心理セラピストの 鳥居 ミコ ですキラキラ

 

 

 

あなたにとって

お母さんはどんな存在ですか?

 

 

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わたしの場合

 

 

わたしをこの世に産んでくれた

大切な人であり

愛する人であり

 

 

切なくなるほど

認めて欲しいと思い続けた

人であり

 

 

この人生を生きる上で

計り知れない影響を与えた人ですキラキラ

 

 

 

もう

亡くなってから9年近く経つのに

 

今なお

母の言葉や価値観を

 

目の前の物事や

 

生活のそこかしこに

見つけて

 

母を感じていますキラキラ

 

 

 

以前は

 

そのことさえも

認めたくないほど

 

母のことを

嫌っていましたが滝汗

 

 

 

でも

 

2013年の冬

 

そうやって

母を嫌っていたからこそ

 

目の前の現実を見るフィルターが

 

汚れて

歪んで

 

周りの世界の美しさを

見えなくさせていたことに

 

気づいてしまった。

 

 

 

 

この本を読んだのをきっかけに。

 

 

 

 

あれから月日が流れ

 

 

わたしの中に

 

母にまつわる記憶の中で

とりわけ印象深い

モノクロの写真たちが

 

浮かび上がるようになったのです。

 

 

 

 

わたしが高校1年生の夏ころの

出来事。

 

 

母は

自宅から15分ほどのところに

アパートを借りて生活し始めました。

 

 

当時母は

甲状腺の病気で

 

自宅にいると

一人になる時間も取れないし

 

厳しい父のそばにいるのが

苦しいと言い出したのです。

 

 

そこで

 

生まれて初めて

母と別々に暮らすことになったんです。

 

 

そして

初めて母のアパートに行くと

 

その部屋の中は

異空間でしたびっくり

 

 

もともとの自宅は

 

純和風の平屋一戸建てで

 

家の中の

壁という壁のほとんどが本棚。

 

 

所狭しと

父の蔵書が並んでいて

 

地震が来ると

本が飛び出して落ちてくるような

家で

 

自分一人になれる空間など

ほとんどありませんでした。

 

 

でも

 

母の新しい部屋は

 

そんな自宅とは

まるで

別世界だったのですキラキラ

 

 

花柄の

カーペットが敷かれ

 

ドイツ製のベッドが置かれ

 

壁には

可愛かったり

美しかったり

いろんな絵が飾られ

 

そして

 

ところどころに

モノクロの

ハリウッド女優のポートレートが

貼られていたのです。

 

 

 

もともと母は

大連で育っていて

 

西洋風の生活が

自然だったらしいのですが

 

父と結婚してから

それが

できなくなりました。

 

 

父は

自宅でも

着物を着るような

鶴田浩二風の人だったので滝汗

 

 

 

そんな母は

 

病気になって

父から離れたことで

 

心地よくて

楽しくて

好きなコーディネートの部屋に

住めるようになったんだなぁと

 

今更ながら

気づきましたキラキラ

 

 

 

子供の立場からすれば

 

ある日急に

離れたところに

部屋を借りたと言われて

 

とても驚いたし

 

置いて行かれるような

焦りと寂しさがありました。

 

 

 

でも

あの頃

45歳だった母にとって

 

それは

 

自由を取り戻し

 

自分を大切にするための

 

大きなバンジージャンプだったのかも

しれないなぁと

思うのです。

 

よくぞ

勇気を出したなぁと。。

 

 

 

そうそう。

 

そんな母の

別世界のような部屋に

貼られていた

何枚かのポートレートは

 

母が大ファンだった

 

イングリッド・バーグマンと

グレース・ケリーのものが

多かった。

 

 

 

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そのポートレートを見ては

 

母から

 

「あなたもこういう凛とした人に

なりなさい」

 

なんて言われたものです。

 

 

当時高校生で

反抗期真っ盛りだったわたしは

 

そういうことを言われるたびに

 

(絶対やだ!)

と、反射的に思っていましたけど滝汗

 

 

 

それなのに

 

なぜか最近になって

 

(今のわたしって あんな風に

凛とした顔を持ち合わせているのかな?)

 

なんて

思うようになったのです。

 

 

 

そこで

 

写真家の秋月雅さん

凛としたわたしや

キリッとしたわたしを

 

モノクロで

撮って欲しいとお願いしたのですキラキラ

 

 

 

それが

あのブログ “黒ミコ”写真が生まれた

背景でした流れ星

 

 

 

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自分にブレのない

 

 

こういった感じ。
 
 
わたしに
果たして出せるのかな?
 
 
なんて
思っていたわけですキラキラ
 
 
 
そしたら
 
こんな風に
 
チラチラと
 
それが
垣間見える写真が
撮られていたのです。
 

 

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凛とした

大人の女性になったことを

誇らしく感じ

 

この写真を母に見せたいと

どこかで思っている。

 

 

 

こういう形であっても

 

今なお

どこかで

母の期待に応えたいと思っている

自分。

 

 

そんな自分が

たしかに存在する。

 

 

そのことに

 

静かに感動していますキラキラ

 

 

 

あんなに嫌っていた母を

 

 

少しずつ

大切に思うことができるようになり

 

苦しかった記憶が

優しい記憶に書き換わり

 

心から感謝できるように

なり

 

 

こうして

 

母の期待に応えたい自分さえも

受け止められるようになりました。

 

 

 

こういったことの

全てが

 

とても愛しく感じるお盆。

 

 

 

亡き父も亡き母も

いつも

見守ってくれているのを

感じています。

 

 

 

そんな風に思えるようになった

全ての出会いに

 

心からの感謝を込めてキラキラ

 

 

 

 

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(photo by 秋月雅

 

 

 

今日もこのブログを読んでくださって

 

ありがとうございましたラブラブラブラブ

 

 

 

鳥居ミコラブラブ

 

 

 

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