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2024年6月13日 参詣
[成木山愛染院・安楽寺]
東京都 青梅市成木1-583
[宗派] 真言宗系単立
[御本尊] 不動明王・愛染明王、軍茶利明王
【縁起】
成木山愛染院と号し、本尊は不動明王です。
和銅年間(708-714)に行基が軍荼利明王を彫刻し一堂に安置、これが安楽寺の基となったと縁起に記されています。
鎌倉時代には、源頼朝が家臣の畠山重忠に命じて自分の御持仏愛染明王を納め、
また足利尊氏も暦応年間(1338-1342)には、大泉坊・財泉坊・吉祥坊・多門坊など6僧坊を建てさせ、近辺の武士や僧侶に大般若経六百巻の筆写・奉納を命じたと伝えられています。
桃の木がたくさんあり、シーズンになるとあたり一面ピンク色に染まり、とてもきれいです。
≪ 春・・・枝垂れ梅、桃、枝垂れ桜、つつじ ≫
安楽寺 | おうめ観光ガイド (omekanko.gr.jp)
[安楽寺所蔵の文化財]
* (東京都史跡) 安楽寺境域
* (東京都有形文化財) 安楽寺本堂附玄関一棟 木造扁額(愛染院)
木造金剛力士立像吽形・木造伝金剛力士立像 木造軍荼利明王立像
* (東京都天然記念物) 安楽寺の大スギ
* (青梅市有形文化財) 禁制状 鐘借用状 両界曼陀羅 大般若経(経櫃を含む)
まずは 安楽寺本堂エリアの
表門&大スギの遠望から
その静けさを感じていただき
境内参詣へと 歩みを進めていきたい
(左から) 大スギ ➡ 表門(閉鎖中) ➡ 枝垂れ桜? ➡ 茅葺長屋門
[表門] & 都文化財 [本堂・大スギ]の石標
ここで 表門の左サイド方向に 歩みを進めると
竹垣を通して見える 安楽寺境内の光景が 格別だった
大スギあり 茅葺鐘楼あり 宝塔ありと
なんとも 風情を感じる雰囲気が・・・
一方表門の 右サイドの方向に 境内への入口門があった
筆者好みの 長屋門だ しかも茅葺!・・・
通用門(茅葺長屋門)
石段を上って まず目にしたのが この光景
この長屋門 入ると左右に 長イスが置いてあった
暫し ここで 境内入口の光景を楽しむ
境内側から見た 長屋門(&長イス)
まずは 長屋門にて 入って左側の長イスに座り
暫し 境内を眺める
右が庫裡 中央が玄関 左が本堂 であろうか
次に 左側から 右側の長イスに移って
ここでも 暫し 境内を眺めていた・・・
このように 暫しの時間を 長屋門内にて過ごす
&
おもむろに 長イスを立ち 境内地へ
お出迎えは いつもの「いねむり小僧」さん 羨ましいね
参拝の為 本堂へと向かう
桁行12間(24.5m) ✕ 梁行7間(14.84m)と
書院風の大きな本堂だ 都下でも有数の本堂という
現在の本堂は 元禄6年(1693)に再建された
茅葺型銅板葺の 寄棟造で 屋根は元茅葺
昭和51年(1976) 現在の銅板に葺替えられた
なるほど 正面から見ると 久しぶりに感じる雄大なフォルムだ
参拝は 土足を脱いで濡れ縁から
その後 靴を脱いだせいか
爽快な気持ちが 加えて境内はオンリーワン
長~い本堂の 濡れ縁を心ゆくまま
ゆっくりズムで 歩む & 眺める
なんと 贅沢なひととき 独り占めだ・・・
向って 本堂左サイドの濡れ縁 奥まで歩む
季節(とき)あたかも あじさいの季節
一方 多くの剪定された 丸型ツツジが目に留まる
開花の頃には この光景 独り占め不可ですよね
見慣れない堂宇が境内に 《宝篋印塔》の扁額が?
よく見る宝篋印塔は 石塔だが・・・ 珍しい
G-Mapでは [宝塔] と記載あり
鐘楼には 享保16年(1731)鋳造の銅鐘が
茅葺屋根の鐘楼 これまた珍しい
風情を感じる・・・
これまた 余り見かけない石塔かと なんだろう?
暫しの静寂感を 心に残したまま
去り難い境内を あとにする
フォーシーズン 参詣かな
安楽寺本堂を 離れる
( ^ω^) ### FIN ### ( ^ω^)
さて 本来なら
上述参詣より 先行すべき安楽寺入口に位置する
[仁王門 & 軍荼利明王堂]だが
次回ブログにて 掲載しよう