メイクの流行というものはファッションの流行と同様、常に変化していくもの。


若い頃ならいざ知らず、アラフィフであるこの年齢でその変化を激しく追おうとは思いませんが、かと言ってあまりにも追わないというのも「太眉に真っ赤な口紅(バブル期バージョン)」「細眉に偏光パールのアイシャドウ(平成メイク)」をいつまでも続けてしまうという、いわゆる「一番良かった時の自分を変えられない」という人を思い起こさせられてしまいます。


ただ、「一番良かった時の自分」がある人というのはそれはそれで羨ましいものでもあります。


だって…私にとっては一番良い時なんて無かったから。


だからいくつになっても何とか自分をアップロードさせようと試みているわけですが、さすがにこの歳になると全てのメイクの流行を追うわけにはいかなくなるわけです。


しかし、ぼんやりしていると新しいメイク関連用語がいくつも出来ていて「それって何よ?」とうろたえる事になってしまうのです。


それをわからないままに放置する事は簡単です。

しかし、そこにより良い自分になれるヒントが隠されていたとしたらどうでしょう(もちろん逆もまた然り)?


というわけで、今回はここしばらくの間に新しく出来たメイク関連用語に右往左往している私(アラフィフ・コスメ好き)の記録です。


①盛り耐性


「盛り耐性がある人=華やかなものが似合いやすく、装飾が似合う人」という意味なのだそうです。


☆詳しくはこちら!


実は、長らく自分は「盛り耐性がある人」だと思っていました。

なぜかと言うと、デパートのコスメカウンターでメイクをしてもらうと、毎回美容部員さんが「めっちゃ変わりますね!」と突然張り切り出し、念入りにメイクをしてくれたからなのです。


いや、最初は私が試したいと言ったリップやアイカラーを「じゃあ、塗っていきますね〜」ってな感じで普通に肌に乗せてくれようとするんですが、途中から「このアイラインも…」「チークも塗っちゃっていいですか?」というように、どんどん描き加え始めていくのです。

その傾向はいわゆるメイク中心のブランド(MACとかボビイブラウンとか)であればあるほど顕著であり、時々お誘いを受けて参加した「メイクアップアーティストによるメイクアドバイス」的な催しだと尚更でした(最後には「もっとメイクした方が良いかもね」なんて身も蓋もないアドバイスまで…これでもしっかりフルメイクしてるっつーの!)。


「そりゃキャンバスが無地に近い(=彫りが浅い顔立ち・余白が多い)から描きがいもあるよな」→つまり今風に言うと「盛り耐性がある」というように考えていた、というわけです。


しかし、最近何だか盛り耐性がなくなって来てる!?という事に気がついてしまった私。


それは最近のメイクのトレンドもあるかも知れませんが、しっかりこってりしたメイクが似合わないようになってしまったのです…。


だからと言って彫りが浅い顔立ちが濃くなったわけでは決してナイ。

相変わらず平たい顔族であるし、加齢によってさらにぼんやりした印象の顔になってもいます。


しかし、以前のように「アイカラーは締め色が命!」「マスカラはしっかり重ね塗り。伸ばして濃くして!」とやっていると、なんと言うか…非常に残念な感じになってしまうのです。気のせいか、おじさん味まで出てしまっているという…。


という事で、とにかく盛りさえすれば何とかなった時代は過ぎてしまった模様。


この先、私は一体どうすれば良いのでしょうか…。


②中顔面短縮メイク


はい、また出た聞き慣れない言葉!


何でも、「中顔面」とは下まぶたから上唇を指す言葉なのだそうです。

そこが長いと面長、つまりは大人っぽい印象になり、短いと幼い印象に見えるようです(つまり「若見え」)。


韓国では若見えする人の事を「童顔だ」と言うらしいですが(IUちゃんが後輩アイドルから「本当に童顔ですよね〜」と憧れの眼差しでうっとりされていた)、まぁそういう事なのでしょう。


↑確かにいつまでもずっとめちゃくちゃ可愛いIUちゃん。


思春期の頃、「私の顔って何型かな?」と訊いた時に側で聞いていた近所のおばちゃん(同級生のお母さん)に「何言ってんの!あんたは丸顔に決まってるやんか!!」と超きっぱり言われて以来、「丸顔やだ!面長がいい!」と思い続けて来た私なので、「別に無理して短縮しなくても…」と思ったりもするのですが、確かに私のように顔面に余白が多いとそこを埋めた方が良いような気はします。


*鈴木京香さんとか美人女優は面長のイメージですよね?


詳しい「中顔面短縮メイク」については↓を読んで頂きたいのですが、ここ2〜3年(もっとか?)でぐっと存在感を増した「中顔面短縮メイク」が「下まぶたメイク」ではないでしょうか。



いや、下まぶたメイク自体はもっと前からありましたが、今の下まぶたメイクというのは涙袋偽装メイク。

パール入りの明るいカラーで下まぶたをぷっくり見せた後、その下に影まで描くという整形級のメイク技なのです。


私もずっとトライしてはいるのですが、元々ないものを描き足す(私は涙袋全然無いタイプ)という行為は最初違和感しかありませんでした。

今もまだ「今日のはなかなか上手く描けた」と思う日と「う〜わ、やっちまった…」と思う日があり、なかなか「これだ!」と思える日はありません。


③薄眉


昨年(もうちょっと前かも)辺りからでしょうか?

韓国の女優さんやアイドル、一般の人々(お若い人)の眉色がやたら薄いのです。


大ヒットしたドラマ「涙の女王」のヒロイン、ホン・ヘインの眉も例外ではありませんでした。



その薄眉は凛としたホン・ヘインに透明感と儚さを加えており、大変素敵でありましたが…これ、一般人が真似するのは危険じゃないか?と、私なんかは思ってしまったわけです。


なぜなら、老けメイクをする時に一番最初にする事が「眉を薄くする」という事を以前何かで読んだから。

その証拠にそれまでに流行っていた太眉は表情や顔立ちをはっきりと見せてくれ、若干の「若見え効果」があるように思えたからです。


とは言え、危険だと知ってはいても一度は試してみたくなるのがコスメ好きの性というもの。

すでに日本でも登場していた若干白っぽい、明るい眉に見せるアイブロウパウダー↓を使って「こんな感じか…」と思ったりしていましたが…


↑使ったのはヴィセのアイブロウパウダー。

太さは普通だけど色が薄め。


「もうちょっとこう、何とかならんものか?」と考えた私が次に手を出したのがこちら↓。



この眉マスカラ(コンシーラー?)が優れもので、眉の存在感を完全には消さずに柔らかい印象の眉にしてくれるのです。


2025年の韓国のメイクトレンド(今や日本のメイクの流行は90%以上が韓国由来では?)ではかなりハイトーンの眉色、何なら自分の髪色よりかなり明るい色にするのがINなのだとか。


さすがにアラフィフ世代の私がそこまでするのは勇気がいるけれど、眉色を「若干明るめ」にするぐらいならアリだという事に気付かされたのでありました。


④という事で、2025年の韓国のメイクトレンドは…


2025年の今、韓国では何がメイクのトレンドであるのか?

それについては韓国の有名ビューティークリエイターである会社員Aちゃんの動画が非常に勉強になりました。



かつてのように「明るめの肌に赤リップ」というわかりやすいトレンドはなく、肌色や個性により多様化しているような印象を受けます。


動画ではピンクやアプリコットカラーを使ったワントーンメイクについても解説されていましたが、ピンクやアプリコットカラーはどんな人にも使いやすいスキントーンカラーなので、どの世代でも取り入れやすいのではないでしょうか。


*いい加減しつこいと思われるかも知れませんが…ワントーンメイクと言えばやっぱりこのパレット↓が大活躍!


↑おまけに今¥1500と激安価格。

そろそろ廃盤になっちゃうのでしょうか…(泣)。


↑とは言え、透き通るような白肌に赤リップは韓国美女の象徴であるように思います。

写真はBLACKPINKのジスちゃん。

約2年前のDIORの広告ビジュアルだけど全く「少し前」感はなく、普遍の美しさ。


以上、うだうだ長々と語ってしまいましたが、いくつになってもメイクの流行にうろたえ続けるコスメ好きの記録でありました…。


最後までお付き合い頂き、ありがとうございます!

お疲れさまでした…。