労務調査への対応 | 兵庫の介護施設・福祉施設の労務相談ブログ

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こんにちは、福祉専門社労士の三木です(*^^)v


今回は、労務調査への対応について。


先日ですが、兵庫県内の福祉事業所さま対象に労務状況に

ついての一般調査(そう呼ばせてもらいます)が行われたようです。


当方の、顧客先でも呼び出しの通知が届いたとの事。

明記されている、労務関連書類(就業規則、出勤簿など)

持参で、施設長が労基署に出向いたところ、、


同じ福祉事業者らしき方々が他にも来所されていた、との事。

福祉関連の事業所向けに、一般調査が実施されたかな?

と考えたわけです。


今回は、呼び出しによる調査だったので、特に

職員さんによる、申告などでは無かったようなので

とりあえずは安心(!?)



このような呼び出しによる一般調査でも、

労務状況に、改善すべきところがあるとその場で

指導書」などが発行されます。


改善指導の内容としては、やはり「残業代」関連が多いでしょうか。

タイムカードの時間数と賃金台帳を比較して、

適切な残業代が支給されていない、となった場合は


原因を調査し、改善した上で、

いついつまでに報告書を提出してください!

となるわけです(*^^)v



残業代関連の対策で、まず必要なのは

仕事が終わったら早めに退社してもらう、事ですね。


その上で、自主的に残る場合は

タイムカードを打刻してもらう、事。


まだ居てるのに、タイムカード打刻して!って言いずらい時も

ありますが(汗


放置しておくと、どんどん在社時間が長くなるので

注意が必要です。



就業規則上の取り決めも非常に重要です。

残業代の計算方法や、

残業を事前に許可制にする場合などは、明記しておいた

方が無難です。


時間外手当に関して、規則上の取り決めなど

あやふやになっていませんか?


基本的に施設長などのいわゆる「管理監督者

以外の方には残業代は支給しないといけないので、

注意が必要ですね(*^^)v



自主的に職場に残って残業される方に悪意の有る方は

あまりいません。仕事熱心なんですね。


私も以前、デイサービスに勤めだした頃は

よく自主的に休日出勤して行事の出し物など作ってました。

(最初の頃だけでしたが(笑)


古き良き時代が無くなりつつあるのかな、

と一株の寂しさも感じたりもしますが、


福祉の業界だけでなく、世の中全体が

コンプライアンス重視に傾きつつあるのは

止めようがない流れなのかもしれませんね。



まずは、労務調査で「改善指導」を受けた場合は、

職場内で話し合いを充分にしてください。


もちろん、意図的に居残って残業代を請求してくるような

方がいた場合には、本気の対応が必要です。


事業所全体で、労働時間短縮、業務改善に取り組んで

いただければと思います。


本日は、この辺で失礼いたします!


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