オンマが日本人とばれないように、

①多文化家庭であること、

②日本人とのハーフであること、

毎年、担任の先生に学生たちの前で決して口外しないように

お願いしてあるので、安心していました。

 

、、、が昨日!

塾の先生が、

同じ学校の生徒も多くいる前で、

大きな声で

「あんたのお母さん、日本人日本?」

と、突然の質問!

 

息子は、3秒フリーズの間に頭をふる回転させ、

これはやばい、、、

同じ学校の子がいっぱいいる、

ばれる、、、

学校行けなくなる、、、

 

「違います、、、滝汗

と答えたそうです。

 

塾から帰ってきて、

「やばい、もうばれたかも。

塾でこのシチュエーションになるのは想定したなかった。

塾の先生にも口止めお願いしておかないと」

 

なんか、日本の血が入っていることが犯罪者のようで、

こそこそと韓国で中学生やってるので

気苦労が絶えません。

 

こんなに苦しい子供時代を過ごさないといけない

日本とのハーフは、韓国がダントツでしょうね。

大人になって、報われる日が来ることを祈ります。

韓国韓国の中学は、部活はありません。

サッカー、バスケなどスポーツ系、

楽器、歌、ダンス、音楽系に興味がある子供たちは、

塾がたくさんあるんで、個人的に習いに通う事になります。

 

中学校では、

1週間、勉強、勉強、勉強!!!

体育、音楽、美術の授業はありますが、

先生が一々、

「これで評価点をつけます!成績に左右します!」

と脅しをかけてくるそうです。

楽しむ気持ちより、順位に関わるぞと言われるので

皆必死に課題に取り組むそうです。

 

・・・なんですが、

申し訳程度にクラブ活動のような時間

1か月に1時間だけ存在します。

成績もつかないし、楽に過ごせる時間だそうです。

 

中1の時は、じゃんけんで負けたとかで、

「エコ環境サークル」

中2の今は、第一希望に入れて

「紙飛行機を飛ばそうサークル」

 

エコ環境サークルは、毎回、学校の外に出て

バスに乗って大きな公園に行き、ゴミ拾いをして終わり

その大きな公園は元々よーく管理されてて、ゴミ無いんですって。

つまり、形だけ、ゴミ拾い活動行ってきました~みたいな時間。

すっごい嫌がってましたね~。

 

それに比べて、

紙飛行機を飛ばそうサークルは、息子的には楽しそうですルンルン

紙飛行機も奥が深く、世界大会あったり、記録を競ったり

する事は知ってますが、中学生のサークルとしては

ちょっとね~、物足りないですね。

 

くるっとブーメランで戻ってくる、

折り方も簡単な、有名な紙飛行機を一種類作って、

1時間終わったそうです。

(中学生だから難しい紙飛行機作ったとかでもなく・・・)

しかも、作った飛行機は没収されて、全部ゴミ箱に入れるという

残酷な終わりだったそうです。

(帰宅途中で飛ばして、ゴミをまき散らすのを防止する目的だとか)

 

中2の息子、

元々折り紙とか、工作とか、大得意。

帰宅して黙々と2時間も飽きずに、紙飛行機飛ばしてましたびっくり

飛行機の形、

飛ばし始める角度、力具合、

どうやったら、どう飛ぶのか考えてたら、

肩痛めるまでやってしまったそうです。

 

Youtube見たら、結構、男の子は紙飛行機を

エンドレスに飛ばして夢中になるみたいな事はあるみたいですね。

 

勉強しすぎて、精神おかしくなったかと心配しましたよ笑

 

1週間に一回の、紙飛行機を飛ばそうサークル。

中2の1学期は楽しく過ごせそうで、何よりですニコニコ

韓国の中学生の生活は大忙しです。

 

7:30 起床鳥

     朝ごはん

     身支度

8:00 登校

 

8:30  出席確認などホームルーム

8:50  1時間目 

9:45  2時間目

10:40 3時間目

11:35 4時間目

12:20 昼ごはん&お昼休み

13:20 5時間目

14:15 6時間目

15:10 7時間目

16:00 下校

 

休み時間は10分、

給食と昼休み合わせて60分。

休み時間は、ほぼ、塾の宿題をして過ごしているようです。

「みんな塾の宿題持ってきてやってるから

僕も持っていって勉強する」

と言って中1の頃からそうしてます。

 

16:20 家に帰宅

16:30 10分休憩、塾に向かうため家を出る

17:00~20:00 塾

(再試などあれば21:00)

 

20:30 帰宅

20:30 夕食&自由時間

21:30 勉強2時間以上

12~1時 お風呂、就寝

 

いや~、韓国は部活とか無いですからね。

大学受験に役に立つ物以外は無意味

親も子供も認識してるようです。

全ての時間が勉強、勉強、勉強アセアセ

幼稚園から、受験戦争が始まってますから、

中学生ともなると、日本でいうところの

「高3ですか?」という生活をしています。

 

(うちは、1日に塾は一つまでとしていますが、

一般的には2個はしごするようです。

ですから、塾が終わるのが10時半頃。)

 

韓国の教育事情に合わせずに、

比較的子供らしく育ててきた息子は、<出遅れ組>で、

幼稚園時代からスタートダッシュかけて

走り続けているクラスメイトとは、雲泥の差がついています。

 

幸い、諦めずに、彼らに追いつこうとがんばっている

息子は本当にえらいお願い

中学になって目の色を変えて、

自分から勉強に取り組んでいる息子を

長ーい目で見守っていきたいと思います。

 

それにしても、

韓国の子どもたち、過酷だな~。

幼児期から大学受験に向けて競争スタート。

勉強するのはとても大事なことなんだけど

テストの点数を取る競技の順位しか、興味がない。

それ以外の分野や能力は無価値。

なぜなら、難関大学か、医学部に入らないと

その後の人生が真っ暗だ、という社会だから。

 

AIに将来取られると思われる能力ばかり磨いてる、、、

私が子供の時代と全く同じ教育スタイルと勉強内容。

こんなに勉強ばかりするのは、

一部の勉強が得意なタイプの人たちだけでいい気がするけど。

大丈夫かな~。

 

日本は私の子供時代より、価値観が多様になり

教育スタイル、育児スタイルも多様になって気がするけど

韓国は今後も変わる気がしない。。。

もっと加熱していくんだろうな~。苦しい社会だなぁ。

日本日本では

K-POPに憧れる若者が多いし、

韓国ドラマ、映画は相変わらずの人気。

「韓国人、いいな!

韓国人の彼氏欲しい~」

なんて話を聞くことも。

 

韓国韓国でも、

No Japan!運動の反動なのか、

保守政権の大統領になったからなのか、

若者の間では、空前の日本ブーム。

「日本人女性、知り合い紹介してくれない?

日本人の彼女が欲しい。

息子の嫁に、日本人女性を探してる」

なんて、声をかけられます。

 

息子の友達(中学生たち)の間でも、

日本語の歌を、日本語のまま歌うのが大流行。

 

いい時代だね、こんな時代になったら、

日韓ハーフの子も、昔と違って暮らしやすいでしょうね~

と思ったら、大間違い。

 

それとこれは、別なんです。

エンターテインメント

カルチャー、美容、経済活動、観光はいいんです。

 

でも、クラスの中で外国人、ハーフなんていたら

もうそれはそれは、標的になるの間違いなし。

しかも、植民地支配した加害者の憎き日本だなんて、

一番、最悪。

こういう時は、手のひら返しで反日感情スイッチON。

竹島/独島問題の授業もあるし、

歴史の授業も、日本がらみは植民地の時だけじゃないよ。

国語の授業は小学1年生から、日本に抵抗した英雄の話が

題材のストーリ-だよ。

 

息子曰く、

「自分が日韓ハーフだとばれたら、もう学校行けない。」

韓国のいじめも、日本に負けず悲惨なものです。

標的を作って叩くのは、日本以上の得意技。

自殺に追い込んでしまうほど加熱します。

よく芸能人が自殺したというニュースも見ますし、

実際、自殺率、世界一の韓国です。

 

①日本語ネイティブな事は秘密。

②日本のアニメオタクで、家では日本のコンテンツにあふれた

 生活をしていることは秘密。

③絶対、ばれないように、オンマは学校に来るの禁止

学校行事、先生との面談、電話連絡はオンマ禁止

⑤外を歩く時も、友達に出会って話すような状況になったら

オンマの韓国語の発音ですぐばれるから、一緒に歩かない

⑥もちろん、友達を家に呼んだことは一度もない。

 

この韓国社会に問題がある、

教育に問題があるんじゃないか、

歴史認識に問題があるんじゃないか、

なんて事は、住む場所も選べない息子には、

全く責任がない話で、完全な被害者なわけです。

 

こういう状況になる事は、日韓国際結婚をして

子供を産む段階で、よーく覚悟していた事です。

 

過酷な子供時代を、どうやって守ってあげれるか、

日韓、両方のアイデンティティを持ちながら、

どうやって平穏に大人になる階段を上っていけるか、

私ができる唯一の事は、

息子が望む通り、日本人のオンマは隠れて、

誰とも付き合わず、息をひそめて暮らす事。

 

覚悟してた以上でしたけど

大人になるまで耐えますよ。息子を守るためなら。

 

日韓国際結婚を考えている人は

こんな現実も覚悟してくださいね。

韓国育ちの日韓ハーフは過酷です。

最近の日本を見ていると、日韓ハーフは日本の方が

育てやすいんじゃないかなぁ~。

 

中2にになった息子は日本語、韓国語バイリンガルです。

 

ストレスなく(息子本人曰く)、

バイリンガルに育てるにはどうしたらいいか、

個人差があって、人それぞれですが、

我が家の場合、どうだったかをご紹介します。

 

親の勝手な都合で、日本語韓国語

両方を習得しなくてはいけない環境に生まれて、

習得にストレスを感じるような時期があれば

申し訳ないと、赤ちゃんの頃から感じていました。

 

何せ、韓国では、幼稚園から英語幼稚園に通わせたり

短期留学などして、とにかく英語教育熱が高いのです。

という事は、韓国で生きていく子供は

韓国語+英語は基本。

プラス日本語まで、、、を目指すという事は

トリリンガルアセアセを目指す育児ってことなんです。

 

語学習得は幼児期が大事だっていうし、

だけど過剰にするのは息子に申し訳なく、

悩み悩み、

 

結局、我が家の方針は

「①韓国語を母国語、第一優先

 (韓国に住んでますから)。

 ②日本語は楽しいものだけ、

  勉強にしない

 ③英語は親が下手すぎるので、

  動画漬けにする。」

となりました。

 

<幼児期>

当時、私の韓国語が片言レベルだったため、

下手な発音の韓国語を聞かせるよりマシだろうと

ALL日本語で、息子の育児をしました。

 

アッパは韓国語で語りかけ、童謡を歌ってあげ、本読みする。

オンマは日本語で語りかけ、日本のアニメを一緒に見る。

英語の動画を大量に見せ、英語耳が育つように、親は祈るのみ笑

 

ゲームは禁止(幼児期はダメ、大事!!)。

そのかわり、おもちゃはすぐに飽きちゃったとしても

日本の物も韓国の物も、時にはアメリカから輸入しても

興味があるものは買ってあげました。

 

一人っ子なので、一緒に遊んであげる事が多かったように思います。

この遊びの時間こそ、語学学習のタイミングキラキラ

キャラクターや、アニメに出てくるセリフを

「これは日本語で、こっちのキャラクターは韓国語だねー。

英語版ではこう言ってるねー。」

「おじいちゃん、おばあちゃんには日本語でお話しようね。

ハルモニには韓国語で伝えようね。」

って感じで接していると、混乱する時期も無く、

日本語、韓国語を使い分けして、

おしゃべりするようになりましたニコニコ

幼稚園で日本語を間違って話す事も無く、

日本でお友達を作るときは、日本語だけで話していました。

日本語が多少間違っていても、発音がおかしくても

指摘し過ぎないようには気を付けていました。

(例えば、来ないを「きない」と言う時には、指摘するんじゃなくて

「あ~、こないのね~ニコ。」と私が正しく反復する、というのを

繰り返すと、いつの間にか間違わずに言えるようになります。)

 

<小学生1-2年生>

本格的に英語塾も通い始めて、宿題なんかも出るようになったので

韓国語、英語はしっかり塾に通いながら、お勉強

授業受けて、宿題して、テスト受けて、、、といった感じでした。

 

日本語は相変わらず、楽しい事のみ

読み書きもドリルなどはさせず、勉強の匂いをさせない。

 

動画視聴に制限はかけませんでした。

特に、日本語、英語の物は

語学習得にプラスなはずと、アニメ見放題ニコニコ

Youtubeとアマゾンプライムにあるものは

全て見たんじゃないかな~。

日本のアニメ詳しすぎて、今ではオタクの領域。

 

<小学3-4年生(日本で暮らす)>

小3~4年生の2年間、日本で暮らす機会があり

普通の公立の小学校に通う事になりました。

ここで、初めて、ひらがな・カタカナ・漢字

勉強することになりました。

楽しい事だけ、という方針で、

一切読み書きは練習させてなかったので、

慌てて詰め込みました。

ただ、日本語を目にする機会は多かったので

いつも見ている字だったはず。

ひらがな、カタカナを2週間で習得し、

漢字は2年かけて、みんなに追いつきました。

この時期に、常用漢字を習得しました。

 

<小学5年ー中1>

韓国に帰ってからは、再び、日本語は楽しい事のみ

小学校高学年からは音楽に目覚め、

洋楽とJ-POPばかり聞いています。

 

学校や塾の宿題を、韓国語でしながら、

洋楽ガンガン流しながら、英語の歌詞で歌ったりしてるし、

時には、英語の宿題しながら

J-POPを歌っている事もある。

(一体、あなたの頭はどうなってるんですか?おーっ!

日本語、韓国語は自由自在、

英語も嫌悪感や苦手意識はない様子です。

 

<最近>

完全にバイリンガルになったな~って

ほっとしているところです。

 

韓国語も日本語も~と最初から欲張らず、

住んでる場所の言語である韓国語を1番、

日本語は2番、として接してきたのが良かったのかな

と振り返って思います。

 

無理やり、小さい時から、

日本語をお勉強のようにやらせて、

日本語が嫌いになるのを、一番心配していたので、

楽しく習得する長期戦略が

息子の場合、効果的だったようです。

 

幸い、日本語コンテンツは、

楽しい物、優れた物にあふれています。

お勉強って感じで与えると

反って逆効果かもしれません。

正直、言語の読み書きは大人になってもできます。

言語習得で難しいのは、聞いて話す能力なんですよね。

 

バイリンガル子育てに悩んでいる方がいたら、

ぜひ、肩の力を抜いて、

まずは親の母国語で、

いっぱい親子のコミュニケーションをとりましょう。

母国語でない言語に関しては、

有難い時代です、動画コンテンツにお任せしましょう爆笑ルンルンルンルン