「下りのエスカレータを駆け上っていると考えよ。立ち止まったら元に戻ってしまうんだ、」小生のかつての上司は、小生のいるエレクトロニクス業界をそう揶揄した。けだし名言だと思ったが、芸能界はそんなものじゃないだろう。殆ど垂直に近いエスカレータを昇っている。そんな感じだろうな。立ち止まったら元に戻るどころか、ぺしゃんこになるか、大怪我をするのだろう。
そういう中にあって、プロデューサは人事をどう動かすか。さぞかし大変なことと思う。
勝者は勝っている間に席を離れるという。勝者、秋元康氏としても、出来れば席を離れたいと思うこともあるだろう。しかし離れない。そこが常人のなせるところとは違うのだろう。
次期センターをどう擁立していくか。目が離せない。恐らく本件も含めてということかもしれないが、AKBをはじめSKEやNMBの人事異動の発表について、Google+に書き込まれた秋元氏のコメントには、
「僕はこれがSKEやNMBのためになると思っています。もし、この判断が間違いだったら、僕はSKE、NMBのプロデューサーを辞任します。もちろん、AKBにとっても間違いなら、AKBのプロデューサーを辞任します。自分の進退をかけても、AKBグループは前に進まなきゃいけない。」
「花が開いていないコも必ず、開くはずなのです。それでも、開かなかったら?僕の目は節穴だ。もっと、才能のあるプロデューサーの元を訪ねなさい。僕が紹介状を書きます。」
とある。これだけの覚悟の出来ている上層部って、芸能界に限らずどの世界でも少ないと思う。前田敦子を切り離すことが吉と出るか否かはまだ分からないが、秋元氏の手腕が問われることだけは確かなようだ。
一方、昨年のレコード大賞受賞は、ある意味、一つの節目だったのだろう。これが前田敦子さんが卒業を考えるトリガーとなったと考えても可笑しくはない。というより、受賞は今後のAKBのホンの一歩と捉えるべきかもしれない。
勝者は勝っている時に席を離れる。それは有終の美ではなく、更なる発展のための準備に入るということだと思う。
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