胸鎖乳突筋ってものすごくいろんなところに、影響を及ぼしているんですね。
全身症状をみると、重量知覚障害や、副鼻腔の過剰粘液生産、鼻腔のさまざまな問題なども、胸鎖乳突筋のトリガーポイントが原因で起こることがあるというのですから、すごいですね。
喉の諸症状にも関係しています。
胸鎖乳突筋は、私たちが頭を回したり、傾けたりするときに働きます。
前に傾いたり、横にした時に、頭の位置を保持していてくれるのもこの筋肉です。
クレアーさんは、この筋肉を不必要なストレスから守るための注意として、
次のことを提唱しています。
一定の方向に首を曲げたまま長時間仕事をしない、
ベッドで本を読まない、
腹ばいになって寝ない、
いすや、ベンチに座って前かがみの姿勢をとらない、
電話の受話器を耳と肩ではさんで使わない、
そして、普段の生活の中での呼吸は腹式呼吸を心がけましょう。
ではどんな事がきっかけで胸鎖乳突筋にトリガーポイントが出来るのか?
それは重いものを持ち上げたとき、とか
転んだり、車をぶつけたり、ムチ打ちになったり、
その他にも
いつも固い襟の衣服で首を締め付けているような事でもストレスになるし、足が縮んでいたり、
慢性的な咳、過呼吸や精神的なストレスなどもトリガーポイントを作ります。
昨日、「日野武道研究所」の事を書きましたが、
日野さんの胸骨トレーニングにとても興味を覚えたのも、
クレアーさんの本にこんな事が書いてあったのが
脳裏に残っていたからなのでしょうか。
胸鎖乳突筋の補助的な役割として、息を吸った時に、胸骨を引き上げるという作用があります。
自分の体のことを振り返ってみて、
今まで注意を向けなかった胸骨に気をめぐらせて見て思った事ですが、
姿勢がなんとなく前かがみで、心持ち胸骨が奥に引っ込んでいるような感じです。
いつも胸で呼吸するのはかえってストレスになるので、良くないのですが、
胸骨を体の要とする考えに基づいて、胸骨を意識したエクササイズは、胸鎖乳突筋のトリガーポイントにもよいのではないかと思うのです。
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