しいテーマパーク「ミラクルランド」を訪れる。


しかし、依頼人の罠で蘭たちは人質に取られてしまう。


そしてコナンは、依頼人が指定する事件を解決しないと


蘭たちに取り付けられた爆弾を爆発させると脅される。



劇場版シリーズ第10作目。


おなじみのキャラがたくさん出てくる。


時間内に推理しないと爆弾が・・って展開。ハッピーエンドだと分かっていても、ハラハラする。笑


個人的にはこの頃の手描きの絵がいい。





イコライザー THE FINAL ★★★☆☆

2023米。109分。アントワーン・フークア監督。デンゼル・ワシントン主演・製作(共同)。ダコタ・ファニング。デヴィッド・デンマン。


シチリアの事件で負傷したマッコールはアマルフィ海岸で助けられ療養する。


しかし、そこにもマフィアの手は伸びていた。


マッコールは再び立ち上がる。



シリーズ最終作。


最初は、デンゼル・ワシントンも歳を取ったと思って見ていた。


こういう映画は確かに潮時かもしれないと。


しかし、さすがにアクションは殆ど無いもののマッコールのキャラは健在。


頭が切れて、本作でも魅力的だった。


良いフィナーレだったんじゃないかと個人的には思う。



【今回見た映画】

宇宙戦艦ヤマト(1977日)

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち(1978日)

ヤマトよ永遠(とわ)に(1980日)

宇宙戦艦ヤマト 完結編(1983日)

宇宙戦艦ヤマト 復活篇(2009日)


日本誕生(1959日)

ライフ(2017英・米)

プレステージ(2006英・米)

S.W.A.T. アンダーシージ(2017米)

プライベイトレッスン(1981米)





宇宙戦艦ヤマト ★★★☆☆

1977日。151分。舛田利雄監督。

納谷悟朗。富山敬。仲村秀生。麻上洋子。広川太一郎。永井一郎。神谷明。伊武雅之。木村幌ナレーション。


西暦2199年。異星人ガミラス帝国の侵略で放射能汚染に蝕まれた地球は滅亡の危機に瀕していた。


そんな時、はるかかなたの大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から放射能除去装置を提供したいというメッセージが届く。


地球を救うために建造された宇宙戦艦「ヤマト」に乗って沖田十三艦長、古代進ら若き戦士たちは旅立つ。



テレビ番組の総集編的な内容。


テレビ放送時は奮わなかったが、再放送から火が付き、劇場版公開時にはブームになっていた。(wikiより)



個人的には、話も映像も暗くてあまり好きじゃなかった。


今見ると懐かしい。





さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち ★★★☆☆

1978日。151分。舛田利雄(脚本(共同)も)・松本零士・勝間田具治(アニメーション監督)・石黒昇(テクニカルディレクター)監督。富山敬。麻上洋子。仲村秀生。青野武。永井一郎。緒方賢一。神谷明。野村信次。安原義人。林一夫。ささきいさお。木村幌。伊武雅之。納谷悟朗。広川太一郎ナレーション。


西暦2201年。地球には平和が戻り、ヤマトも引退して廃船処分が決まっていた。


ヤマトのクルーだった古代、島らも一線を退いていたが、ある時古代は未知の星からの救援信号をキャッチする。


危機を感じた古代たちは周りの反対を振り切って海底ドックに眠るヤマトに乗り込み、新たなる旅へと発進する。



こちらはオリジナルストーリー。


この後でテレビ版の「宇宙戦艦ヤマト2」が放送された。


ほぼ本作と同じ内容だが結末は異なり、主要キャラは生き残る。


そして、以降の映画続編はテレビ版のストーリーを引き継いでいる。


本作の人気が出て上層部から「生き返らせろ」って指示が出たため。


・・こんな話だったっけ、と思ってwikiを見たら書いてあった。


子供の頃にテレビで見た筈だけど、「ヤマト」はたくさんあるからストーリーはよく分かってなかった。


あまり好きじゃなかったこともある。


クラスの話題に付いていくために見てただけ、という感じ。


あと、子供のことだから色々とストーリーについて話していても


「バッカじゃねえの、あそこはこういう話なんだよ!」ってドヤ顔で解釈を話す奴がいて、みんな「おおー」ってなるんだけど、後で全然間違ってると分かったりして・・


そんないい加減な話のまま、興味は次に移っていくという。子供あるあるですね。



「デスラー」とか「テレサ」という名前が懐かしかった。


特に、「テレサ」って一体何だ?と思っていた。クラスでも適当な話ばかりだったし。笑



大人になって何十年振りに見て、突っ込み所は確かにたくさんあると思うんだけど、それでも結構面白かった。


4Kリマスター版ということで、絵もきれいだった。手描きなのもいい。



戦争美化という指摘はその通りかと思う。


そもそも、タイトルからして(宇宙)戦艦ヤマトだし。


本作に至っては特攻してしまうし。露骨といえば露骨。



wikiを読んでいて、


彼(松本零士)は本作の結末が特攻を美化するとして良しとせず、「生き残って再建の苦しみを描くべき」と主張した。


そのため、後に『ヤマト2』が製作されることになる。


という記述は興味深かった。


こういう、当時の話を読んでいると世代の違いを感じる。


戦争や、戦後の復興期を知っている世代。


戦争に対する捉え方が、今より身近でリアルな気がする。


だから戦争反対一色ってわけでもないけど。


本作のようなヤマトが特攻するアニメを作ってしまうんだし。


ただ、本作は1978年公開だから若いスタッフだと戦後の復興期はもう終わってたのかもしれない。


つらつらと、とりとめもないことを書いてしまった。


もう少しうまく書ければまとまるんだけど。





ヤマトよ永遠(とわ)に ★★★☆☆

1980日。145分。舛田利雄(脚本(共同)も)・松本零士(原作(共同)も)・勝間田具治(アニメーション監督)監督。富山敬。麻上洋子。仲村秀生。青野武。永井一郎。寺島幹夫。緒方賢一。神谷明。野村信次。安原義人。林一夫。古谷徹。小林修。伊武雅之。広川太一郎。潘恵子。



西暦2202年。暗黒星団帝国が地球へ襲来。瞬く間に占領されてしまう。

古代進ら乗組員は宇宙戦艦ヤマトが隠された小惑星イカロスへ向かい、暗黒星団帝国と戦う。

しかし、森雪は途中で負傷し1人だけ地球に取り残される。

敵の情報将校アルフォンに助けられた雪は、情報の入手を図る。


とわに、とわにとクラスで話題になっていた。相変わらず流行っていた記憶。


「ワープ」という単語もヤマトからよく聞くようになった気がする。


ひょっとしたら「ドラえもん」かもしれないけど。



ヤマトが好きじゃなかった子供の頃の私には、同じ話を目先を変えて繰り返しているだけに見えた。


いい加減このブームは終わってくれないかなと思っていた。


終わるといえば、常に滅びの予感を漂わせる終わる終わる詐欺みたいな内用やタイトルも嫌だった。



改めて見返してみたら、同じ話とまでは言わないものの、前2作より大分落ちる。


商業的には大成功だったそうだけど。



暗黒星団帝国にたどり着いたヤマトは、自由の女神像を目にする。


猿の惑星の、とても分かりやすいオマージュもしくはパロディ。





宇宙戦艦ヤマト 完結編 ★★★☆☆

1983日。152分。西崎義展(脚本(共同)、原作(共同)、製作総指揮)・勝間田具治・白土武(チーフディレクター)・高山秀樹(エッフェクトディレクター)・松本零士(監修、原作(共同))・舛田利雄(総監修、脚本(共同))監督。富山敬。麻上洋子。仲村秀生。ささきいさお。青野武。永井一郎。寺島幹夫。緒方賢一。神谷明。野村信次。安原義人。林一夫。古谷徹。納谷悟朗。坂本千夏。小林修。伊武雅刀。田島令子。仲代達矢ナレーター。


西暦2203年。ヤマトは、宇宙を周回する水の惑星アクエリアス接近の影響で水没の危機に瀕した惑星ディンギルを発見。


ヤマトはディンギル艦隊の攻撃を受けて大損害を被る。


ディンギル星人は地球への移住を企んでいた。


最後の戦いが始まる。



この映画は全く記憶にない。もう人気がなかった・・ってことはさすがにないだろうけど、少なくともブームは去っていた筈。


周りで話題にしてる人は誰もいなかった。


検索してみたら、この前には既に「機動戦士ガンダム」が人気になっていた。


そうそう、「ヤマト」の後は「ガンダム」だった。ガンダムも一時期すごかった。


他に、1983年公開のアニメ映画は「うる星やつら オンリー・ユー」、「幻魔大戦」、「クラッシャージョウ」。


どれも話題作だった。ヤマトは霞んでしまったのか、本作は聞いた覚えがない。



改めて見てみると、もう終わっておけばよかったのにと思える内容だった。


個人的には「・・永遠に」も無くて良かったと思うけど。





宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ★★★☆☆

2009日。135分。西﨑義展(脚本(共同)、原作、製作総指揮)・白土武(チーフディレクター)・舛田利雄(総監修)監督。石原慎太郎原案。


山寺宏一。伊藤健太郎。浪川大輔。茶風林。野島健児。古谷徹。阪口大助。山口勝平。鳥海浩輔。高瀬右光。藤村歩。柚木涼香。大浦冬華。由愛典子。青野武。永井一郎。緒方賢一。


2217年。観測史上最大の移動性ブラックホール「カスケード」に地球が飲み込まれることが明らかになった。


人類は地球から27,000光年離れた惑星アマールの月へ大規模な移民を開始する。


しかし、移民船団はいずれも謎の艦隊による攻撃を受けて消息不明となる。


古代進は地球へ帰還して第3次移民船団の護衛艦隊司令の任に就く。新生ヤマトの艦長としてアマールへ出発する。



本作も記憶にない。話題にはなってなかったと思う。


元々人気作だから、こんなに経ってからでも続編が作られたのかもしれない。


ちなみに、2009年のヒット作を検索したら、実写映画は「アバター」、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」、「ROOKIES-卒業-」。


テレビドラマは「JIN-仁-」。アニメは「けいおん!」、「化物語」。


アニメは疎いので知らないけど、他はさすがに知っていた。


映画も、テレビ放映も含めれば全部見た。



本作を見たのは初めてだけど、絵がきれいでよく出来てると思った。


前作までは手描きだったけど、本作ではCGがたくさん使われていた。


好みとしては手描きの方がいいけど、ヤマトにはCGの方が合うかも。


絵柄が変わったのは、松本零士がいなくなったからか。


wikiを見たらどこにも名前がなかった。


話は、続編が作りたくてひねり出したのかなという感じ。





日本誕生 ★★★★☆

1959日。182分。稲垣浩監督(本編)・円谷英二監督(特撮)。三船敏郎。司葉子。水野久美。上原美佐。香川京子。田中絹代。乙羽信子。杉村春子。東野英治郎。久保明。平田昭彦。小林桂樹。榎本健一。鶴田浩二。原節子。


雄大な日本の神話。


伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の両神の国産みから始まり、天照大神、

日本武尊(ヤマトタケル)の物語が繰り広げられる。

老婆によって語られる。



東宝創立25周年記念&1,000本目の記念作品。


日本神話の映画なんて初めて見た。昔読んだ手塚治虫の「火の鳥」を思い出した。


豪華な映像で、お金が掛かっていそう。邦画としてはかなりの予算だったんじゃないかと思う。


こういう、豪華な映画は好きだ。


ヤマタノオロチの特撮も力が入っていて、今見ると却って新鮮だ。


3時間と長い。間延びしてると思う部分もあるけど、シーン毎にこだわりがありそうだし切りたくない気持ちも分かる。


インターミッションあり。


今見ると粗はあるけど、それを超える魅力も感じる。





ライフ ★★★☆☆

2017英・米。104分。ダニエル・エスピノーサ監督。ジェイク・ジレンホール。レベッカ・ファーガソン。ライアン・レイノルズ。真田広之。


火星で採取され、国際宇宙ステーション(ISS)へ持ち込まれた生命体「カルビン」の細胞が急速に成長し、高い知能を持つに至る。


「カルビン」に襲われたISSの生き残り・デビッドはカルビンを救命艇に誘い込んで外宇宙へ追いやろうとする。


しかし、デビッドの思惑はカルビンに見破られ、救命艇の進路は地球へ向けられてしまう。



SFスリラー。


「エイリアン」(1979英・米)みたい。


検索したら、「似てる」とたくさん書かれていた。さすがに誰でも思うレベルか。


逆に言えばそれだけ「エイリアン」がエポックメイキングな映画だったということかも。


映像はすごく進化していた。


似てるからダメだってことはなく(もちろん、オリジナリティはあったほうが良いけど)本作は本作で楽しめる映画だった。





プレステージ   ★★★☆☆

2006英・米。128分。クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作(共同)。ヒュー・ジャックマン。クリスチャン・ベール。マイケル・ケイン。スカーレット・ヨハンソン。レベッカ・ホール。アンディ・サーキス。デヴィッド・ボウイ。


19世紀末のロンドン。2人の天才マジシャン、ロバート・アンジャーとアルフレッド・ボーデンは、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落としたことをきっかけに、激しく対立することになる。



ノーラン監督作品は、個性的で凝ってて、それはいいけど重たくて疲れる、あと長い。


というイメージ。


あくまで個人のイメージですが。


本作はそれほど長く、重たくなかった。題材も馴染みやすくて、疲れずに見られた。


ヒュー・ジャックマンは良い。





S.W.A.T. アンダーシージ ★★★☆☆

2017米。89分。トニー・ジリオ監督。サム・イェーガー。エイドリアンヌ・パリッキ。マイケル・ジェイ・ホワイト。カイラ・ザゴルスキー。


S.W.A.T.隊は背中にサソリの刺青を持つ謎の男・スコーピオンを署に連行する。

スコーピオンは国家を揺るがすほどの重大な秘密を握っていた。


彼を追う武装集団によって警察署は包囲されてしまう。


S.W.A.T.隊員たちはスコーピオンと手を組んで脱出を図る。



クリストファー・ノーラン監督とは変わって、こちらは気楽に楽しめる。


アクションが良かった。


最後は家に帰って奥さんから2人目を授かったと教えられ、娘と3人で喜びあうハッピーエンド。


こういう家庭のシーン、邦画だとあまりな見ない気がするんだけどアメリカでは受けるのか。





プライベイトレッスン ★★★☆☆

1981米。92分。アラン・マイヤーソン監督。シルビア・クリステル。エリック・ブラウン。ハワード・ヘッセマン。


15歳のフィリップ(フィリー)・フィルモアの家に、新しく若いメイドのニコール・マロウがやってくる。


フィリーは父親が出張で不在中にニコールから性の手解きを受ける。


しかし、ニコールは運転手のレスター・ルイスとフィルモア家から現金を盗み出そうと企んでいて…。



エロティックコメディ。


「エマニエル夫人」(1974仏)の世界的大ヒットで一躍有名女優となったシルビア・クリステルが、ハリウッドに招かれて撮ったお色気青春映画。(wikiより)


昔、深夜にテレビでやってたアメリカの青春ドラマみたいな雰囲気。


そこにお色気を強めた感じ。


知らずに見たけど、これは思春期の青少年が見る映画だった。笑





【今回読んだ本】

「イノセント・ゲリラの祝祭」海堂尊

「ジェネラル・ルージュの伝説」海堂尊

「アリアドネの弾丸」 海堂尊

「玉村警部補の災難」   海堂尊

「ケルベロスの肖像」   海堂尊

「カレイドスコープの箱庭」  海堂尊





「イノセント・ゲリラの祝祭」海堂尊


「チーム・バチスタの栄光」から続く「田口・白鳥シリーズ」第4作。


厚生労働省の組織内部の話が多くて、これまでとは趣が変わっていた。


法医学の話は興味深いけど、とっつきはかなり悪くて、予備知識のない私にはしんどい内容だった。


作者の幅の広さはすごいものだと感服する。エンタメだけど勉強になった気がする1冊だった。





「ジェネラル・ルージュの伝説」 海堂尊


「チーム・バチスタの栄光」から続く「田口・白鳥シリーズ」の番外編。


主に4部から成り、最初は短編小説が3つ。

「伝説 1991」、「疾風 2006」、「残照 2007」はいずれも救急医・速水が活躍する「ジェネラル・ルージュの凱旋」を補完するような話。


次の「海堂尊物語」は小説の背景が垣間見えて興味深く読んだ。


幼年時代から外科医、病理医時代と続き、2005年が「海堂尊・0歳」となっていた。


本は「5歳」まで書かれている。今年(2025年)で成人。続きも読んでみたい。いつか書かれるだろうか。


次は「自作解説」。


「医学のたまご」で


「子どもは難しいことがわからないのではなく、不明瞭なものがわからないのだ」


という気づき(悟り)はなるほどと思った。



最後は「海堂尊ワールド」。


「桜宮市年表」「登場人物リスト」「用語辞典」。


著者の小説は「桜宮市」「東城大学医学部付属病院」を主な舞台に、緩やかなつながりを持って描かれている。


ということながら、他の部分で「辻褄が合わなくなってくる」と書かれていた。


これだけ世界が広がると、プロとは言えそりゃそうだろうと思う。





「アリアドネの弾丸」 海堂尊


「田口・白鳥シリーズ」第5作。


前作「イノセント・ゲリラの祝祭」に続いて、なかなか取っつきにくい内容。予備知識がないのでしんどかった。


シリーズの中でも本作は本格ミステリー寄り。題材は難しいものの、話はとても面白い。


高階院長が無実の罪で逮捕され、田口・白鳥たちは無実の証明と真犯人を突き止めるために悪戦苦闘する。


白鳥の謎解きは鮮やか。


「間接証拠」ばかりで手強い宇佐警視を追い詰めるのはお見事。それ故に分かりづらくて難しくもあるんだけど。


よく、こんな話を考えつくものだと思う。


印象に残った所。(宝島社文庫で読みました)


7章 警察官僚達の会話が、まるで時代劇でお馴染み“越後屋”のよう。


本作では警察は完全に悪役として描かれている。


27章(下巻109ページ) 白鳥が宇佐美警視を評して「ウサちゃんは油断なんかしてないよ。休める時に休む、というのは強敵の証拠さ」


37章(下巻255ページ) 宇佐美警視の死に対して、冷たくビジネスライクな態度の斑鳩広報室長に白鳥が言う


「(~前略)ウサちゃんの背中に憑いた化け物が、僕の本当の敵なんだ。(後略~)」


続編が楽しみになる台詞。


死因不明社会、エーアイについて、田口・白鳥を始めこの後どんな展開が待っているのか。





「玉村警部補の災難」  海堂尊


「田口・白鳥シリーズ」番外編。短編集。


本編より大分軽め。


玉村警部補は桜宮警察署捜査一課勤務。警察庁から出向中の加納警視正の部下。


加納警視正の命令で、東城大学医学部付属病院の不定愁訴外来を訪れ、田口講師と過去5件の事件を振り返る。


各タイトル。

「不定愁訴外来の来訪者」

「東京二十三区内外殺人事件」

「青空迷宮」

「四兆七千億分の一の憂鬱」

「エナメルの証言」





「ケルベロスの肖像」 海堂尊


「田口・白鳥シリーズ」第6作。


前作「アリアドネの弾丸」から1年後。


東城大学Aiセンター長に就任し(お飾りとして祭り上げられ?)た不定愁訴外来の田口講師は、センター稼働を目前に控えて忙しい日々を過ごしていた。


そんな中、高階病院長から、厚生労働省の依頼で院長宛に送られた「八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する」と綴られた脅迫状の調査協力を依頼される。



「アリアドネの弾丸」までしばらく難しい話が続いていたんだけど、本作は取っつきやすい。


会議のシーンも、第4作「イノセント・ゲリラの祝祭」と比べてスッと頭に入ってくる。


(ひょっとしたら、こちらが慣れただけかもしれないけど)


シリーズもの特有の、ホームに帰ってきたような安心感を感じる。



印象に残ったところ。(宝島社のハードカバーで読みました)


第2章(19ページ) 脅迫状についての描写。

「(前略)~という文面が、大小不同の新聞の切り抜き文字で貼り付けられていれば、幼稚園児だって一発で脅迫状だとわかるだろう。」


シンプルで、とても分かりやすい表現。刑事ドラマなどで見た脅迫状がすぐに頭に浮かんでくる。


さすが作家。と、言うまでもないことを思って感心した。うまい。



第8章(78ページ) 薬を飲む理由。

「お薬というのは、もともと毒なんです。(中略)ではどうして毒を飲むのか。それは毒の害以上に、病気の状態が悪いからです。薬は毒だから身体には悪いんですが、同時に病気に対しても害になります。病気に対する害の度合いが、身体に対する度合いより強いので、お薬を飲む意義があるのです。」


これも、感動するくらいの分かりやすさ。



第9章(86ページ) Ai導入に反対する勢力に対して

「つまり法医学者の一部は、自分たちの保身のために、自分たちの領域に社会的に有用なAiを封じ込めてしまおうとしているわけか」

(中略)「~彼らは、市民社会に有用な死因究明制度を作ることではなく、自分たちの領域の権益を保全したいだけなんだ」

「あさましい話だな」(後略)


小説という形を取ってはいるけど、強烈だ。


でも、「ジェネラル・ルージュの伝説」等を読む限り、現実もそうなのかと思った。



第18章(188ページ) Aiセンター運営連絡会議で、アンチAi派の1人、循環器内科の陣内教授と彦根Aiセンター副センター長のせめぎあい。


「(前略)内科学会がAiという用語をないがしろにするのは、法医学会と結託し、解剖主体の死因究明制度と、おこぼれのモデル事業というミニ利権を守りたいだけだ(後略)」


こちらも強烈だ。



第19章(196ページ) 火花が散るような丁々発止のやり取り。会議は続く。


「まあ、文学的表現というものは往々にして底意地が悪いものかと」



第20章(220ページ) 東堂Aiセンター・スペシャルバイザー(マサチューセッツ医科大学上席教授)が、田口Aiセンター長に対して


「改めてマイボスの決断を、心の底からリスペクトしたい。(後略)」


シリーズでおなじみのキャラがコミカルなやり取りをするシーンで楽しい。(東堂は本作「ケルベロスの肖像」からの新キャラだけど)



第21章(224ページ) 空港の説明。勉強になった。


「尾張市の大牧空港は、民間空港に自衛隊の航空基地が併設される相乗り型の地方空港だ。


自衛隊基地と民間空港が併設されていると、経費削減などの点でメリットがあるという。


普通の国家なら、自衛隊施設は軍事施設に相当するから、側に民間施設を設置するなど考えられないが、日本の自衛隊は攻撃性に乏しく、社会的な公益性が高い組織だから可能なのだろう。」


ちなみに、大牧空港は愛知県の小牧空港がモデルだと思うけど、中部国際空港(セントレア)が出来るまではよく利用した。


確かに自衛隊の航空基地が併設されていた。



第25章(261ページ) 東堂スーパーバイザーとAiアンチの南雲・元極北市監察医務院院長とのやり取りを見た田口センター長が


「俺は震えた。これは東堂の宣戦布告ではないか」


この辺りから物語は佳境に入る。



第28章(290ページ) モチを喉に詰まらせて死亡したと偽装した死体を見事にAiで覆したところを目の当たりにした南雲・元極北市監察医務院院長が


「検視の質も低下している。理詰めで相手を説得できるAiセンターは必要悪かもしれんな」


風向きが変わってきたのか!?と思った。


素人目にはAiの有益性は明らかで、さっさと推進すれば良いと思うんだけど、医療とは関係のない業界にいる自分でも既得権益やしがらみから抵抗勢力が出てくるのは理解できる。



第33章(330ページ) ブラックペアンの話がここでつながってくるのかと驚いた。


この後の急展開は驚きの連続で、34章のクライマックスでは呆然とした。何と言う、予想外の展開。


これは、次作もすぐに読まなければ。





 「カレイドスコープの箱庭」 海堂尊

そう思って早速買った。笑


「田口・白鳥シリーズ」第7作にして、最終作。



「ケルベロスの肖像」事件で閉鎖の危機に陥った東城大学医学部附属病院。


そんな中、「不定愁訴外来(別名・愚痴外来)」の責任者・田口に今度は病理医の検体取り違え疑惑の調査が依頼される。


田口はAiセンター長としてAi標準化国際会議の準備も抱える中、厚労省の白鳥圭輔らと疑惑調査に取り組む。



患者は激減しているものの、市民の支えもあって病院は継続している。


今回の事件は患者検体の取替え疑惑。


解決後、存続が危ぶまれた病理学科の新しい体制が立ち上がり、期待と不安が描かれて物語は終結する。


最後にしてはちょっと短いかな?と思ったけど、速水、桐生と懐かしい面々が次々に登場するところなんかは最終作にふさわしい。



後半は「放言日記2010〜2015」。


「ジェネラル・ルージュの伝説」にあった「海堂尊ワールド」の続き。


「海堂尊・5歳」から。


Aiについての記述は相変わらず鋭く、阻害する者には辛辣な描写が並ぶ。



「放言日記」の後は「あとがき」。


「永遠の二葉書店」良い話だった。



著者は結構テレビに出ていたのだと知る。


どこで見たのか、見覚えのある人だと思っていた。



著者が文学賞に縁がないのは不思議だ。何かしら獲っていておかしくない作品だと思うけど。


色んなところに噛みつきすぎたせいか。


まあ、一般読者はほとんどの賞を知らないし関心もないけど。