さて、「Last Twilight」です。
昨年「VICE VERSA」にハマり、同時にJimmySea(主演のJimmyくんとSeaくん)にもどハマりした私。
実はまだ2人の作品を観たことがない頃は「2人ともカッコいいけど何か地味だな…」などと思っておりました。
いや、地味って言うかおとなしい感じといいましょうか。
わちゃわちゃしてるペア(BL作品の)が多いGMMTVの俳優陣が出演する「SAFE HOUSE3」で初めてこの2人が一緒にいるところを見たのですが、2人とも真面目にゲームなどをこなしたり、食事をしている様子を見て「おとなしいんだなぁ」と思ってしまったのです…(実際はSeaくんがJimmyくんに甘える様子もしっかり映ってたそうな)。
↑数日間共同生活をし、1日に数時間その様子を生中継してくれていた「SAFE HOUSE」。すご過ぎる番組です。
コロナ禍中の最高のお楽しみでした。
今や世界各地でイベントをやったり、次から次へと新しい作品を撮影している彼ら。
もうこんなとんでもない企画はなかなか出来ないんだろうなぁ。
*JimmySea共演第1作目!「VICE VERSA」についてはこちらからどうぞ!
そんな自分をグーで殴りたいほど、「VICE VERSA」の2人はとても魅力的なのでした(今は地味だなんて全く思っておりません。2人ともどんどんどんどんカッコ良くなっていってるし!)。
そんな「VICE VERSA」を私が観た頃にはすでに次の共演作も決まっていた2人。
その共演作こそが今回ご紹介する「Last Twilight」なのです!
2023年度に制作される作品として発表する際に創られた予告映像は、ほんの数分の動画であるにも関わらずめちゃくちゃ泣ける予感しかしませんでした。
↑こちらは実際に放送が始まる直前に発表されたティーザー映像です。
さぁ、見て!そして泣いて!
そして、そんな予感はばっちり的中。
はっきり言いましょう!
まだ半分も過ぎてませんが、2024年度のノムノム的ベスト作品になる事間違いなし!な「Last Twilight」。
熱量たっぷりにご紹介したいと思います。
①ストーリー
修理工として働くモーク。
ある夜仲間とスポーツ賭博をしていました。
サッカーの試合では賭けに負けたモークが「他に何かやっていないのか」と次に賭けの対象にしたのがたまたまやっていたバトミントンの試合でした。
タイ対シンガポールのその試合でシンガポールに賭けていたモークは試合の行く末を見て「ちょろいな」とにやつきます。
タイ代表の選手に何らかのトラブルがあり、試合はシンガポールが優勢となったようでありました。
そんな時、仲間が手を出した女性の彼氏が仲間を引き連れてやって来ます。
乱闘事件を引き起こしてしまったモークたちは警察に収監されました。
そして、その時恋人であるポージャイがある知らせを持ってやって来ます。
モークのたった1人の家族である姉・ルンが自分の店(ネイルサロン)の経営に失敗した事を苦にして自ら命を経ってしまったというのです…。
バトミントンの国際試合中に突然視界がぼやけてしまったタイ代表選手のデイ。
試合前に遭った交通事故で角膜を損傷してしまったのが原因でした。
試合を放棄し、それ以来自分の殻に深く深く引きこもってしまいました。
モークは釈放されますが、前科持ちの不良と白い目で見られ再就職もままなりません。
ポージャイとは収監中に別れてしまっていましたが、友達として交流が続いていました。
そんなポージャイが紹介してくれたアルバイト先である光景を目にしたモーク。
大勢の人がある仕事の面接に列を作っていたのです。
仕事の内容はある人物の付き添いであるらしい。
雇い主は資産家ゆえ高い収入を得られるという情報を耳にしたモークは自分も列に並びますが、順番が来た時に「今日はここまで」と打ち切られてしまいます。
「何でだ?あと1人ぐらいいいだろう!?」と面接会場に乗り込んだモークが目にしたのは太々しい態度を取るデイの姿でした。
そんなデイに「金持ちのかばん持ちかと思ったら、ガキの世話かよ」と吐き捨て、その場を去るモークでしたが、また別の日に車に轢かれそうになるデイを助け…。
結局、モークはデイの付き添い人になります。
仕事はデイの安全を守る事、ただそれだけ。
目指していた道を絶たれ、自暴自棄になっているデイと大切な家族を亡くし、悲しみの只中にいるモーク。
将来を描けなくなってしまった2人の出会いでした。
最初はモークを嫌って距離を置きたがるデイでしたが、自分を「障がい者」扱いしないモークに次第に心を開いていきます。
そうして、少しずつモークと共に外の世界へと足を踏み出すデイなのでした。
↑有名なシェフであるシングルマザーの母・モンは忙しく、兄・ナイトとも確執があるデイ。
いつしか「P'モーク(P'=歳上の人につける敬称。親しみを込めて使う場合が多いようです。さらに親しい歳上の男性に使うのは「Hia」。SeaくんはJimmyくんのことを「Hia Jim」と呼んでいました)」と呼び、どこへ行く時も、またモークの勤務時間外にも共に過ごす事が増える2人なのでした。
ある日デイと同じく視覚障がい者であり、デイの相談役でもあるオンに紹介された「Last Twilight 最後の光が消えるまで」という本を探しに出かけます。
↑今では手に入りにくいという「Last Twilight」を探しに出かけたのはチャトチャックマーケットにあるという古書店でした。
何とか見つけ出した「Last Twilight」をモークに読んでもらうデイでしたが、この本の最後のページは破り取られていて結末がわかりません。
2人は「Last Twilight」の結末を知る事が出来るのでしょうか?
また、デイは「最後の光が消える」その瞬間に何を見るのでしょうか?
②登場人物
・モーク(Jimmy)
元修理工であるモーク。
一度は断ったデイの付き添い人の仕事でしたが、前科持ちで仕事が見つからない事や、亡くなった姉が遺した車を取り戻すために引き受けることにします。
酒をやめ、またデイの付き添いを始めてからは煙草もやめたモーク。
一生懸命サポートするうちに、いつしかデイに惹かれていくモークなのでした。
そんなモークを演じるJimmyくんは、なんと俳優兼現役の皮膚科医であると言う…!
↑「肌が荒れた(泣)」って言って皮膚科に行ったらこんな先生が出て来たらどーする!?
私生活では医師らしく健康管理(もちろんお肌のお手入れも)にばっちり気を配っているJimmyくん。
タイは大気汚染が深刻なので、日本から遊びに来る時にはマスクをしましょうとのJimmy先生からのアドバイスでした(あとソムタムに入れる調味料は塩分が多いとの事です)。
・デイ(Sea)
大学生であり、タイ代表のバトミントン選手でもあるデイ。
交通事故に遭った時に角膜を損傷し、ある日突然視界がぼやけてしまいます。
見える範囲は1クープ(約25cm)。
↑「1クープ」の距離を確かめる2人。
この作品の名ポーズ(?)です。
常に目の前にビニールを貼られたような視界で生きなければならなくなったデイ。
角膜移植手術を受ければまた見えるようになると言われていますが…。
実は本当にバトミントンの選手でもあるSeaくん(しかも実際に代表選手でもあったらしい)。
表情が豊かでとても素敵な俳優さんです。
Jimmyくんとの息もぴったり!
お肌の悩みをJimmy先生に相談したりしているのだそう(尊い…)。
・ポージャイ(ナムターン)
モークの元恋人であり、現在は良き友達であるポージャイ。
すでに新しい恋人がいて、結婚の約束もしていると言いますが…。
↑清楚な女子高生役からきっぷの良い姉御的な役まで何でもこなすナムターンちゃん。
タイトルバックで見せる表情がすごく美しい!
実のお兄さんはタイ代表のサッカー選手なのだとか。
・ナイト(マーク)
デイの兄。
実はデイが視覚を失う交通事故の原因を作ってしまったのがナイトなのでした…。
その事を心から後悔して良き兄になろうと努力しているのですが、デイからは全く受け入れられず。
「Last Twilight」と同じくAof監督作品の「Moonlight Chicken」にも出演していたマークくん。
今回はまた違った表情を見せてくれています。
すっかりファンになってしまいました。
そしてマークくんもバトミントンの選手なのだとか!
タイの俳優さんって何でこんなに多才なの!?
・オーガスト(オーム)
デイのダブルスのパートナーであるオーガスト。
デイはオーガストに仄かな恋心を抱いていましたが…。
オーガストを演じるオームくんを見たのはこの作品が初めて。
他には「A Boss and a Babe」に出演されているそうです。
・ジー(Film)
デイのバトミントン仲間であり、仲の良い友達。
同じ大学に通っています。
Y2Kスタイルが可愛いジーちゃん!
↑2024年公開予定作品「Pluto」では何とナムターンちゃんとGLカップルを演じるらしいFilmちゃん。
出演作も多く、どの作品でも多彩な表情を見せてくれるFilmちゃんが大好きです!
これら出演陣以外にもデイの師匠的存在であるオン(Gun)さんや、ナイトとデイの母アンさんなど、いろいろな人物が登場するこの作品。
物語の核はモークとデイの愛ですが、決してそれだけではなくいろんな人間が描かれている本当に素晴らしい作品なのです。
今回はストーリーと登場人物についてご紹介していきましたが、次回はもう少しだけ深掘りしてみようと思います。
ありえない長文で本当に申し訳ありませんが、次回もぜひぜひお付き合いくださいませ。
今のところ楽天TVによる配信のみですが、「ちょっと観てみようかな…」って思われたならぜひ観て欲しい!
後悔はさせません。
☆「Last Twilight」日本公式サイト