日本のエネルギー事情、マジでゲキヤバス - 対応策は消費に至るまでの効率改善
http://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-11906806567.html
しかし、資源というのはエネルギーや金属類に限られるものではない。
日本には観光資源という素晴らしい資源がある。
日本政府観光局発表による年別訪日外客数は次の通り。
2001 平成 13年 4,771,555
2002 平成 14年 5,238,963
2003 平成 15年 5,211,725
2004 平成 16年 6,137,905
2005 平成 17年 6,727,926
2006 平成 18年 7,334,077
2007 平成 19年 8,346,969
2008 平成 20年 8,350,835
2009 平成 21年 6,789,658
2010 平成 22年 8,611,175
2011 平成 23年 6,218,752
2012 平成 24年 8,358,105
2013 平成 25年 10,363,904
2014年についてはまだ確定値が発表されていないが、それでも11月までの累計で12177500であり、既に2013年を超えている。
ここ暫く円安が続いていることもあり、海外からの渡航者はうなぎのぼりに上がっている。彼等の来日目的は、日本製品の調達も大きいとは思うが観光目的も多いはずだ。従って鉱山資源云々と言う前に、観光資源をもっと活用することを考えるべきだろう。
また、最近は京都などの有名観光地以外のB級的観光地にも多くの外国人を見ることが出来る。彼等がその場でまごつかないためにも、少なくとも英語での表記は必要だろう。
小生がかつてポーランドへ出張に行った際、駅の看板や注意書き等々がポーランド語表記だけしかなくて電車乗り継ぎ等で難儀したことがあったが、日本語の表示は漢字圏ではない外国人にとって、まったく歯が立たない表示なのだから英語の併記は必ず必要だ。
また、そういう客人にとって唯一の手引きはスマホやタブレットであるから、それらをサポートする無料WiFiのサービスも必要だろう。
それと、せっかくの来日の機会に、古(いにしえ)の日本だけではなく、戦後の日本がどうやって復興してきたのかも是非理解して欲しい。単に資料を渡して読め、というのはいただけない。それよりも、どの様な変遷があったのかをビジュアルに(直感的に)分かるような工夫が必要だ。以前紹介した「バーチャルリアリティによる目視的なエンターテイメントの提案」については、東京大学大学院情報理工学系研究科の廣瀬通孝教授のプレゼンテーションの一部として下記で紹介したが、こういうアプローチも大変興味深い。
http://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-11936366302.html
一方、民間の努力として最近知ったのは、調理道具で有名な浅草かっぱ橋の店舗店員が流暢な英語を話すことだ。確かに海外からの客が多く訪れるかっぱ橋のこと、きちんと対応することで売り上げも増加するのだからアタリマエの対応をしているということなのだろうけれども、文字通り生活かかっているのだから、四の五の言わずさっさとニーズ対応しているのはさすがだと思った。
浅草かっぱ橋の店先
それと新たな試みとして興味深いのは、アメ横などで見られる「その場で食べられる」サービスだ。確かにアメ横で売られている魚介類など、値段も安いし刺身にしたらさぞかし旨いだろうと思うこともしばしばだが、海外から来日している人にとっては、土産として持ち帰ることができないためにこれらは購買対象ではない。しかし、土産話のひとつとして、その場で食べてから帰国することは可能だ。つまり、売り手から見れば彼等外国人に「金を使ってもらうこと」が可能になり、外国人たちは「出来立てを堪能すること」が可能になるというWin-Winの関係が成り立つ。これも政府指導云々に頼らない民間パワーのなし得るワザだろう。
要は、来日する観光客に「如何にして金を使わせるか」だ。
旅行会社、しかも海外の旅行会社が儲かり、日本にはスズメの涙程度の金しか落としていかないということでは、いかに観光客が増えたところで、日本がその恩恵に浴することはないのだ。
写真は、アメ横で開店している「その場で食べさせる店」だ。
呑んで食えるアメ横の「魚草」
アメ横や築地に行くと、思いのほか多くの外国人観光客がいる。彼等は日本の文化が見たくてそこにいるのだろうが、出来ればその雰囲気の中で食事もしてみたいし、土産も欲しい。さすがに土産は生ものなので無理だとしても、せめてそこで美味い寿司とか、海鮮モノを食べてみたい。そう思うのがアタリマエだ。日本人だって、サンフランシスコ近傍にあるフィッシャーマンズワーフに行けば、クラムチャウダーや茹でたてのカニなどを食べるのと全く同じだ。そこでアメ横のある店はその場で食べさせるという手法で客を掴んだ。素晴らしいアイデアだと思う。因みに、「Eat right here」と英語による表記もあった。
観光客たちに出来るだけ多くの金を使わせる。彼等は観光目的で来日している以上、「金を使う覚悟」で来日しているはず。彼等に気持ちよく金を使っていただく方法を考えよう。それには、独りよがりの思い込みで企画しても意味がない。観光客に直接のヒアリングが必要だろう。
まずはインフラの再構築が必要だ。英語や各国語による表記やFree WiFi整備といったハードウェア面の改善は直ぐに着手すべき。ソフト面としては、やはり少なくとも英語への対応。元来、日本人はもてなしの心を持っているのだから、言葉の障壁回避も重要なテーマだろう。
工業製品としての日本品質がゆるぎない地位を確保していることは確かだが、それに観光資源整備が整えば、海外からの観光客が来ないわけが無い。

