切迫感 | 群衆コラム

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耳目を惹きつけて止まない話題の数々。
僭越ながらお届けいたします。

ファイナンシャルプランナーの

 

資格試験を受験することになっている。

 

なんとなく勉強したりしなかったりで過ごしてきたが、

 

あらためて数えてみると、

 

ちょうど3週間後が試験日となっていた。

 

 

 

今回受けるのは3級であり、

 

聞くところによると

 

落ちてはいけない試験のようである。

 

つまり、簡単である。

 

と思い込んだのがいけなかったのか、

 

いまだ勉強がはかどらない。

 

やらないとなあ、、、で日が過ぎていく。

 

 

 

こういう思いは過去にも覚えがある。

 

中学から大学、専門学校に至るまで、

 

試験の前はいつもこうだった。

 

てきぱきと勉強をして

 

いざ、とはならない。

 

それは年齢を重ねてもかわらない。

 

もうそういう人だからと諦めるよりしょうがない。

 

そういうものかもしれない。

 

 

 

年を経て変わったこともある。

 

試験に落ちることに対する恐怖感が鈍くなっている。

 

まえは、落ちたらこの先どうなっちゃうのと思っていたはずだが、

 

いまは、落ちたらそのとき考えようという気持ちで

 

切迫感がない。

 

でも、落ちるのはイヤである。

 

 

 

相反するふたつの気持ちのせめぎあい。

 

試験というものは、何歳になっても

 

たまには受けておいたほうがよいのかもしれない。

 

どんどんなくなっていく切迫感に歯止めが要る。