南の島でボランティア
続きです。
シージプシーの住む島を後にしてその日の目的地へ向かいました。
フアヒン島は泳いで一周出来るくらいの小さな島です。
一部石の浜辺になっていて訪れる人が石を積み上げてはモニュメントを作るので有名になっています。
観光客がやって来て自分で石を積んだり写真を撮って帰るのです。
滞在時間10分ほどですがタイ人の観光客が多いですね。
石の浜辺だけはゴミが見あたりません。
でもその周りブッシュの中はゴミだらけ。
わずか30分くらいのゴミ拾いで船の甲板はいっぱいに。
用意したゴミ袋はたちまち無くなってしまいました。
一旦石の浜辺へ戻りその辺りを清掃していたグループと交替して、
次のグループが島の他のビーチへ繰り出し私たちは休憩。
ゴミ袋はイッパイ集まっています。
午後3時頃、
他の島でゴミ拾いをしていたグループがこちらのゴミを収集しにやってきました。
すでに船イッパイのゴミ袋が積んであります。
私たちはラインを作ってゴミ袋を一箇所に集めました。
訪問者が記念写真を撮る島の名前を刻んだ銘板の前に今日の収穫を集めて皆で記念社私意を撮る為です。
その後ゴミ収集の船に乗せましたが、
全部乗り切らずに結局私たちのロングテイルボートにも積んで帰ったのです。
三角島の浜にゴミをおろすとトラックに島の中央ゴミ処理場まで運んでもらいますが、
その日は小さなトラック3台分。
総量700キロを超えたとリーダーから報告が有りました。
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
700キロって凄いよね。
わずか3時間くらいのゴミ拾いですよ。
それに殆どがペットボトルや発泡スチロールで、
それ自体軽いものなんです。
でも集まれば700キロです。
このゴミの多さは衝撃的でしたね。
あんな小さな島なのにこれでも全部拾い切れていないのですよ。
それに南国の強烈な太陽に晒され長い事放置されたプラスチックは、
拾おうとして触っただけでハラハラと崩れてしまうものがイッパイです。
粉のようになったペットボトルの残骸、
発泡スチロールの白いビーズ状に壊れたもの。
こういったものは拾う事が出来ません。
これを片付けるにはピンセットが必要です。
そんな粉々のプラスチックの破片をちいさな魚が飲み込んで、
消化しきれないまま大きな魚に食べられます。
その繰り返しで最後には私たちが食べる魚にプラスチックの有害成分が入り込む循環がすでに出来上がっています。
怖いでしょ。
ある時は、
スニーケリングトリップの船から捨てられたと思われる発泡スチロールの弁当箱が10個もまとめていれた大きな袋が浜に打ち寄せられているのを見ました。
これなど船の人銭員が共犯者と云えますよね。
弁当を食べた後、袋に集めて海にポイ捨てです。
ボートで島に帰る途中も海の中にはプラスチックのゴミがいっぱい浮いていました。
この間のローマンからのメールでは
次の月曜日にももの凄いゴミを集めた様子が出ていました。
この活動に参加してからというもの、
そこら中のゴミが来なって仕方有りません。
世界の皆がもう少し自分の行動に責任を持てる様になって欲しいです。
美しい海はそこに住むもの達が環境を整えてくれていました。
そこへ人間がずかずか入り込み、
ゴミだらけにしてしまうなんて酷過ぎますよね。
魚達には何の反論も出来ないし、告訴する事も出来ないのです。
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