最近、気に入っているのは野菜の蒸し料理です。
料理と言うのはおこがましいですね、蒸すだけですから。
それも圧力鍋を使って蒸すのです。
私はもう３０年来の圧力鍋使用歴がありますから、圧力鍋なしでは家のキッチンは考えられませんね。
大きいのと小さいのと二つの圧力鍋を使い分けています。
両方ともドイツ製。
さて、鍋に関してはそういう事。
その鍋にはすのこがついていますから、そこにニンジンを賽の目に切った物や、ブロッコリー、カリフラワー、などの野菜を適当な大きさにきって乗せ、２，３分蒸すだけなのです。
鍋が調理してくれるので私は何もしないのですが、美味しいですよ。
素材そのままの味です。
塩をかけたり、オイルをかけたりドレッシングでいただいたり、と食べ方はいろいろです。
私の家の近くのＪＡに地元のコーナーがあります。
近所の農家の方が、直接持ち込む野菜などを安く売ってくれるのでとても助かるのです。
そこに出荷する方で外国の名前の方がいてその人が時々メキャベツを出すんですね。
そのメキャベツを蒸したものは本当に美味しいです。
だけどメキャベツはめったに出ないんですね。
日本では作りにくいのでしょう。
それよりもグリーンヴェールと言う名前の野菜がもっと頻繁に出荷されているんです。
私たちはメキャベツとグリーンヴェールは別の野菜と思っていたのですが、実は同じものではないかという発見をしました。
グリーンヴェールは、実はメキャベツが開いてしまったものではないかと言うのが私たちの推理です。
だって味は全く同じなんですよ。
メキャベツの方が、どちらかと言うと美味しいですね、若い分だけ。
先日、グリーンヴェールが手に入りましたので、ニンジンといっしょに蒸しました。
今朝その残りをいただきましたが、そこで第二の発見です。
去年の夏あたりから、朝食にバターを食べるのをやめています。健康のため。
変わりにオリーブオイルとココナッツオイルを使います。
パンにオリーブオイルをつけて、蒸したニンジンとグリーンヴェールを乗せて食べて御覧なさい。
こんな美味しい食べ方ちょっと無いですね。
ま、いわばニンジンとメキャベツを乗せたオープンサンドイッチですね。
グリーンヴェールとか、メキャベツって、都会でもいつも売っている野菜ではないと思うのです。
そう思うとあの方が、近所で作ってくださるので私はこんなに美味しいものが食べられるのですね。
嬉しいです。
それにパンはなんと言ってもリーンなパンがぴったりですよ。
家ではご飯も玄米ですし、豆のスープも良く作りますから、圧力釜には本当にお世話になってます。
圧力釜で調理加熱されたときにしか出ない旨みが野菜から引き出されるのです。すべての食物がいかなるエネルギーによって調理されるかによって、違う結果を出してくると言うことが如実にに示されている良い例だと思うのです。
特にニンジン。
あの食感はどんなにがんばっても普通に煮たのでは無理でしょう。
熱の高さと圧力が生のニンジンを変容した、言い換えればニンジンにトランスフォーメーションが起きたというわけです。
これままた一つの「化学の結婚」と言っていいのかしら？☆彡
