最近はがに股って言わないんです。
O脚といってます。
O脚とがに股は同じです。
知人が昔話として、「赤ん坊をおんぶしてな、ひょいっと足を握って、こう、腰の周りに乗っけるダヨ、」とジェスチャーまじりで話してくれたとき、私の頭に浮かんだ絵は、引っ張られる赤ん坊の筋肉でした。
考えてみれば、こんな風に赤ん坊をおんぶする文化を持った国は、ほかにあまりないんです。
このカルチャーも今では過去のもになりつつありますが・・・・
世界のどこの国を見ても、背中に子どもを背負って仕事するという国はあまりない様に思うのですが、どうでしょうか。
その人の奥さんは、娘の首が据わるとすぐにばあさんに預けて、野良へ出た、といってまし
たから、おんぶして仕事したわけではないのです。
が、おばあさにあずけたんです。
おばあさんは赤ん坊が重いので、重量を軽く感じるために、子どもの足を自分の腰に巻きつくように軽く引っ張ったのですね。
おばあさんだって、子守しながら他の仕事もしてたと思いますよ。
だからがに股になったのだ、と知人はいいました。
それで、日本人は背が伸びなかったのか、とおもいました。
そんな小さな頃から、筋肉に無理な緊張を与え続けたら、成長の障害になることは可能だとおもうのです。
その頃の日本人と今の日本人はもうずいぶん違う体形になっています。
今ではかつてのようながに股の日本人にお目にかかることはないですね。
その知人、ご本人の体形を見ると、この話の信憑性がますのですが・・・・(*゚ー゚)ゞ
ああこうなっちゃうのね・・・・ってか。(〃∇〃)
私は昔のおばあさんで、腰が90度くらい曲がってしまった人を何人か知っています。
私に近い人の中で、4人は、体がほぼ直角に曲がったままです。
曲がったまま普通に暮らしているわけですが、いつも下を向いて生きているといった感じです。
その皆さんは、私が知っている時期に60歳から80歳近くまでいろいろでしたが、体はそんなでも、マア皆さん元気でしたけど。
こういった体形も、小さなときから潜在的に存在してきたトリガーポイントの蓄積から来ているのかな、と容易に想像出来るのです。
これは、自分がに坐骨神経痛の症状が出たときに判ったことなのですが、前かがみになった後、体を真っ直ぐにしようとすると、足の付け根のところが突っ張るように痛くて、出来ません。
朝、米ぬかで廊下磨きをした後など、俯いて仕事した後とか、草取りの後などにも起きました。
そのとき、体を少し前かがみに曲げたままで居ると痛みがないのです。
昔の女の人は、だから、前かがみのまま痛みを避けて、他の仕事を続けてしまったのではないでしょうか。
休んでいる暇なんかなかったからね、昔は。
家事だって、洗濯だってすべて手でやっていた時代の人たちなら、なおさらね。
それが積もって、ついには曲がったままの体になってしまったというわけです。
なんだかこの話が、潜在的で、漠然としたトリガーポイントを過小評価して、放置しておくととんでもないことに発展しかねませんよ、という両博士の忠告を証明する一つのような気がして、あらためて語ってみました。
おかげさまで、大腿部にある筋肉のトリガーポイントをマッサージすることで、その前かがみの後のツッパリはなくなってます。
坐骨神経痛の、しびれや痛みには、ほとんどの場合、グルテオスなど、お尻の周りの筋肉にあるトリガーポイントが原因になってることが多いみたいですね。
野球ボールとかゴルフボールがいいですよ、そのあたりのマッサージには。
それと大腿部の筋肉にあるトリガーポイント。太ももの表と裏。
心得の6にありますが、トリガーポイントを押したとき、自分で仮想の痛みのレベルを作り、そのレベル6、7くらいまでの強さで押しましょう。
ちょっと押しただけで痛いところがいっぱいあります。
が、押していくうちに緩んでくるのか、前ほどに痛くなくなってくるものです。
昼過ぎから暗い雲が西から広がってきて、急に寒くなってきました。
いつまでも変なお天気ですね。
明日は天気になあれ。☆彡
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