某社製の体重・体組成計からオムロン社製に乗り換え - コールセンターの対応 | プロムナード

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これまで、某社の体重体組成計を使っていたのだが、なんと保証期間の一年を過ぎたとたんに故障。症状としては、エラーコードが出るというもので、それ以上は動作しないというもの。

そのエラーコードについてマニュアルを見ると、「一度電池をはずして、入れなおしてください」とある。エラーが起きる理由については記載がない。通常であれば、それで復帰できない場合は、というフローチャートがあるはずだが、それでゲームオーバーと言う具合。

そこで、善後策がないかの確認のためにサポートセンターへ電話を入れてみた。すると、乾電池を替えろというので「新品に変えても同じ現象ですよ」というと、電池のメーカーや型名まで聞かれた。100均の乾電池だと答えると、「100均の乾電池は電圧が低いことあるのでダメ」だという。

そう言われる前に、替え電池の電圧や電流容量に問題ないことは全品チェック済みで、念のため、定電圧電源装置からの電圧供給でも問題が起きることや、写真の様に電源電圧が2.8Vまで降下すると、表示が”Lo"となることは確認した。少なくとも内蔵されているマイコンは活きている様だ。

 



そう伝えると「じゃ故障ですね。修理費は、保証期間を1日でも過ぎているので部品代抜きで1万円ちょっと」との回答。つまり、買った方がゼンゼン安い!

そこで、皮肉を込めて、「それだと、買ったときよりも高いんですね。まだ一年ちょっとしか使っていないのですが」と伝えると、言うに事欠いて「そちらが幾らで購入されたかなんて、こちらでは分かりません」というレス。買った価格がいくらだったか知っているか、と言う質問ではないんだが。

もうこれ以上話しても無駄なので電話を切ったのだが、特にBtoCのビジネスでは、一般消費者相手なので、イラっとして電話してきている相手に対しては、まずはガス抜きをするということを念頭に置いて対応してもらいたいものだ。

しかし、乾電池との相性云々まで制限する必要があるというのは、このご時世なのに、どんな設計をしているのだろうという気がしてしまう。様々な電池への対応が可能にするという設計は可能なはずだし、その様なフレキシビリティがあれば、それもウリになるはずなのだが。

結局、この体重体組成計は僅か1年ちょっとで燃えないゴミとなった。

と言うことで、オムロン製へと乗り換え。

 



使い方としては某社製品とほぼ同じだが、本体の取説にはスマホへデータ転送させるスマホアプリの「OMRON connect」に関する詳細が書かれていないことと、OMRON connectについてはセットアップガイドしかないことから、セットアップ後のデータ転送方法などの使い方で難儀した。

特に難解だったのは、セットアップガイドのSTEP4のこの箇所。


「①以下のいずれかの方法で、機器を通信できる状態にする

A.測定する
B.ブルートゥースボタンを押す

機器を通信できる状態にすると、データは自動的にアプリへ転送されます。」

と言う文言を見ると、AかBのどちらかの方法でスマホと本体が通信され、データがそのままアプリへと送信される様に読めますが、そうではなく、測定した後でブルートゥースボタンを押すという順番だ。

正確に書くと、次の順序となる。

1.OMRON connectアプリを起動しておく
2.本体に乗って測定する
3.本体にある設定ボタンを押す
4.本体にあるブルートゥースボタンを押す
5.OMRON connectアプリのホーム画面を、下方向にスライドする
6.少し経つと、本体からスマホへと転送が始まる
7.本体の液晶画面上に「OK」と出れば、転送完了
8.スマホの画面上に測定結果が表示される
9.転送が終わると、本体の電源がシャットダウンする


このことさえわかれば、使い勝手は全く問題ない。むしろ、某社製で使用される乾電池は単三だったが、オムロン製は単四。それだけ消費電力が少ないということだろう。また、ブルートゥースでのデータ転送後、すぐに本体電源を落とすアルゴリズムになっているので、これも省エネに貢献している。

この様に、同じ機能でもオムロン製の方が数段上の様に思うが、オムロンのマニュアルには体組成に関する解説は少なく、某社の方が詳しく書かれている。

とにかく、まだ買ったばかりなので、オムロン製の保証期間後の動作がどうなるのかが、次のテーマだ。