「私たちは売りたくない!」
新型コロナ用の新しいワクチンである自己増殖型、レプリコンワクチンに関してこんな本が出版されているが、遅ればせながら読んでみた。
著者はMeiji Seikaファルマの「チームK」、製薬会社の現役社員たち。
ワクチンについては、その有効性や危険性について医師の見解が真っ二つに分かれているため、医師の意見やアドバイスをそのまま鵜呑みにしてバイアス状態にある人は多くいる様だ。ネットで散見される、いわゆる「エコーチェンバー効果」みたいな感じに。
この本によると、医師たちも国が発表している数字を客観的なデータだと信じてバイアス状態にある様子。
これまで、「ワクチン摂取による有害事象として心筋炎を起こすリスクもあるが、摂取しないことで罹患し、心筋炎を起こすリスクの方が圧倒的に高い」という見解がよくマスコミで紹介されていましたが、その説明に用いられていた国発表のデータ、よくよく確認してみると比較する罹患確率計算の母数が異なっているそうだが、そんなことがこの本で指摘されており、驚愕...。
更に、「mRNAは2週間程度で自然消滅していくので安全」というのはマウス実験の結果であって、人体臨床試験はゼンゼン進んでいないとか...。
そんな状況なので、レプリコンワクチンを開発した米国でもまだ承認、販売されておらず、世界に先駆けて日本だけが承認し、まだ治験も終わっていないというのに国民総動員で人体実験する段階にあるらしい。
もちろん、ワクチンにはよいワクチンもたくさんあり、ワクチン接種によってポリオとか日本脳炎などの感染が防げていることは事実ですよね。でも、良いワクチンと悪いワクチンがある様です。
自分は決してアンチワクチン派じゃないが、5回目以降はブレークスルー感染も多く発生している様なので、接種を中止しました。
自分、ウイルスを生命体ではない自然現象として捉え、感染症の拡大に関する微分方程式なども含めて、それなりに多少は勉強したが、レプリコンワクチンについては、この本に書いてあることをすべてそのまま信じることはないまでも、少なくとも今の段階では、たとえお金もらっても接種は辞退したいところ。
ご存じの様に、治療薬というのは罹患している人に対して投与するものなので、ある意味「賭け」みたいな要素がありますが、ワクチンは健常者へ摂取するもの。だとすれば、治験も終わっておらず、まだ他のどの国も承認していないという段階で接種するという賭けは怖いと思う。
色々と考えさせることが多い、客観的数字の裏付けを基にして書かれた内部告発的な書籍である。ご一読をお勧めしたい。