みなさま、こんばんわ🌜

本日は昨日の続きです🙂

長くなりすぎて、投稿ができる範囲を超えてしまったので、分割させていただきました。

RELATED LINKS

📖 『統合失調症グループで炎上』シリーズ

  1. 『統合失調症グループで炎上①』(2021年5月10日公開)
  2. 『統合失調症グループで炎上②』(2021年5月11日公開)
  3. 『統合失調症グループで炎上③』(2021年5月12日公開)
  4. 『統合失調症グループで炎上④』(2021年5月13日公開)
  5. 『統合失調症グループで炎上⑤』(2021年5月14日公開)
  6. 『統合失調症グループで炎上⑥』(2021年5月15日公開)
  7. 『統合失調症グループで炎上⑦』(2021年5月16日公開)
  8. 『統合失調症グループで炎上⑧』(2021年5月17日公開)
  9. 『統合失調症グループで炎上⑨』(2021年5月18日公開)
  10. 『統合失調症グループで炎上⑩』(2021年5月19日公開) 👈 いまココ
 
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「統合失調症の誤診」の件で私が訴訟を起こさない理由
1 私が「統合失調症の誤診」で訴訟を起こさない理由①(個人的な理由)
🍀 「統合失調症の誤診」で訴訟は可能だと思う

私は統合失調症ではなかったのに、統合失調症の誤診 を受けました。

今の主治医の先生にではなく、以前の主治医の先生 にです。

医療過誤 にあたるので、以前の主治医の先生を訴えたければ可能 かと思います。

⭐ 医療過誤

人為的ミスを原因として、医療従事者が注意を払い対策を講じていれば防ぐことができたケースを「医療過誤」と言う。

具体的には 医者の診療ミス、手術ミス、診断ミス、看護師や医療スタッフなどの連携ミスなどが医療過誤に当たる。

菱本明豊先生

統合失調症の誤診の後、発達障害に診断が覆っています。

 

それに、統合失調症治療薬の抗精神病薬は劇薬で、飲めば 染色体のテロメアが短縮する ことが 横浜市立大学医学部の菱本明豊先生の研究(研究中) でわかっています。

 

 

テロメアの短縮寿命の短縮 です。

もし訴訟を起こすなら 民事 なので、今回の件とは何の関係もありませんが、他人の 生理機能を低下させることは傷害罪に当たる(刑法204条) とされています。

以上が、どうしても訴訟をしたければ、可能であると私が考える理由です。

🍀 訴訟に勝てても、私の希望と手に入れられるもの(金銭)がかけ離れている

しかし、私は「統合失調症の誤診」の件で、訴訟は起こしません。

なぜなら、訴訟でもし勝てたとしても、私が手に入れられるのは 金銭 であり、私の希望と大きくかけ離れているからです。

私の希望は、精神疾患の誤診を受けた人が、自由に診断名を変更できるようになること です。

訴訟では、私の希望が実現できません。

それに、誤診を認めれば訴訟になるとなれば、精神科の先生方はますます診断を変更しなくなる でしょう。

統合失調症にしておけばいわば何でもアリなので、もし私が精神科の医師なら、後で訴訟で負けるぐらいであれば、患者さん全員を統合失調症にしておきます。

検査方法が確立されておらず、その中でDSMとかを使って必死に仕事をしているのに、ちょっと間違えたら訴えられるなんておかしいと思います。

精神病院に入院中に、首の骨をへし折られて死亡した(石郷岡病院 看護職員の暴行による死亡事故:2012年)とか、拘束されていて内臓破裂などの場合は、訴訟もやむなしだと思います。

2 私が「統合失調症の誤診」で訴訟を起こさない理由②(参考になる過去の判例)
🍀 森永ヒ素ミルク中毒事件(1973年)

私が「統合失調症の誤診」の件で、訴訟を起こさない理由の1つに、森永ヒ素ミルク中毒事件 という判例があります。

1955年 岡山赤十字病院

1955(昭和30)年の夏、西日本各地で、乳児に嘔吐・高熱・皮膚が黒くなるという症状が相次ぎました。

お母さんたちは赤ちゃんを抱えてこぞって病院の小児科を受診し、待合室には長蛇の列ができました。

 

調査の結果、森永乳業製の「ドライミルク」に混入したヒ素などによる中毒、と判明しました。

大量のヒ素を含んだ工業用の第2リン酸ソーダを、安定剤として混ぜたのが原因でした。

被害者数(乳児)は1万2,000人を超え、うち130人が死亡しました。

 

厚生省(当時)は、翌1956(昭和31)年に全国一斉精密検診を実施しました。

その結果は、受診者6,733人中、「要治療」はわずか90人。

専門家から後遺症を懸念する声があがったにもかかわらず、1959(昭和34)年には「全員治癒を確認」と報告され、事件は終わったかと思われました。

1955年 病院につめかける母子

 

1969(昭和44)年、森永ヒ素ミルク中毒事件から14年後、大阪の養護教諭や保健師を中心に、事件を見直す運動(「14年目の訪問」)がおこりました。

大阪大学の追跡調査によって、当時乳児だった被害者の患者に重篤な後遺症(知的障害・身体障害)が残っていることが明らかになりました。

 

被害者の両親の方々は「森永ミルク中毒のこどもを守る会」を組織し、1973(昭和48)年に恒久救済を求める 民事訴訟 を起こしました。

🍀 中坊公平さん(弁護士・森永ミルク中毒被害者弁護団長)

中坊公平氏

1973年の訴訟で、被害者の弁護団の団長を務められたのが、中坊公平氏 です。

 

中坊公平さんは、訴訟に先立って、被害者の自宅を訪問して話を聞かれたそうです。

その時に知ったのは、森永乳業や国に対する怒りではなく、「我の我が手で自分の子に毒物を飲ませたという自責の叫び」 でした。

 

被害者のお母さんの声:

「乳の出ない女は母親になる資格がなかったのです」

「1歳に満たない子がひ素入りミルクを飲まそうとするのを手でしぐさして払うのです。払った時に何故おかしいと気が付かなかったのか。愚かでした。不注意でした」

「金線入り(これは普通品より高額でした)にはひ素が入っていなかったのです。子供を育てるのに金を惜しんだ自分が情けない」

 

 

被害者のお母さん方は、自宅に訪ねてきた中坊公平さんの前で泣き崩れました。

事件から18年経っても、被害者のお母さんは、我が子に自らの手でヒ素入りミルクを飲ませたことを後悔し、自分自身を責め続けていたのでした・・・。

もしも、裁判に勝てば何でも願いが叶うなら、お母さん方は 我が子に本来与えられていたはずの健やかな未来と幸福 を願ったと思います。

でも裁判に勝っても実際に手に入るのは お金だけ でした。

中坊公平氏は、裁判について後にこう語られていました。

裁判は実に不器用な制度です。

裁判で得られるものと、原告が望んでいることは、違うことが多いのです。

中坊 公平 / 弁護士(1929-2013)

🍀 森永ミルク中毒被害者弁護団長 中坊公平さんの冒頭陳述

私たちは裁判を提起しました。

しかし、裁判で闘うのは真の目的ではない です。

今からでも遅くない。

この被害を救済してほしい のです。

これらの被害者は決して 金銭の補償を主たる目的にしておるのではございません

本当の願いは、言い古された言葉ではありますが、やはり 身体を元の健康な身体に返してほしい失った青春を戻したい ということなのです。

私は、この審理を始めるに際しまして、最後に裁判長に一言お願いいたします。

どうか一日も早い迅速なしかも公正な審理と公正な裁判をお願いいたします。

同時に人間として子を持つ親として、暖かい審理をしてやっていただきたい と思うのであります。
同時に被告森永と国に対して申し上げます。

今からでも遅くない

今からでも遅くないんです。

日々あなたたちが犯している罪を考えて、己の責任を率直に認め、真に被害者の救済に当たられんことを 切望してやみません。

 

🍀 森永ミルク中毒事件裁判のその後

1973年の民事訴訟の結果、「森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会」と森永乳業、厚生省の三者会談で、森永乳業が全面的に責任を認め、被害と救済の一切の義務を負担すると約束しました。

訴訟を1974年に取り下げることになりました。

 

1974年4月、「森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会」が主体的に救済策を立て、森永乳業と厚生省がそれぞれの立場から協力する、恒久救済機関 公益財団法人「ひかり協会」が大阪に設立されました。

被害者の方々に対する支援は、「森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会」、森永乳業、厚生労働省、公益財団法人「ひかり協会」の話し合いにより進められており、「ひかり協会」の毎年度の事業の費用は、森永乳業が負担しています。

 

当時乳児だった被害者(約12,000人)の方のうち、結婚や就職などで自立した生活を送られているのは4割(約4,800人)程度。

残り6割(約7,200人)の方は、日常生活において介護や生活介助を必要とされています。

被害者の方の平均年齢は約66歳に、ご両親は85~100歳となり、両親に先立たれる被害者の方も増えてきています。

 

「森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会」の桑田正彦理事長は、「守る会運動は親たちが残してくれた『恒久対策案』の理念を受け継ぎながら、被害者本人に移行しています。被害者は、1955年の事件発生から64年、高齢期に向かいつつあります。健康と生活の課題も加齢に伴い変化していくと考えます。被害者救済事業の充実・発展に関係各位の御協力をお願いいたします。」と訴えています。

 

次回予告

「統合失調症グループで炎上⑪」

COMING SOON

本当は早く続きを書きたいけど、本業の仕事で忙しいので、仕事がひと段落したらまた続きを書かせていただきます😅

頃合いを見て、また見に来てね~😄👋

 

<読者の皆様にお詫びとお知らせ>

予定としては、

  • 治療共同体の存在意義
  • 「病む」こととは(病を得ること・回復すること)
  • 当事者によるピア・サポートのメリットとデメリット
  • 炎上後の統合失調症グループ

という方向でまとめたかったのですが・・・今かなり忙しくて無理なので、また時間ができたらまとめさせていただきます。

予定では「統合失調症グループで炎上シリーズ」は、あと2話で終了するはずでした。

 

私としては書く気満々なんですが、いつものことで仕事や学業が忙しくなると、それ以外の趣味が直撃を受けて、たいてい一時停止状態になります。

このブログが、私の各種ランキングへの参加希望に反して、参加できない理由は、「コンスタントに更新できないから」なんです😅

忙しくても、コンスタントに色んなことを継続できている人、すごいなぁ。。。(私ムリ💦)

 

次回からは、普通の日記に戻ります。

いつものことですが、これだけ引っ張っておいて、作者多忙のため未完で終わりそうなので、スイマセン🙏💦

「1日が26時間ぐらいあればなぁ・・・」とか思っている時点で、もうダメですよね・・・😅

2021年5月30日(日)追記

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋

RELATED LINKS

📖 『統合失調症グループで炎上』シリーズ

  1. 『統合失調症グループで炎上①』(2021年5月10日公開)
  2. 『統合失調症グループで炎上②』(2021年5月11日公開)
  3. 『統合失調症グループで炎上③』(2021年5月12日公開)
  4. 『統合失調症グループで炎上④』(2021年5月13日公開)
  5. 『統合失調症グループで炎上⑤』(2021年5月14日公開)
  6. 『統合失調症グループで炎上⑥』(2021年5月15日公開)
  7. 『統合失調症グループで炎上⑦』(2021年5月16日公開)
  8. 『統合失調症グループで炎上⑧』(2021年5月17日公開)
  9. 『統合失調症グループで炎上⑨』(2021年5月18日公開)
  10. 『統合失調症グループで炎上⑩』(2021年5月19日公開) 👈 いまココ