魔殺し(これでXの力を知らしめることには成功はしたか…)
X『帰るぞ』
ジューン…。
オージャ『…サマー…。お前は後悔することになるぞ…!』
サマー『…へっ、俺…やっぱあんたよりもXのやり方の方が気に入ったわ!』
サマー『そして、後悔することになるのはあんたの方だぜ、オージャ!』
X達は去っていった。
オージャ『己れ…。サマーめ。今度会うときが有れば必ずや…』
トリガー『…これ以上Xファミリーには関わらない方が良いかもしれませんね』
オージャ『あくまでも今は…だ。
親衛隊の戦力を強化し、ビヨンフットの軍事力が最強軍団となった時こそは…!』
デルトストア(そうだ…。Xは強いが。
だが、私にはそのXを越える力の開発を今しているのではないか)
デルトストア(真(ネオ)の最終体エクセリアレイタ…いつの日か目にものを見せてくれるわ!)
。。。
Xファミリーとの相対から時は流れる。
(因みに宇宙を規模とするお話なので、時間としては物凄い経っていますw)
その空白の間での出来事としては、エクセリオンのサードファントム…アヤカシ、カゲ、タマシイがビヨンフットやファイナルプラネットに監視役として送り込まれた事である。
この時、幻影の神シャドーもヨミの仲間に加わっている。
※これに関しては番外編【古代編】の要素ですね。
エクセリオンの人間界が強化され、ビヨンフットの傭兵としても派遣されるようになった頃。
スタッカートとククルが、神の惑星アフラクトラルを落とすことに成功。
神の惑星アフラクトラルのリーダーは、6角を率いるレイン。
スタッカート『レイン。貴様を我々オージャ軍親衛隊のメンバーに迎え入れる』
レイン『味方に…なれば良いのだな?』
※レインを勧誘した時に関しては、-ソウル-番外編【十三術式秘話】にて明かされています。
この時、鳴神達4神官の過去としても触れております。
オージャ『神の惑星アフラクトラルのレインか…。
仲間に加えるのに随分と時間が掛かったものだな』
トリガー『行こうと思えば何時でも行けましたが、サマーやXファミリーの件、デルトストアの傭兵の件が有りましたからね』
オージャ『まぁ、良いわ。
これで親衛隊もトリガーを除いて7人となった。
残り3人は手練れを揃えれば俺様の理想とする最強軍団が出来上がる筈だ』
トリガー『Xファミリーは20人の幹部を揃えようとしていたようですけど、オージャ様は10人に為さるのですか?』
オージャ『それは初めから決めていたという事でも有るが…』
ボリーザ『数が多い方が有利なのは間違いは無いですからね』
オージャ『だが…奴等は、預言がどうのこうのとか言って最初から仲間にする奴の目星をつけていたとも言える』
クラン『サマーが裏切ることも初めから分かっていたって事か』
オージャ『そうなるだろう。
預言とは違うが、メルガの予知がそれに近いが、性能に関しては向こうの方が多分上だ』
メルガ『それに関しては思いますね…。
残り3人…10人に揃えれるだけでもよしといった感じでは無いでしょうか』
水仙『そして、都合よくオージャ様のお眼鏡に叶いそうな人材が現れるとも限りませんしね…。
情報の方はどうなんですかね?』
ゲーコ『現在候補を探してはいますが…親衛隊になりそうな人材が居そうな世界は見付からずですね』
オージャ『…今は振り出しに戻った感じか』
キイィ。
オージャ『…おや?』
オージャ達がいつも揃う大部屋の更に奥の隠し扉が開いた。
トリガー『あの方々は…無時空(タイムレス)の』
オージャ『今まで全く口出しをしてこなかったが、今更何か指示でも出してくるのか?
デュオよ』
そこから現れたのは7人。
無時空の統率者であるソウマが直属の側近に置いている、ビッグバン・ゴッドギャラクシーにおける七つの大罪の象徴。
“欠片使い”
トップシークレットの欠片に当たる、世界の記憶を司る。
“嫉妬”の罪、エル・デアボリカ。
LEGEND SOUL・欠片(パーツ)。
“強欲”の罪、ダークレイ・シュナイダー。
暗黒界皇帝・欠片。
“怠惰”の罪、ブレイブ・ビースト。
ラ・イーター・欠片。
“暴食”の罪、シード・ジャッジス。
レプリカント・欠片。
“色欲”の罪、ベアトリス・サクヤ。
ノア・欠片。
“傲慢”の罪、ホーリー・アクトレス。
神伝魂式・欠片。
“憤怒”の罪、クリムゾン・デュオ。
レインボーエンジェル真・欠片。
水仙(ここに来てようやく無時空の情報が…。
しかし今の私の立場ではもはやどうしようも無いですが…)
スタッカート『…ビヨンフットの上層部に当たる連中が居るという話は聞いていたが、お目にかかるのは初めてだ』
トリガー『親衛隊の隊長である俺でもギリギリ1回くらい会ったことの有るレベルだからな…』
オージャ『フン。所詮こいつらも犬だがな…。
もっと上にこいつらをも動かしている奴も居るくらいだ』
デュオ『我等を何と呼ぼうとそれは結構だが、“あの方”の悪口は大概にしておけよ?
我が貴様を焼くことになるぞ…オージャよ』
オージャ『…で、その“あの方”は何の用件で?』
デュオ『用件という程の事でも無いさ。
順調にビヨンフットの親衛隊を揃えているのでご苦労と誉めていたよ』
デュオ『“あの方”からは、ビヨンフットの戦力として役立つだろうと、とある人物を無時空から派遣するように言われて連れてきた』
スッ。
すると、白衣を着た男性が現れた。
デュオ『この方は無時空の科学者でサトル博士だ』
サトル『よろしく頼むよ』
オージャ『その博士とやらが、8人目の親衛隊メンバーとなってくれるのか?』
サトル『いや…正確に言えば僕はビヨンフットや親衛隊のサポートをしようと考えているだけだよ』
デュオ『そろそろ親衛隊探しも詰まってきた頃だろう?
サトル博士の協力を借りれば現状を打破出来ると、あの方はお考えだ』
オージャ『そこまで優秀な科学者なのか…博士は』
デュオ『まぁな。例えばそうだな…。
“アーティファクト”と呼ばれる物質を聞いたことが有るか?』
オージャ『いや…知らんな』
ゲーコ『私が知っています。
アーティファクトは、波動性物質を暴走させたアイテムの事を指します』
オージャ『…波動性物質とは?』
ゲーコ『波動性物質…。それは、この宇宙に存在する異能の力の1つと呼ばれています』
デュオ『この宇宙に存在する全ての異能の力はある1つの高エネルギー物質により作られたという伝説が有る』
デュオ『波動性物質は、その高エネルギー物質が生み出した力の1つでもあるって事だ』
オージャ『ほう…』
デュオ『まだピンと来てないようだから、もっと分かりやすい例を言うとだ。
我々が持つ世界の記憶や、お前らの持つトップシークレットやタロットカード何かもその高エネルギー物質が生み出したとされる物だ』
オージャ『それは本当なのか?』
デュオ『伝説として言われてはいるが、現にこうしてトップシークレットとかが存在しているのだから、本当では有るだろう』
デュオ『そして、アーティファクトに関してはこのサトル博士が深く研究をしているテーマでもあり、博士は我々無時空が拠点としている平行世界に当たる“失われし世界”では幾つものアーティファクトを開発した人物でもある』
オージャ『よく分からんが、とりあえず凄い博士という事だな』
デュオ『全く…。強さは我と同格でも頭の方をもうちょっと回るようにしてほしいものだな』
オージャ『何だと…!? 犬の癖して…』
デュオ『その馬鹿にする犬である我の方がまだお利口って事なんじゃ無いのか?(笑)』
トリガー(デュオさんって、オージャ様に対して冗談を言ったりする人なのか…(汗)
ただ、案外親しそうでは有るようで安心はした←)
サトル『親衛隊の隊長さん…あなたがタロットカードの所持者だったか?』
トリガー『はい、そうですよ』
サトル『僕の仮説が正しければ、タロットカードもアーティファクトの延長線のようなものと考えられている』
サトル『最もトップシークレットとかも、原初のエネルギー源は一緒だから辻褄は合うとは思うけど…タロットカードに関してだけ言うならば…』
サトル『タロットカードは…高エネルギー物質に、誰かが何かしらの手を加えて作り出したアイテムである可能性が非常に高い。
逆にトップシークレットや世界の記憶は宇宙の自然現象により発生した物と言われているけどね』
トリガー(誰かが手を加えて作り出した…か。
それって、ベオ様なんじゃ?)
サトル『アーティファクトに近しいってのはそういう事だね。
どちらも人工的に作り出したでは有るから…』
トリガー『成る程、これも人から貰った物なのであんまり詳しくは…。
教えて頂き、ありがとうございます』
サトル『いや…。とりあえずは、これからサポートしていこうと思うからよろしくお願いするよ』
次回へ続く!
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