ブルーレイプレーヤ  -  結構分かりにくいCableTVとのiLink接続方法 | プロムナード

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拙宅のAV環境にBD/Rが加わった


仕事の上では長らく高画質画像の伝送技術に携わっているにも拘わらず、いざ自分が買うとなると、BD/Rはこれまで値段が高かったので、ずっとDVD/Rを使い続けていたのだが、せっかくのハイビジョン映像がSDに落とされることに、さすがに嫌気がさしてきたのでBD/Rの調達に踏み切ったというワケ。


しかし、安くなるには理由があったね。

買ってみて、なるほどと思った。従来使用していたDVD/Rには、機器接続としてS端子やD端子があったのだが、これが省略されている。D端子については、今のTVは(少なくともBDを接続しようというTVは)、HDMI付だから問題ないと思うが、CATV用STBとの接続などはコンポジットでやれ、またはiLINKでということらしい。


それと、アナログチューナが廃止されている。なるほど、こういうところでコストダウンしているってわけね。SPDIF端子も省かれている。AVレシーバと接続するなら、ARCサポートのHDMIを使えばいいじゃんということか。


ただし、画質は旧来のDVD/Rよりも格段に進歩している。

これをデグレードさせることはさすがにしないようだ。あたり前か。というか、そもそも使用される画像処理用のスケーラやIP変換チップがどんどんと高性能化しているので、搭載する機器の性能は黙っていても向上するというもの。



さて、画像伝送の件、拙宅にあるSTBにはiLINKがないから、これまではS端子で接続していたのだが、なにしろBR/R側にS端子がないので、コンポジットでの接続を余儀なくされることになった。これはいかがなものかなぁ。所詮、両方とも映像信号は480のインターレース信号だから大差ないとはいえ、それでもS端子の方が多少は良かった。これがコンポジットにダウングレードされるのは、いかんともしがたい。


また、拙宅の場合、2台目のTVとSTBを繋げられるようにと、S端子にはセレクタをつないであるので、最悪、これも買い換えなくちゃならない。。。ということで、S端子からコンポジットに変換するアダプタが必要となってきた。


このアダプタ、量販店で売っているやつは1800円もする。Y/C分離信号をコンポジットの映像信号に変換するとはいえ、そんな大掛かりなものじゃないのに、何でこんなに高いんだろう。もっと安いもんあるはずもんね。ということで、わが第二の故郷であるアキバへ繰り出した。





調達先はこの店。写真では分かりにくいが、この奥まで所狭しと、それはもうおびただしい数のコネクタや変換アダプタが並んでいる。というか、ぶら下がっている。この中から、目を皿のようにして探し出すわけだ。


結果、なんと195円で調達が可能だった。やった!多少、ノイズっぽくてたって、どうせイ480のインターレースだし、大差ないだろうということで早速調達し、実験。動作に問題ないことが確認できた。


さすがアキバ、いつも小生を裏切ることはありません。



しかし、BDで高画質に録画がダビングできる環境が整うとなると、それを使わないのはどう考えても宝の持ち腐れだ。今度はSTBからのビデオもなんとかならないか、と考えるようになる。それが人間の欲ってヤツだ。


だって、今日び、地デジ程度の画質がダビングできるのがアタリマエとなっているのだから、STB経由といえども、HDDへ記録される段階でSD画像へ劣化するなんて、絶対許せん。ということで、ついにSTBの交換にまで踏み切った。

つまり、iLink端子の付いているSTBに変更してもらうということ。ところがこれが難航。なぜなら、iLinkとHDMIが付いているSTBはHDDが付いており、これをレンタルするとなると、月額で800円の追徴となるということらしい。これは避けたい。

それを打開するためには少々技が必要だった。いや、技術的な技ではなく、交渉技。


即ち、早い話、ごねた。映像出力がHDMIじゃなくてD端子でもいいから、iLinkが付いているのはないかと問い詰めた。その結果、窓口を代わってもらい、技術担当者との一騎打ちとなった。曰く、古い機種でよければあるという。

但し、既に製造中止品だし、保証も切れているとかのたまうが、所詮レンタルだもんね。構わん。これは交渉成立。

ところが、別途、出張に伴う工事費が必要だという。


そこで、考えた。そういえば、拙宅のSTB、ごくたまに電源が入らなくなることがあった。即ち、電源コードの抜き差しによる、本格的なPower On Resetが必要となることがあったという事実。これを持ち出した。

これは技術の世界では良く知られている現象で、ファームウェアのバグであることが多い。機器は主電源を切っても、機器の一部には通電がされている常態となっている。電源をオフとしても、主電源のLEDが点灯しているのはそのためだ。

つまり、回路の一部は生きた状態となったままなのだ。通常のシステムリセットは、この状態でもきちんと働くのだが、何らかのシーケンスが重なったり、或いは干渉しあうと、コントローラのステートマシーンが永久ループに入り、システムリセットが効かなくなることがある。この手の障害はまれに起きる場合が多いので、品質試験においても再現が難しかったり、そもそもその可能性すら見抜けないまま製品化してしまうことも多々ある。

従って、たとえ同じ機種と変更しても、既にその機種はEOLになっているだろうし、アップデートサービスはないと思われるので、同じ現象は再現されると考えられる。


ということを指摘して、機器の入れ替えが前提であるということを説得し、結果、工事費についてもめでたくチャラとなった。

で、めでたくiLinkでの接続も出来て、ハイビジョン映像が録画が出来るようになったのだが、ところが、何故か予約録画するとTSではなくて、SD画像で録画されてしまう。どうやら映像信号がデフォルトのコンポジット入力だけしか入らないみたいなのだ。

とにかく、マニュアルには、「STBなどの外部入力から録画する時はL1を選んでください」としか書かれていない。これをTSとしたい。

さんざん試した後、ようやくわかった。要するに、Irの赤外線信号を使って録画情報をレコーダ側に送ると、「排他的にコンポジット信号を録画する」という仕様なのね。

だったら、マニュアルに「HD画像で予約画する場合、iLinkにて予約情報は送信されますのでIrは接続しないください。Irがつながっていると、SDでの伝送となります」と書いておいて欲しかったな。

しかし、まあ勉強にはなりました。