BTSスクムヴィット線のアソーク駅でツアーが解散となり、またもや1人の時間が訪れた。


*前回のバンコク滞在記はこちらからどうぞ!


アソーク駅…。


このエリアにはどうしても行きたい場所がある。

問題なのは「ちゃんと辿り着けるのか」「遠くないか」という事であったが、先ほどツアーバンの中からGoogleマップを開いてみたところ、どうやら今いる場所から真っ直ぐ北へ行けば良いだけだった。

「これなら行ける!」と確信したので、現在いる場所から何とか大通りを渡って(この街には通りを横断できる信号や横断歩道があったから良かったが、バンコクの街で大通りを横断するのは大変だ)北方向へと進む。


ショッピングモール・ターミナル21を左手に見ながら直進。

そう言えば、先ほど同じツアーに参加されていた2人組の方たちはこれからターミナル21のフードコートに行くと仰られていたし、ガイドさんも「ターミナル21のフードコートがおすすめ」と教えてくださった。

ちょうどお昼の時分どきだしそちらもめちゃくちゃ気になるが、私が今行くべき場所はそこではない。

お腹は空いていたが…。


おまけに旅行前に慣れない靴を履いてしまったせいで足はかなり痛かったが、気力で乗り切ろうとビルに植えられていた美しいピンクのプルメリア(大好きな花!)を眺めたりして気を逸らしてみる。


だって、これからあの聖地へ行くのだから。



この道沿い(Soi21)には飲食店やらオフィスビルやらコンドミニアムが建ち並んでいる(道から入った所には大学もある)。

どちらかと言えば旅行者よりもバンコクという都会で暮らす人々が闊歩する街のように思えた。

大通り沿いには旅行者向けのホテルやマッサージ店などもあるので全く旅行者が見えないと言うわけでもないだろうが、ソイと呼ばれる側道に入るとその存在感は若干薄まるような気がする。



さぁ、そろそろ到着するのではないだろうか?

建物がある方向を見てみると…


うぉぉぉ、あった〜!!



こここそがタイ(BL)ドラマの聖地、GMM Grammy Placeである!

先ほど「この辺りは旅行者の存在感は若干薄い」と言ったばかりだが、このビルには世界中(と言って良いと思う)からファンが胸をときめかせながら訪れているのだ(もちろん私も含む)。


エントランスの各柱には所属俳優たちの写真広告が飾られている。

写真広告はファンからの「お誕生日おめでとう」メッセージだったり、その時期タイムリーな話題のものだったりするようだが、この時は何と言っても再びペアを再結成する事になったKrist&Singtoを大歓迎するものや…



所属俳優であるFilmさん(彼の所属はGMMグラミーが所有するタイの地上デジタルテレビ放送であるOne31)のお誕生日(この日の翌日の4月20日が誕生日)を祝うものであった(その量がKrist&Singtoペアのものより多くて驚く)。





それは、おそらく彼の主演ドラマ「To Sir,With Love」がタイだけではなく中国でも大ヒットしたという事に関係しているのだろうと思った。

中国のファンがこのようなお祝い広告をたくさん出したのだろう。

こういった広告が発祥したのはおそらく韓国であると思うが、韓国でもこのような広告を出せる財力を持ったファンは中国人が多いのだと言う事を聞いたことがある。


まぁ、あくまでも憶測だが(事実は中国ではなく、近隣の国の富裕層の子女のファンかもしれないし、タイ人のファンかも知れない)…。


ちなみにFilmさんはかつてタイ・ライオン・エアの客室乗務員をしていたとの事。

やはりタイの航空会社のCAは美男美女が多いという事なのか。


話が横道に逸れてしまったが、いよいよ30階のオフィスに併設されたグッズ販売所に向かう事にする。

ロビーにある受付にてパスポートを預け、入館証を受け取った。


エレベーターに乗り、30階へ(実は一度間違えて29階で降りてしまった…)。


目の前に見慣れたあのロゴが!



グッズ販売所(想像してたより小さいオフィス前の一角にあるコーナーだった)やガチャポンコーナーもある(楽しそう!…ではあるが、やり方がわからなかったからしなかった)。



実はこんな聖地にまでやって来たわりに何を買うとか欲しいとかを全く考えていなかった私は、間違いなく親子ほど歳の離れたお若い方々に混じり、グッズの物色を開始。

そんなお若い方の1人がグイッと前に入って来たが、このような有様だったので喜んで場所を譲る(彼女たちが何を買うのか興味があったので)。

しかし、割り込んでしまった事に気付いた彼女は「ごめんなさい!」と場を空けてくれた。いやいや。


結局大好きなペアであるあの2人のグッズを購入する事にした。

注文・購入する窓口は別の場所にあったので指差しで購入するわけにもいかず、見本の写真を撮ってスタッフさんに見せる事によって無事購入完了。


*この旅での購入品は後日別記事にて紹介させて頂きます。


この旅の大きな目的の1つであった聖地訪問を終え、興奮と疲れで這々の体となり再びロビー階に降りて来た。

受付で入館証を返してパスポートを受け取った私は「休憩が必要だ」と同フロアにあったスターバックスに入る事にする。


スターバックスには何やら珍しいタイ限定ドリンクが用意されていたが、迷いに迷って…


↑スタバの看板横にもFilmくん。


Peach Jasmine Garden Teaをチョイスした。



何と表面には花びらまで散らされていて、GMMTV訪問で心が30歳若返っている(はず)今の私にはぴったりの乙女なドリンクである。


*ちなみにこのスターバックスでは現金支払い不可であった。

そんな店舗もあるんだなぁ。


これからどうしようか?

とりあえず今は美味しい乙女ドリンクを味わいながら、大好きなタイのスターたちに思いを馳せる事にしよう。


*現地から投稿した旅の実況中継記事はこちら