最近、フェイスブックなどのSNSが相当に一般化してきており、ネットリテラシーの低い人達が、自分の知らないうちにガセや悪意のある情報を「善意でまき散らす」という、忌々しき事態が生じている。
小生、かつては2ちゃんねるなどの掲示板でカキコを行う際にIPが晒され、「服着れば?」などとアドバイスを受けたり、或いはネット情報や悪サイトを踏むという「修行」を何度も積んだ経緯があるので、ネット遊びに対しては相当慎重に対応することが身についているが、昨今のフェイスブックのコメなどを見ると、素人がいとも簡単に罠にかかる様が散見され、嘆かわしい。
少し前、「血液型が特殊であるために輸血の出来ない子供を助けてください。連絡先はxxx-xxxx。シェアして頂けると助かります」みたいなカキコがあり、ターゲットとなった病院では、そんな事実は全くないにも拘らず電話が鳴りまくっててんてこ舞いだったという事件があったが、これなどは愉快犯としては軽微な方で、もっと悪質なものも氾濫しているようだ。
普通だったら、「アヤシイ」と思うはずだし、シェアする前に別のソースを確認するといった態度が著しく欠落しているといえる、更に問題なのは、シェアする本人が至って真剣であり、人命救助に貢献していると「勘違い」していることだ。
カキコを行っている人の性別や年齢、国籍すらわからないのに、そこから出る情報を何の疑いもなく信じてしまう。
そこにネットの大きな落とし穴がある。
これは実際に体験してみないと理解し難いかもしれないが、まずは疑ってかかるという態度が必要だ。こと日本人は「お人好し」が多いので、尚更意識してそういう対応方法を取る必要がある。特に最近SNSに参加した人は十分に警戒して対応することが大切だ。
フェイスブックに掲示する写真も、見ているこちらの方がドキドキしてしまうほどの赤裸々な情報が描写されたものが掲示されていることも見られる。実際、所有する車のナンバープレートや、自宅の住居標識まで「公開」しているものもあった。さすがにそういう時には、警告を送る様にしているが、ネットをさまよっている人は、小生の様な善人(^^)ばかりじゃない。
また、フェイスブックの「いいね!」、ナニゲにクリックしている人も多いと思うが、相当に悪用されていることも理解しておく必要がある。発表によると、一日の数は27億回だそうだ。少なくとも、「いいね!」は、広告主からみれば、取りも直さず「推薦されている」と処理されるので、クリックした人のエンドースメント付きとして公開されることもあり得るということも知っておくべきだ。
更に、フェイスブックは実名での登録が基本なので、クリックした人の個人情報と共に嗜好や行動パターンが情報として集約され、悪意のある業者に転売されているとしてもおかしくない。ちょっとしたプログラムを作成すれば、ターゲットとなる人の「いいね!」を集約し、趣味嗜好の統計を取って分析することも可能だ。場合によっては潜在意識レベルまで分析されているかもしれない。しかし、それらの情報は飽くまでも個人が自ら発した情報なので、情報分析が罪に値することはないだろう。逆に言えば、そこに危険要素が潜在しているということになるのだ。
ネットに於いては、基本的に性悪説を取るべき。
これが結論である。そうでないと、個人情報がすっぽりと抜かれたり、悪意のある情報の中間宿主となって病原菌をまき散らす。特にネット初心者や子供たちに対しては、そういう危険性に関する教育を十分に施す必要がある。
