そのおもしろさを伝えるためには
漫画しかない。
しかし、だからといって
すぐに描こうとは思いませんでした。
１つ描くのはいいけれど、
１つ描いたら
あと最低２８回描かなければならなくなる。
おそろしい。
考えただけでおそろしい。
漫画なんて描いたことないのに、
そんなに続けられるのか。
しかも、毎回職場の人が主役になるから、
その似顔絵も描かなくてはならない。
幸い第一号の人は描きやすい顔だが、
以降は描きにくい顔もあるでしょう。
どんな顔も責任もって描ききれるのかどうか。
おそろしい。
考えるだにおそろしい。
自問自答したかもしれませんが、
結局少しだけ考えて、
とりあえず最初のものを描いてみるか、
とはじめてしまいました。
そんな漫画がいまのところ
３号までできている。
思いのほか好評で、ありがたいかぎりである。
想像していた１０倍くらい時間がかかる仕事だけれど、
想像していたのより１０倍くらい楽しい仕事で、
大げさでなく寝食を忘れて描いている。
これはもう本人が驚くほど。
ただし漫画で倒れたらシャレにもならないので、
この点は注意が必要である。
そんな話が冗談にならないくらいに
おもしろいのである。
