接客の話~イギリス人と日本人カスタマーの違い1 | イギリス留学からのPhD in Japan

イギリス留学からのPhD in Japan

2002年〜2005年:ブライトンとロンドンで過ごす
2014年〜2015年: バーミンガム大学大学院 MA in Education (TEFL)
2019年〜2024年:神戸市外国語大学大学院 PhD
その間の出来事を綴っています。

イギリス留学中の話をまとめた本を出版してから、ありがたいことに地元では、何度か新聞や雑誌に取り上げていただきました。


その反響がかなりあり、私なんかが講演会の依頼をされるようになった今日この頃ですショック!


数週間前、ある場所で私の「イギリスでの思い出話+帰国後の起業の苦労話」についての話をさせていただき・・・


その後に質疑応答の時間を設けられたことがあったのですが時計


その時に時間が足りなくて、あまり詳しく話が出来なかった質問へのお返事の一部を、この場を借りてさせていただきたいと思います。



質問:「イギリス人と日本人のお客様の違いは何でしたか?」



私が、ピケットやウェッジウッドなどで働いた経験から感じたことですが・・・

(ちなみに、これまでブログ内ではウェッジウッドの名称を載せることを避けていましたが、本を出版した際にウェッジウッドのイギリス本社に名称掲載の許可をいただいたので、ブログでもOKということにさせていただきます。)


①イギリスでは店にご来店されるお客様の目的が、日本人のお客様に比べて比較的明確である。


②階級社会のイギリスでは、日本に比べて行くお店が階級によって違う傾向にある。


この2点について私が感じたことを書いてみようと思います!!



まずは、①についてですが・・・


日本人は、ウィンドーショッピングと言うと外から見るウィンドーショッピングのみではなく、ちょっと興味があるお店に、初めから商品を購入する意思が全くなくても・・・


ふらっと入って、ふらっと出て行く。


そんなことが、比較的当たり前にあると思います。

(実際私もそうでした。)


そして、その時に・・・


お店の人に


「いらっしゃいませかお


と声をかけられても、挨拶を返さない人がたくさんいると思います。

現にイギリスに留学する前までの私もその一人でした。)


「いらっしゃいませ」

は、ただ単に、お店の人がお客さんに一方的にする挨拶で、お客は無視してもOK!

みたいな暗黙の空気がある気がします。



私が、ロンドンのウェッジウッドでアルバイトをしていた頃、日本人のお客様が私の言った「いらっしゃいませ」に対して、何も言われなかった時に・・・


チャイニーズの同僚のホンが驚き、私に


「日本人カスタマーはルードだね。」


と言った事があると前に書いたと思います。


それを不思議に思わなかった私。


でも、イギリス人のお客様は必ず挨拶を返してくれるか、もしくはアイ・コンタクトしながらスマイルで返してくれます。



こんな経験から、私も日本に帰ってからは気持ちよくお店の人とコミュニケーションすることを心がけるようになりました。

スーパーのレジでも、イギリスにいた頃のようにレジの人と一言、二言交わすようになったりニコニコ



なんか、前置きが長くなりましたが・・・


えっと、それプラス、イギリス人のお客様にウィンドーショッピングとは、本当にお店の外からディスプレイされている商品を見て、楽しむことであり、決して冷やかしのために店内に入ることではありません。


ウィンドーショッピングの段階で、何か気になる商品があったり、欲しいものが明確な時だけ、店内に入ります。

(私がアルバイトした店ではそういうお客様がほとんどでした。)


そして、無言で入ってきて、無言で出て行くなんていうお客様はほとんどいらっしゃいませんでした。

(デパートなどの大型店ではなく、あくまでも小規模小売店での場合です。)


だから、小さな店では割と能率よく接客が出来ます。


さらに、日本風に一生懸命に接客をすると、お客様には非常に感謝される!!


だから、余計に接客が面白くなる。


そんな毎日でしたラブラブ




お買い物する方も、される方も気持ちよく時間を過ごすために最低限のマナー、「挨拶をする習慣」はイギリス人を見習いたいな♪


と思った私でした。


②階級社会のイギリスでは、日本に比べて行くお店が階級によって違う傾向にある。


についても一緒に書こうと思いましたが、すごく長くなりそうなので、これに関してはまた次回にします。

(すごくショックだった思い出話もあるのであせる



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