珍しいかな!*本殿四隅の「力神」と遭遇~[津久根八幡神社]  531 | 70代からのウィズブログ! 

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何を書くかは、その日見つけた好奇心&やる気次第。

Slowになった体力・知力・想像力を少しでも長くキープできればな~、が思いです。

はてさて、どこまで・・・どこまで・・・ 続けられるやら。

本殿縁下で 頑張る「力神」

 

 

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2024年5月30日 参詣

 

 

 

 

[津久根八幡神社]  埼玉県入間郡越生町津久根23

 

[主祭神]  誉田別命

 

[合祀神]  大物主命 ・ 大己貴命 ・ 少彦名命

 

 

 

 

 

 

 

コーヒー

 

 

まずは 境内ガイド板を読みながら 参詣スタート

 

 

 

 

当地、大字津久根字若宮に鎮座する八幡神社は 平安時代中期の創建

と伝えられている。

 

 

鳥居の先には 狛犬が構える 拝殿

 

 

 

元治元年(1864)建立 流れ尾形狛犬 江戸末期と思えない端正な造りだ

 

   

 

 

 

境内右サイドからの 社殿&境内社 社殿右手の色違い円形地は祭り用かと

 

 

当社の由緒を物語る歴史資料として、鎌倉時代の正嘉2年(1258)銘を持つ

密教法具の金剛盤(町指定文化財)が伝存している。

 

 

(左):拝殿 & (右):本殿(覆屋)

 

 

棟札の写しによると、現在の本殿は天保4年(1833)の再建で、

大工は新座郡舘村(現志木市)の高野武兵衛を棟梁に、当地生まれの江戸浅草新堀の吉山定右衛門と和田村(現越生町西和田)の石井熊蔵が務めた。

 

 

 

 

いよいよ 覆屋内の 「本殿の彫り物」を覗いてみよう

 

 

スマホだけでのフォト撮り ゆえに やや見難いのはご勘弁ねがいたく

 

 

拝殿から本殿への 様子が分かるでしょうか

 

 

(左):拝殿 & (右):本殿 =右隅縁下には [力神像]

 

 

彫物を請け負った浅草茅町の嶋村源蔵は、川越氷川神社や西東京市の田無神社などで知られる、嶋村流七代目の源蔵俊表 と思われる。

 

 

本殿に 見事な彫刻が施されていた

 

 

浅草東本願寺前の石川藤吉(石川流二代目周信)も携わっている。

 

 

正面向かって左側の胴羽目: 「黄石公と張遼」

 

ブルーハート

 

背面の胴羽目 「高砂」

 

グリーンハート

 

正面向かって右側の胴羽目 「的廬(てきろ)に乗る劉備玄徳」

 

 

以上の如き

 

「黄石公と張良」、「高砂」、「的慮に乗る劉備玄徳」などで飾られた社殿を、

四隅の縁下で 力神が支えている。

                     (以上 越生町教育委員会掲示より)

 

 

 

 

とのことで 次なる彫り物が[力神] 余りお目にかかれないレアもの

 

 

珍しいかな! 嬉しい遭遇であった!

 

 

縁の下の力持ち!

 

 

 四隅の縁下で[力神]が 御本殿を支えていたのだ

 

ふんわり風船ハート

 

それでは 本殿向って右面から 反時計回りに ぐるっと見てみよう

 

 

まずは 右面から

 

 

前方⇚⇐ 右面の縁下を支える 2体の[力神像] ➞➞後方

 

 

 

右面・前方

 

 

  

右面・後方

 

 

 

そして 本殿に向って左面の縁下

 

 

後方⇚⇐ 左面の縁下を支える 2体の[力神像]  ➞➞前方

 

 

 

左面・後方

 

  

 左面・前方

 

 

 

 

 

力神の先輩は・・・仁王様

 

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❖参考: 【力神とは】

力神(りきじん)とは 金剛力士・仁王の別称でもあり、神仏を守護する役目があります。

 

奈良の東大寺の金剛力士像と同じような感覚で邪気を払い、守ると言う意味合いがございます。

 

北斎の絵手本や北斎漫画にも数回登場します。

 

諏訪で木彫の一大流派として存在した立川流が、この北斎の絵から触発されたと思われる、力神彫刻を数多く残しています。

 

立川流以外の宮彫師も、多くの社寺建築の装飾彫刻や山車・祭り屋台にも取り入れ、今日に残っています。

 

主に東海・関東・東北に分布しています。

 

https://oqweh.theconsultatory.com/index.php?main_page=product_info&products_id=1396

 

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  (補): 『津久根八幡神社所蔵の文化財』

*八幡神社本殿(越生町指定文化財)

*八幡神社の獅子舞(越生町指定文化財)

*正嘉2年(1258)銘金剛盤(越生町指定文化財)

(・・・金剛盤とは、密教法具の金剛杵や金剛鈴などの法具を置く台である)

 

 

 

 

 

 

 

 

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