最近、iPS細胞の研究成果が認められ、京大の山中教授がノーベル賞を受賞した。素晴らしいことだ。
ところで、この細胞というかこの技術、今後の管理方法や運用方法を間違うととんでもないことになることも同時に理解しておく必要はある。その危険性については雑誌等でたくさん述べられているので、ここで蒸し返しはしないが、とにかく,
先端技術というものは、両刃の刃を持つということを忘れてはならない。
両刃の刃といえば、今や鬼っ子となってしまった原子力についてもしかり。湯川博士をはじめ量子力学に携わる多くの学識者がノーベル賞を受賞しているが、原子力発電はこうした量子力学理論が直接間接にもたらした「輝かしい」実績であったはずだ。現在、学者達が日夜勤しんでいる高エネルギー粒子の研究にしたって、放射能とは切っても切れない関係にある。
その輝かしい研究についても、不幸にして事故が発生すれば、今日の原発の様な体たらくとなる。もしもあの忌まわしい事故さえ起きなければ、原子力は永遠のエネルギーを生成する源として今でもチヤホヤされていたはずだ。iPS細胞にしても、万が一管理や運用に不備があって事故が生じれば、想像を絶する事態も起こりかねない。それを未然に防ぐことも、極めて重要な研究のテーマとなる
先端技術というものは、両刃の刃を持つということを忘れてはならない。
両刃の刃といえば、今や鬼っ子となってしまった原子力についてもしかり。湯川博士をはじめ量子力学に携わる多くの学識者がノーベル賞を受賞しているが、原子力発電はこうした量子力学理論が直接間接にもたらした「輝かしい」実績であったはずだ。現在、学者達が日夜勤しんでいる高エネルギー粒子の研究にしたって、放射能とは切っても切れない関係にある。
その輝かしい研究についても、不幸にして事故が発生すれば、今日の原発の様な体たらくとなる。もしもあの忌まわしい事故さえ起きなければ、原子力は永遠のエネルギーを生成する源として今でもチヤホヤされていたはずだ。iPS細胞にしても、万が一管理や運用に不備があって事故が生じれば、想像を絶する事態も起こりかねない。それを未然に防ぐことも、極めて重要な研究のテーマとなる
原発については、技術的な欠陥というより、運用に於ける未熟さや怠慢が事故を呼んだことは東電も認めている。iPS細胞にしても、管理ルールがどんなに立派なものができたとしても、それを実際に運用する人間たちがミスを犯せばひとたまりも無い。
福島原発事故以来、大学に於ける原子力関連の学部が不人気だという。国の政策が揺れ動き、いまや原子力に携わるというだけで白い目で見られかねない今日この頃だから、原子力に関する夢や希望なんて全く期待できないご時世となってしまったからだろう。無理も無い。
しかし、それでいいのだろうか??
小生思うに、こういうときこそ、原子力の安全性を高めるとか管理方法などを確立させていくために、原子力に関する正しい知識が必要となると思うのだが。
つい最近まで、日本の原子力技術は世界でも最高レベルだったはずだ。自ずから発展途上国の期待も大きいはずだが、後継人がいなくなってしまったら、どうなってしまうのだろう。それに、これまで培った技術について、既に他の技術では他国に追いつかれ追い抜かれている現在、原子力技術まで他国に遅れをとってしまっていいのだろうか?
原子力発電で培った技術は原子力だけの技術ではない。当然、他の分野での進歩がある。それが途絶えてしまう。残念でならない。
エネルギーを扱うのだから危険は伴う。そんなの当たり前だ。
だからこそ、しっかりした管理が必要なのだ。
福島原発事故以来、大学に於ける原子力関連の学部が不人気だという。国の政策が揺れ動き、いまや原子力に携わるというだけで白い目で見られかねない今日この頃だから、原子力に関する夢や希望なんて全く期待できないご時世となってしまったからだろう。無理も無い。
しかし、それでいいのだろうか??
小生思うに、こういうときこそ、原子力の安全性を高めるとか管理方法などを確立させていくために、原子力に関する正しい知識が必要となると思うのだが。
超高圧変電所
つい最近まで、日本の原子力技術は世界でも最高レベルだったはずだ。自ずから発展途上国の期待も大きいはずだが、後継人がいなくなってしまったら、どうなってしまうのだろう。それに、これまで培った技術について、既に他の技術では他国に追いつかれ追い抜かれている現在、原子力技術まで他国に遅れをとってしまっていいのだろうか?
原子力発電で培った技術は原子力だけの技術ではない。当然、他の分野での進歩がある。それが途絶えてしまう。残念でならない。
エネルギーを扱うのだから危険は伴う。そんなの当たり前だ。
だからこそ、しっかりした管理が必要なのだ。
小生は、東電事故について、ある意味、原発に関する管理をしっかりと見直す良い機会となったと思う。原発を捨て去って猿の様な生活に戻るのか、原発に置き換えられる将来の新エネルギー源が開発されるまで、管理方法を改めて運用していくか、二者択一が迫られている今、原子力技術の抜本的見直し(廃炉にするとかそういう次元の話じゃなく)を行うべきなのであって、学生達に対しても、その重要性や将来性についてもっとアピールすべきだと考える。