第19話【サトル博士のスカウト】 | みこの冒険日記-リターン-

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更新頻度は、低めになります。

無時空の科学者サトルがビヨンフットの博士となって、更に時系列が経過していく。





サトル『オージャ様』





オージャ『博士か。何だ?』






サトル『親衛隊探しの方はどうでしょうか?』






オージャ『あれから未だに目新しい候補は見付からずだな…』






サトル『実は、私の方から親衛隊に推薦をしたい人材が出来まして』





オージャ『ほう…。誰だ?』






サトル『その者は失われし世界では、エージェントとして実力を持ちます。
そして、今はとある目的を持ってこっちのメインの世界線に転移してきました』





サトル『…名前は確か、世界を修正する者“ジョニーウォーカー”ですね』





オージャ『そいつは無時空のメンバーでも有るという事か?』





サトル『いえ、現在はまだ無時空に所属はしていませんね。
無時空の候補では有りますが』





オージャ『まぁ…当ても居なかったことだし、博士の推薦でもある。
そのジョニーウォーカーという奴を親衛隊のメンバーに加えようか、連れてこい』





サトル『ありがとうございます』







。。。






この頃の時系列としては、失われし世界のアキラ…後にジョニーウォーカーと呼ばれる彼が、マーキュリーロストの謎の組織の特殊部隊に当たる執行機関に身を置いていた頃である。





※ここからはすぴかさんのサイドストーリー、【すぴか外伝】の内容の補完も入ります。





執行機関に所属していたジョニーウォーカーは、同じく執行機関の一人でもある時空の門番ローズバンクとコンビを組みあるミッションを行っていた。




ローズバンクは、平行世界の狭間テリトリーを一部管轄領域にしており、ローズバンクが管轄するテリトリーに何者かが引っ掛かったそうである。





ローズバンク『女の子…?』





シャーナ『何なのよ、あんた達』





アラストオル“シャーナ。気を付けろ…この者達からはかなりの戦闘力を感じる”





そこで遭遇したのは、紅世の星が滅ぼされた後テリトリーに身を置いて過ごしていたシャーナとアラストオルだった。






シャーナ『あんた達が何者かは知らないけど、私に戦いを挑むっていうなら、私も容赦はしないんだから!』





ジョニーウォーカー『…!』





シャーナ&アラストオルとジョニーウォーカー&ローズバンクは激闘を繰り広げる。



そして勝ったのはジョニーウォーカー&ローズバンクである。






ローズバンク(シャーナってこの子、ノアは使ってなかったとはいえジョニーウォーカーとも普通に渡り合える力は持っている…)





ローズバンク(博士からジョニーウォーカーをビヨンフットの親衛隊として派遣しろと言われたけど、このシャーナって子も目的も何も無いようなら一緒に連れていくのも有りかも…)





サトルとローズバンクも繋がりを持っており、ジョニーウォーカーが世界線を転移出来たのはローズバンクの協力を得たからであった。




そして、サトルは例の親衛隊加入の件をローズバンクに伝え、ローズバンクはジョニーウォーカーにサトルに言われたことを伝えた。




ビヨンフットという世界の存在を知らせるような感じで。





そして…





ジョニーウォーカー『元々は俺一人で乗り込む予定だったんだが、こいつも着いてくると聞かなくてな』




シャーナ『あんたにやられっぱなしじゃ、癪なのよ!
見てなさいよ…あのまだ見ぬ凄い奴等が居るであろう世界では私はあなたを打ち破って、それで…』





ジョニーウォーカー『分かった、もういい、行くぞ』





シャーナ『ま…待ちなさいよ…!
ウォーカー!』





ローズバンクの促しにより、ジョニーウォーカーとシャーナがビヨンフットに乗り込む形となった。






。。。






ビヨンフットの城へ入るとサトルが出迎えた。






ジョニーウォーカー『何故博士がここに居るんだ?』





サトル『ローズバンクから何も聞かなかったのか?』





ジョニーウォーカー『この惑星を調査してこいと言われただけだな』





サトル『成る程…そういうことか』





サトルはシャーナを見て察した。





シャーナ『何よ?私の顔に何か付いてる?』





サトル『…ジョニーウォーカー。
ローズバンクは、お前と一緒にこの子も親衛隊に入れるのが良いと判断をしたのだろう』





ジョニーウォーカー『シャーナも?』





シャーナ『え?どういうこと?』






アラストオル“…やはりそういった事情だったか”





シャーナ『アラストオル…何か気付いてたの?』





アラストオル“ローズバンク殿が、ジョニーウォーカー殿に頼んだミッションにシャーナも着いて行くと行った際、何の引き止めもしなかった事にこれで説明がついた”





アラストオル“サトル殿。どういった訳でこのビヨンフットという世界は戦力を求めているのかは知らんが、シャーナはジョニーウォーカー殿とある程度なら互角に渡り合える。
私からも強さに関しては保証しよう”





シャーナ『ある程度なら…は余計よ!』





サトル『それは大いに助かるよ。
確かオージャ様はあと3人は親衛隊を入れたいと言っていたからな』




ジョニーウォーカー『博士は今はそのオージャという人物の下で働いているのか?』





サトル『まぁね。オージャのビヨンフットは、欠片使い…あのソウマの直属の側近が裏で操っている異世界でも有るからね』





ジョニーウォーカー『…ソウマだと…!』





ゴゴゴ…!!!






シャーナ(何よ…?いきなり物凄い殺気出して…びっくりするじゃない…)





サトル『尚更やる気が出てきたようだね』





ジョニーウォーカー『…ああ。
ビヨンフットの親衛隊、引き受けよう』





ジョニーウォーカー『あのソウマの手掛かりに少しでもなるのなら、誰の配下にだってなってみせよう』





ジョニーウォーカー『俺は俺の目的を果たす……間違った世界を、修正してみせる!』










次回へ続く!
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