楽しい週末をすごした奈良から帰って、聞いた最初のニュースが福島第一原発の
１号機メルトダウンが地震直後に起きていたというものでした。
その後、2号機も3号機もメルトダウンしている事もわかり、
今までの2ヶ月間、毎日テレビや新聞などのメディアで報道されていた事はいったいなんだったのかしら？と本当にいやな気持ちになりました。
核燃料棒がみんな溶けて高熱のメタルの塊になっている状態で、
入れ物となっている容器を溶かし始めているのです。
それが容器を全部溶かして地中にまで落ちるとどうなるのでしょうか。
それまで、まだ溶けていないと思った燃料棒を冷やすために、ものすごい量の水を注ぎいれていたのに、
実際は燃料棒が全部溶けていて、すでに入れ物の底を溶かして穴が開いているというのです。
その穴から、それまで入れ続けてきた水がもれていたのに、それがどこへいったか判らないらしいですね
その話を聞いて、放射性物質は地中で縦横に拡散していくのかと考えていました。
いずれは海に出て行くのかなと・・・
でも放射性物質は重たいので、横へ行くよりも下に向かって落下していくらしい。
どんどん下に沈んでいき、やがては地球を貫いて、日本の反対側に出るとも言われています。
怖いです。
原子力って、私たちが想像できない事を起こすらしいですよ。
ウランを燃やすには水が必要だといいます。
燃やすために水を使うなんて全く常識では考えられませんよね。
そんな風に、常識では考えられない反応をする物質なのですから、
被害の想定なんて初めからできないものだと思います。
原子力は一度災害が起これば手がつけられないものなのす。
それを認識すれば、
いかなる使用目的であれ、使わないでいるのが賢明でしょう。
さっきチラッと聞いたニュースでは、
原発の施設を作った日立によれば、原発施設を取り壊すには30年かかるそうです。
ブルドーザーでガガっと壊すようなわけにはいきませんものね。
これは事故を起こさなかった原発施設を取り壊すための年数ですから、
福島の原発を片付けるのにいったいどれくらいの時間がかかるのか、
想像もできないです。
どうしてこんな厄介なものを作ったのでしょうね。
安全より経済が優先する社会はもう止めたいものですよね(￣▽+￣*)
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