[日本家屋] ブログ村キーワード
南向きの窓辺に寝転んでいると、差し込む日差しを熱く感じます。
外では冷たい風が吹いているのでしょう。
木々が揺れて木の葉の散る音が聞こえて来ます。
お天気は上々、
でも雲が多いので、お日様が雲間に引っ込むとたちまち空気が冷たく、辺りは薄暗くなって、
思わず肩をすくめちゃう。
たった二日半留守にしただけなの見慣れた風景が、帰って見ると初冬の風景に変わっていました。
出かける日にはまだいっぱい付いていた木々の葉が、
帰ってみると裸木になり、山全体が茶色っぽくなっているのです。
やっと初冬の風情になってきましたね。
北風の吹く寒い日に、縁側で日向ぼっこはたまりませんよ。
小さい時から大好きな時間。
縁側に干した布団の上に寝転んで本を読むのです。
今はもう、
メガネのお世話にならなければ本も読めないので、
その楽しみは出来ません。
縁側で瞑想、
縁側でごろ寝。
縁側で日向ぼっこ。
縁側で食事。
縁側は日本独自の居住スタイルなんですよ。
縁側は半分外で、半分内。
日本人は古来、縁側を通じて四六時中自然と密接に関わりながら暮らして来ました。
それはきっと、
私たちの物の考え方や、心根の育ち方に影響を及ぼした事でしょうね。
縁側は全く日本独自のカルチャーなのです。
半分外で半分内。
そんな居住空間を持つ住宅は、世界でも珍しいそうです。
世界でも珍しい家に住みながら、
世界でも珍しい食べ物を食べ、
世界でも珍しい衣服やヘアースタイルを持った日本人は、
世界でも非常に珍しい考え方の持ち主なんです。
しかし、
縁側の消滅に比例して、
古いルーツを持つ日本人も消滅して行ってます。
もう何年か立てば、
縁側という空間の素晴らしさを知っている日本人は大変少なくなるでしょう。
縁側好きとしては寂しいですね。
週末、目一杯活動して疲れています。
今日は休み疲れをとるための休み。(・∀・)
日当りの良い縁側で、日向ぼっこしながら徒然のままにお喋りしちゃいました。
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