魔人ブー・純粋と対峙する、スズナとユウトの前には、ユウトも所属している抵抗軍のリーダー…みとが現れた。
みと(レイナを戻す方法を突き止めなければ…)
ユウト『みとさん…。レイナは…』
みと『大丈夫。レイナは死んでいるわけでは無い。元に戻す方法は有る筈だよ』
ブー・純粋『あんたはこの二人よりも更に強そうだな…』
ブーもみとの力を警戒しており、ブーの評価ではみとの力は、スズナとユウトよりも上との事。
みと『「サイバーホーリーストリーム」!』
ヒューン!バリバリ!
ブー・純粋『ぐっ…!? 動けない!?』
みと(乱気流と電撃の複合…僕のみに扱える乱気流とも言える)
バチバチ!!
みと『遠慮はしないよ。君も強いようだからね』
ブー・純粋『…!』
ビーィー!!
みとは、両手から強力な技を放つ。
みと『「ダブルサイバーエレメントバースト」!!』
バーンッ!!!
ブー・純粋『ぐはっ……!』
ブーの体の大半が消し飛んでいた。
スズナ(あれが…。未来のビッグバン・ゴッドギャラクシー…Σにおける英雄とも言われている存在の明泳みこの御子息の力…!)
スズナ(しかも…みとの本気はあんなものでは無いだろう。
ただ…みとやユウトの所属する抵抗軍がそれだけに警戒する闇の皇帝ソレイユとは一体……)
シューウ…ムニュムニュ。
ブー・純粋『ハー!』
みと『再生か…』
ブーは、消し飛ばされた体を瞬時に再生させる。
スズナ『未来から来たレジスタンス…抵抗軍のリーダー、明泳みと。
奴はかなりの生命力を持つぞ』
みと『あなたは……この宇宙の秩序を正している組織、ノスタルジアのメンバーだったね?』
みと『確か…スズさん。ユウトにとっては親戚に当たるんだったかな?』
スズナ『今の私はスズナだ。スズは……あくまでもΣに存在していた私に過ぎない』
ユウト『スズ…みとさん。とりあえず、あの魔人ブーを倒すには俺たち全員の協力が必要だよ』
みと『だろうな』
みと(シャインレインボーエンジェル……あれを使えば、こいつを再生も不可能な程に消し炭に出来るが、闇の皇帝ソレイユの側近に当たる十帝が居る中で、あまり手のうちを見せたくないのも本音)
みと(ユウトも腕を上げているし、スズナさんも相当な力を持つだろうからね…連携して戦うか)
ブー・純粋『今度は君をお菓子にしてあげるよ!』
魔人ブー・悪と対峙するのは、Xファミリーのレギュラー、サテライト、オウ、闇流。
オウ『「コアハンド」!』
ドドドドドッ!!!
ブー・悪『触手攻撃か…』
オウ『闇流、今だ!』
闇流『分かっておる』
ドーンッ!!
ブー・悪『がっ…!』
闇流がパンチでブーを吹き飛ばす。
ブー・悪『ぐっ…中々のパンチだ。
あの人形使いの女よりは腕力は高いようだな』
闇流『フン…わしは魔界の強者だからな。
歴戦を潜り抜けておる!』
ブー・悪『ほう、魔界か…。お前の語る魔界が何処の世界を指すかは知らぬが、暗黒界の魔人でもある私と、お前…どちらが上か』
闇流『…。』
ブー・悪『勝負!』
バシュッ!
闇流『遅い』
ドーンッ!!
ブー・悪『ぐおっ…!』
ブーは、素早い動きを見せたが闇流は更にそれ以上の動きでブーを圧倒する。
オウ『流石闇流だ…。リバーンさんも言っていたが、リバーンファミリーの中でも闇流は、リバーンさんに近い力が有ると聞いた』
ブー・悪『だったら…お菓子にしてやる!』
オウ『…!闇流!奴のお菓子にするビームは厄介だぞ』
闇流『分かっておる。ミレイもそれでやられたんだからな』
ブー・悪『クッキーになっちゃえ~!』
ビビビ!!!
闇流『「魔噴火」!』
ボーン!!
ブー・悪『何!?』
闇流は、ブーのお菓子ビームに自身の技でもある魔噴火を当てて、魔噴火がお菓子に変化した。
オウ『そんな防御手段があったか!』
闇流『お菓子にするビームか…。フン。
種さえ分かれば、案外対策のしようはいくらでも有りそうだな?』
ブー・悪『己れ…』
サテライト『「サテライトニング」!』
バリバリ!
ブー・悪『ぐあっ…』
サテライトの電撃が炸裂した。
オウ『サテライト!ミレイの様子は?』
サテライト『ハイ。ミレイ様ノ解析ガ済ミマシタ』
闇流『サテライト。ミレイは元に戻るのか?』
サテライト『解析ノ結果…アノビームハ、魔人ブーノ魔術ニヨル物デス』
オウ『魔術か…魔人と言われるだけあってそのような技を使うんだな』
サテライト『魔術ハ自身ノ魔力ニヨッテ形成サレマス。
ソシテ、アノビームノ動力源トナルノハ、魔人ブー自身ノ魔力…従ッテ、方法ハシンプル』
サテライト『魔人ブーヲ倒セバ…魔術ノ効果モ無クナルデショウ』
オウ『お~!案外簡単な対策だったのだな』
闇流『だが…お前の解析が無ければ下手を打つ事も出来なかった。
サテライト。お前はXも認める優秀なドローンのようだな』
オウ『コア系の乱獲…これに一番貢献しているのは、サテライトとも言えるからな』
サテライト『私ハX様ヤコノファミリーノ為ニナルナラバ、ソレダケデ光栄デ御座イマス』
闇流『そして、ミレイを戻す方法が奴を殺す事ならば、わし達のやることも決まりだな』
オウ『うむ…我々Xファミリー。つまり、最強の殺し屋ファミリーの本領発揮という訳だ!』
ゴゴゴッ!!!
オウ『レギュラーだけに許された力…「Xパートナー」!』
闇流『「Xパートナー」!』
サテライト『私モ…「Xパートナー」!』
オウ、闇流、サテライトにXの字の紋章が浮かび上がっていた。
ブー・悪『な…何だその力は!?』
オウ『魔人ブーよ。我々Xファミリーの最高幹部…レギュラーが本気を出せばお前を殺すこと等簡単な事だ!』
サテライト『レギュラーハ最強ノ殺シ屋ノ力…Xパートナーヲ操リマス』
闇流『レギュラーが完成したXファミリーこそ、宇宙において最強のファミリー!』
ヒューン!
オウ『「コア・ギガブースト」!』
サテライト『「サテライトニング・サンダー」!』
闇流『「魔噴煙」!』
ブー・悪『そ……そんな馬鹿なあぁぁ……!』
ドーオオオーンッ!!!
レギュラーがXパートナーを開放。
強力な攻撃により、魔人ブー・悪は消滅した。
闇流『レギュラーが3人も同時にXパートナーを使用したのだ…オーバーキルじゃな(笑)』
シューウ……
ミレイ『わ、私……一体……』
オウ『ミレイ!』
闇流『全く…世話のかける奴だ』
ミレイをお菓子から戻すことに成功した。
オウ『ミレイ。お前は魔人ブーによってお菓子にされていたのだ。俺たちが魔人ブーを倒したことによって元に戻せた!』
ミレイ『お菓子に…!? 魔人ブー……私ともあろう者が不覚だわ』
闇流『お前もまだまだ未熟じゃな(笑)
初めからXパートナーを使っていれば良かったであろう?』
ミレイ『完全に油断した……ごめん』
闇流『まぁ、無事だったのなら良いだろう。
ミレイ。お前は陽華も気に入っていたからな、お前が死んだら陽華も残念に思うだろう』
ミレイ『陽華……そうね。私も彼女とはもっと話してみたいからね』
サテライト『皆様。みーにゃ様ト榊夜様ノ加勢ニ向カイマショウカ?』
オウ『いや…俺たちは魔人と魔獣に集中しよう。
それに、魔人ブーは残り2体居るようだ』
ミレイ『魔人ブーのお菓子にするビーム…あれについて、他の奴等にも教えた方が良いんじゃない?』
サテライト『ソウデスネ』
サテライト『「ミニサテライト」』
サテライトは、ミニサテライトを2機出した。
サテライト『魔人ブーノ元ヘ』
バシュッ!
サテライトは、ミニサテライトを飛ばし。
オリオン『ん…?』
ミニサテライト『スミマセン』
みと『あんたは何者だ?』
ミニサテライト『私ハサテライトノドローン…ミニサテライトデス』
ユウト『君は…みーにゃさんや榊夜君のお仲間さんかな?』
ユウト『さっき…二人やオウ君たちとも一緒に居たのを見掛けたよ』
ミニサテライト『ハイ。同ジXファミリーデス』
ミニサテライトを使い魔人ブーの能力についてを共有。
みと『成る程…』
ティナ『あいつを殺せば…ギティラナも元に戻るんだなッ!』
チーフ『ならば話は簡単だな』
ブー・純粋『確かに…君たちの予想通り、僕らを殺せばお菓子にされた人たちも元に戻せるよ』
ブー・純粋『けど…僕を倒す何てこと、果たして出来るかな?』
スズナ『フッ…』
みと『君は確かに強いよ。けど、僕らが本気を出せば君を殺すこと等容易いだろう』
バーンッ!
みと『「エレメントレールガン」ッ!』
ブー・純粋『がっ…!? 見えなかった!?』
みとは、指先から弾丸を放っていた。
しかも、その速度は凄まじい物。
スズナ『「解放せし力」…!』
ユウト『「未来からの契約者」!』
ゴゴゴッ!!!
スズナ『「テネシーゴッド」!』
ユウト『「コントラクト・ゲイル」!』
みと『「サイバーエレメントバースト」!』
ドーオオオーンッ!!!
みと、スズナ、ユウトは全力の攻撃を。
魔人ブー・純粋は消滅。
更に
ブー・善『な……何が……!?』
シューウ……
オリオン『「アレス天秤」』
魔人ブー・善も消滅した。
ティナ『オリオン…すげぇなッ。
どんな技を使ったんだッ?』
オリオン『この技は企業秘密だよ』
チーフ(タロットカードの逆位置を使うまでも無かったか)
チーフ(オリオン…この男の力、未知数だな。
アニマは、本当にダイヤの所持者を皆殺しにするらしい)
アニマ『フッ』
アニマ(オリオンならば、ダイヤの所持者を殺すことも可能だ。
期待しているぞ…)
3体の魔人ブーを撃破!
次回へ続く!
━━━━━━━━━━━━━━━━━