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ラオスは5月~11月が雨季です。
なので、8月は雨季真っ只中。
今日も朝から雨でした。
雨がそぼ降るメコン川も美しい。
心安らぐ眺望です。いつまでも見ていたいほど
そんな中、ボートに乗って"Pha Tad Ke botanical garden"に行って来ました。
まだ開園して7ヶ月。ラオス初の植物園です。
行った人から「素晴らしいところだから、ルアンパバーンに行くなら絶対に行った方がいい!」と聞いて行くことに。
"Pha Tad Ke botanical garden"「地球の歩き方」にはまだ載っていません。
植物園の構想および造園は2008年から始まりました。
庭園のデザインは当時18才のラオスの少年が手がけたそうです。
植物園にはラオスに自生する植物が集められています。
それらがどのように人々の生活に関わってきたか説明されていました。
ラオスに限らず、古来植物は薬や食材、染料として使われてきました。
先進国ではとうの昔に失われた人々と植物との密接なつながりが、ここラオスではいまだに色濃く残っています。
近代化が遅れた"功績"でしょう。
しかし、近代化が進めば、他の国々同様、植物が希少になり植物が人々の生活から遠ざかっていくのは火を見るより明らかです。
そのことに危機感を覚えたオランダ人Rik Gadellaによって植物園のプロジェクトが始まりました。
彼は当初一週間の予定でルアンパバーンを訪れたところ、一目惚れし、滞在を三ヶ月に延ばす中、”ここで何かできないか?”と自問自答して、出した答えが「植物園」でした。
そこから、植物学や造園の専門家を集めたプロジェクトが立ち上がり(Rikは植物の専門家ではありません)、
そして8年かけて、ようやく7ヶ月前にオープンしました。
色鮮やかな花々
姿形のよい樹木たち
ラオスでは「美しい木々には"よい精霊"が宿る」と考えられているそうです。
この庭園では、よい精霊の存在を強く感じました。
また、植物園に併設されているカフェご飯も美味しくて
カオソイなどローカルフードに加えられた創意工夫が見事でした。
各テーブルに置かれたお花にも美意識が感じられます。
園内にはショップもあって、センスのよい織物やカゴなどの手工芸品が置いてあり、
思わず大人買いしてしまいました(笑)
竹を使って工芸品を作る講座や蘭のミニセミナーも開催されており、希望者は参加できます。
「小鳥」を作ったつもりだけど、鳥に見えるかな?
雨天のせいもあり、来訪者はあまり多くなく、私たちを含めて5-6人だったでしょうか。
素晴らしいところなので、"もっと多くの人が来てもいいのに"と思う一方、大勢がつめかけるような観光地にはなって欲しくないという矛盾した気持ちがあります。
"いつまでも「秘密の花園」であって欲しい"という思いも。
Pha Tad Ke botanical gardenでは、自然の中に身を置くことがどれだけ「癒し」になるかを身を以て体験できます。
植物が私たちにとってなくてほならないものだということも実感できるに違いありません。
なので、このブログを見た人だけそっと行ってみてください。
あまり大勢の人に教えないでくださいね(笑)
〈ファタケ植物園への行き方〉
下記のチケットオフィスでチケットを購入し、約15分間専用ボートに乗って対岸に渡ります。
着いたところが植物園です。
Pha Tad Ke Botanical Garden
Reception/Office
オープン 8am - 6pm
定休日 水曜日
Ban Wat That, PO Box 959 Luang Prabang
Tel 071-261000
Garden 030-2866000