誠に勝手ながら「TAIWANだふるな日々公式レシピ本」と呼ばせて頂いている、ペギー・キュウさんの「日本の調味料と食材で作る ペギーさんのおいしい台湾レシピ」から、寒い冬にぴったりの薬膳スープを作ってみました。


「麻油鶏湯=黒ごま油の薬膳鶏スープ」です!




麻油鶏湯は台湾の冬には欠かせないお料理で、夜市などの屋台でも定番だし、専門店もたくさんあるほど大人気のメニューです。

栄養があり、身体を温めるという事で、産後の女性は必ず食べるように言われているのだとか。


この料理、実は私は日本でしか食べた事がなかった(あべのハルカス近鉄本店の神農生活の食習にて。期間限定メニューだったのか、現在はメニューにありません)のですが、「ごま油とお酒で煮る」という作り方から想像するような「こってりし過ぎ感」や食べにくさはなく、ただただコクがあって「美味い!」の一言でした。


ペギー先生のレシピを見ると、作り方は意外なほど簡単。

これはぜひ作ってみようと、台湾では料理にもよく使われる米酒(神農生活で入手)と黒ごま油(台北に行った際に全聯福利中心で入手)を用意して寒くなるまでスタンバッていたのでした。



*ペギー先生のレシピブックのタイトルにある通り、「日本の調味料と食材で作る」レシピなので、普通の料理酒とごま油で大丈夫です(黒ごま油はあった方が良いかも知れませんが、手に入らなければ普通ので良いと思う)。


ではでは前置きが長くなりましたが、今回も工程を写真と共にご紹介したいと思います。

詳しい作り方や材料・分量は「ペギーさんのおいしい台湾レシピ」を読んでみてくださいね。


↑麻油鶏湯が掲載されているのは1冊目の方です。


材料は鶏肉(レシピではもも肉ですが、欄外の「好吃MEMO」に書かれているように骨付きのものならなおGOOD)と生姜、あとは調味料。以上です。


*私は冷凍庫に眠っていた鶏もも肉と手羽元で作りました。


まずはフライパンにごま油を熱し、スライスした生姜を両面炒めます。



そこに鶏肉を入れて焼き目がつくまで焼き…



調味料(酒・氷砂糖←無かったからいつも使ってるラカンカを入れた・しょうゆ・黒ごま油←無かったら普通のでも良いと思う)を入れ、煮込む。


↑アルコールを飛ばすために蓋はしません。


15分ほど煮たら塩で味を整えて完成。

めちゃくちゃ簡単でしょ?



麻油鶏湯は麺線と一緒に食べる事が多いようですが、2023年10月の「おばさん台湾ひとり旅・南部編」で台南の廟(台湾首廟天壇天公廟)に参拝した時に頂いた麺(ムラサキ芋麺)があったのでそちらをゆがいて添えてみました。


↑3〜4分茹でるだけでツルッと美味しい麺が!

リピートしたいぐらい気に入ったのですが、廟で頂く以外はどこで買えるんだろう?


副菜類もペギー先生のレシピブックから。


トマトの卵炒め(蕃茄炒蛋)となすのあえもの(涼拌茄子)です(もう一品はにんじんと春菊のナムル)。

麻油鶏湯に合わせるには若干夏の香りがする2品ですが、野菜室にあったものとの兼ね合いでこんな感じになりました。



☆「蕃茄炒蛋」と「涼拌茄子」が掲載されているのはレシピブック第2弾です


話は麻油鶏湯に戻りますが、こんなに簡単に作れるのにとても美味しく本格的に出来てびっくりです!

生姜とお酒、黒ごま油の効果もあり、身体も温まるのですが、注意する事が1つ。


アルコールに弱い方は調理中、酔っ払ってしまうかも知れない(アルコールに強い私でもフライパンから漂って来たアルコールにフワッとなってしまったほど)、という事です。


ペギー先生のレシピではしっかりとアルコールを飛ばすので食べる時は大丈夫だとは思いますが、台湾では食べた人が酔っ払ってしまうこともあるぐらいアルコールの強い麻油鶏もあるのだとか(逆に食べてみたい)。


明後日20日は一年の間で最も寒さが厳しいと言われる「大寒」です。

寒さに弱い方、冷え性の方はぜひ「麻油鶏湯」を作って温まってくださいね〜!


私もまた作ろうっと。