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<3日め(1/9)昼>

「ファイナルカット」

(吉野さん、出番なし)

 

演目冒頭

大家役の岸尾さんが落語家役の松野さんにこう伝えた。

「吉野さん食事から帰って来ました」

 

何報告!?(笑)

(松野さんは開演前から登場していろいろ注意事項やら物販の話をするので開演前の楽屋の様子を知らないから、という事情で岸尾さんが伝えたのは理解したw)

 

落語家のセリフで

「そんなことよりてぇへん(大変)なんだよ」

というのがあり、大家さんは「どうしたんだい?(だっけか?)」と続くのだけど

 

岸尾さん「こっちもてぇへんなんだよ」

と言い始めたw

なんと「上(上着)来てくるの忘れちゃったよ(笑)」

 

そう、私も確かに岸尾さんの登場にぎょっとしたw

タチヨミはドレスコードと呼んでよいのかわからないけど、キャストさんは黒子風に全員全身黒い衣装なのです。そして季節柄もあり、もちろんみんな長袖。

 

なのに岸尾さん、この時半袖だった(笑)黒い衣装を見慣れているので突然の肌色の多さに驚いた人も多かったであろうw

 

そんなアドリブを挟みつつ演目が動き始めると

 

突然!

 

楽屋出口から飛び出す黒い影。

黒い影は持っていた黒の上着を岸尾さんに着せ掛けようとする。

突然のコトに面食らう岸尾さんwでもされるがままに着させてもらうw

 

驚いていたのは岸尾さんだけじゃなく、もちろん松野さんも(笑)

松野さん「・・・今の誰?w」

岸尾さん「ひろゆきですよ(笑)」

 

吉野さん、長い髪をわざと全部前に下ろすコトで顔を隠し、完全に黒子ばりに登場したのでしたwww

笑ったw

出番ない演目だったのに吉野さん(のフォルムをした影のようなモノw)を見られてラッキーでした♪

 

演目の中で一度捌けるお2人。

そして、再登場した時、またしても岸尾さんが半袖だったw

 

岸尾さん「いやぁ暑くて脱いで来ちゃいましたよw」

そう笑って台本を読み始めると・・・

 

またも現れる黒い影w

 

黒い影は無理矢理岸尾さんに上着を着せようとするw

さすがに今回はちょっと抵抗するも、結局片袖だけ着させられる岸尾さん(爆笑)

満足そうに(顔は見えないけどw)帰っていく吉野さんwww

 

めっちゃ笑ったw

 

あとから気づいたけど

演目冒頭の岸尾さんの報告から察するに

吉野さんは始まる直前?まで食事に出ていたらしいので、どうやらヘアメが間に合わなかった可能性があって、だから髪を全部下ろしていたのかな、と。

(この回はストレートに全部下ろしていたのと、あと1回だけハーフアップの日があったけど、それ以外は基本的に黒のクリップでスッキリと髪をねじり留めていた←コレがちょっとポニテに見える)

 

「風を歩く」

吉野さん:君

 

この演目こそ、この日の吉野さん最初の出番(笑)

女性との2人芝居、女性を「キミ」と呼び、女性は男性を「君」と呼ぶ。

爽やかな青年役。優しさを含む爽やかな声に最高に聴き惚れて見惚れた。

 

君のセリフの中で

「僕のこと大切?」

と女性に尋ねるシーンがあって、女性が「もちろん大切だよ」という答えを聴くと「君」が喜ぶ、というくだりがあって。

このちょっとした喜びシーンも、演じる人によってすごくバラエティに富んでいるのでおもしろく。

この回の吉野さん、いや「君」は「よっしゃ!」みたいな吐息をして、それがすごくリアルで好き。(何でも好きなんだろ、というツッコミはスルーしておく)

 

そして、この演目のもうひとつの注目ポイント。

演じる人によっては、台本を読み終えたあと(歌唱が始まって)捌けて行く時に、ラブラブな雰囲気で2人で手をつないで行くパターンがあった。

 

この演目に初登場の吉野さんは一体・・・・!?

・・・・と思ったけど、手はつながなかったw

 

「花、咲き誇る道へ」

吉野さん:神崎役

娘の高校時代のクラスメイトで、最初は親友だったらしいけど、そのうちみんなと一緒に娘をいじめていた、という過去を持つ男性。現在は、妻と子と幸せに暮らしている。

 

主役の男が、娘の復讐のために神崎家を訪れ、ナイフを振るうシーンがあり。

我が子が生まれて初めて知った親心から、自殺したクラスメイトの父親である男に必死に過去の自分の罪の許しを請う。許せない父親のナイフにおびえ、震え、切られ、助けを求める。

そんな緊迫した場面で登場する神崎さん。

 

謝罪からの恐怖のお芝居もまたリアリティが高くて、素晴らしい。

切られちゃって(致命傷にはならない傷)痛々しい場面ではあるけど、傷つき苦しむところもまた聴き惚れてしまう。耳福。

 

妻と子に過去の罪を知られたくないので、声だけの妻に「ちょっと(外に)出てくる」とだけ伝える場面があるのだけど、姿の見えない妻への声かけの仕方もすごくリアル、といえばいいのか、生活感があるというか、単に奥の方に声を掛けているのではなく、奥の人に届くような伝え方がとても好き!

(と、数分の出番なのに熱く語りたくなるレベル)

 

 

<3日め(1/9)夜>

「ファイナルカット」

吉野さん:男(大学時代の荒木)

 

吉野さん、なぜか"ちぃ兄ちゃん"(福山雅治さんが「ひとつ屋根の下」というドラマで演じた役)になって、片思いの相手に向かって「こゆきぃ」って言うw(小雪は妹役の名前ねwこのドラマ知らない人にはまったく刺さらないよなぁと思いながら、完全同世代の私大爆笑したw)

 

ナレーター役の「当時流行っていたドラマのキムタクのセリフをマネして~」というフリがあった上で、大学時代の荒木くんのセリフ「ちょ、待てよ」(もしかしたら←このセリフも台本とは違うのかも?みんないろいろなセリフ言うからわからなくなってしまったw)が入るのだけど(もちろんみんなキムタクのモノマネで言うw)

 

吉野さんの「ちょ、待てよ」を久しぶりに聴けるのかなとワクワクしていたら(木村さんのことを好きな吉野さん、若い頃散々マネして保村さんとドラマを再現していた、というエピソードがあり、何度かモノマネは聴いたことがあったのです)

 

吉野さんが言ったセリフは

「マック、見っけ」(←最近のCMぅ~!!!w)

 

(たぶん、少し前の公演で岸尾さんが言ったアドリブwそのまま使ったw)

 

ナレーターの「荒木、アウト~!」のセリフで、荒木(岸尾さん)が倶楽部生さんにハリセンされるのだけど。

 

ハリセンされるはずの岸尾さんがアドリブで逃げ回り始めなかなかハリセンさせてくれない事態にw

それをぬるっと見守っている吉野さんに対して、ハリセンくんが助けを求めた・・・!

 

吉野さん、動く!!!

ハリセンの子を助ける!

 

と見せかけてハリセンを奪い、それを察した岸尾さんがすかさずハリセンくんを羽交い締め!吉野さん、倶楽部生さんにハリセン一発!

(なんという華麗な連携プレーwww)

 

すると、ナレーター役の樽助さん、寂しそうに帰ろうとするハリセンくんを呼び止めて、演目を長引かせた岸尾さん吉野さんにハリセンで成敗!(笑)

 

・・・のはずが

岸尾さん、あっさりとハリセンを受けたのに

今度は吉野さんが逃げまわるという事態にwww

 

吉野さん、無事樽助さんにつかまってハリセン受けた(笑)

3人が仲良しすぎて尊いw🤣

 

 

「早口長屋」

吉野さん:甚兵衛

 

甚兵衛さん再び。いや、タカチン再び、か?w

 

おかみさんは前回と同じく麻生さん。お綾役は神田さん。

 

前の演目が長引いたためw少しでも全体的な尺を合わせようと、神田さんが早口言葉なのに巻きでしゃべる。(お見事!!!)

 

それでも我関せずwマイペースな甚兵衛さんw

まったく早口言葉を言わない甚兵衛さんに神田さんついにキレる!!!(笑)

 

吉野甚兵衛さん、麻生おかみさんに再びモニタリングネタを振っていてw

またしても麻生さんが番組で歌っていた「ホールニューワールド」の話などを始め、「よかったですよ、『アナと雪の女王』」などと横道に逸れる逸れる。

 

そこへ神田さんが容赦なく「(甚兵衛さん)巻いて!」「ちゃんと(セリフ)言いなさいよ!(?)」と激怒ツッコミ(笑)

(神田さんが岸尾さん吉野さんにキレるのはもはやタチヨミ恒例のネタになっているw)

 

キレられてもどこ吹く風の甚兵衛さん

「・・・そこ(そのツッコミ)は『アラジンじゃねぇのかよっ!』ってツッコミじゃねぇのかい??」

と逆ツッコミ(笑)

 

吉野さん、巧妙にわざと作品名を間違えて言っていたのですw

天才かっwおかげで笑い疲れたw

 

さすがの神田さんもキレ芸忘れて一瞬吹き出しちゃってた(かわいい!)。

 

さらにこの後も、吉野甚兵衛さんの、ゆったりしゃべるのに猛攻が続く。

 

甚兵衛さんのセリフ"早口言葉"を

「この辺は(言わなくて)もういいでしょ」と省略したり

「何か聞こえる」というセリフなのに「何も聞こえない」と無理矢理軌道変更w

 

甚兵衛さんがきっかけセリフを言わず、話が進まないので代わりに神田さんが甚兵衛さんの分まで早口言葉を言う。

 

そこへすかさず吉野さん

「あ、見てあの星!」

 

↑これ、実は神田さんのセリフです(笑)

 

本来はお綾ちゃんがこのセリフを言い、甚兵衛さんが「アンドロメダ座だ!」(←言いにくい)というくだりなのに(笑)

代わりに神田さんが「アンドロメダ座だ!」(with激怒w)と言って終了w

 

だめだwコレ絶対早口言葉言わない気だwwwとみんな悟ったであろう。

 

 

「花、咲き誇る道へ」

吉野さん:男

 

再びの主役回。

前回よりも年齢が微妙~に上がったような気がする。

娘を失ってボロボロになっている父親、ボロボロさ加減まで増し増しになっているように見えて、そして完全憑依。

 

狂気も怒りも悲しみもMAXすぎて、離れた場所で観ていた私ですら後ずさりしようとしてしまったほどの迫力が伝わって来る。

観ているこちらが、息がうまく吸えないくらい、世界観への引き込み力が半端ない。

圧倒されすぎた。


 

 

本当は3日めと4日めをまとめて書こうと思ったのだけど

アドリブ満載すぎて長くなったwので今回は3日めのみで終了。

 

いざ書き起こすとアドリブ多すぎることを知るw

 

ということでまたつづく~