さて、再びMRT松山新店線の北門駅までやって来た。

夜が早い迪化街では、そろそろ多くの店が閉まり始める時間なので早めに退散する。


*前回の台湾滞在記はこちら!


次の目的地までMRTに乗ろうと思うが、ちょうど帰宅ラッシュの時間である。

北門駅周辺にも早足で駅へと急ぐ仕事帰りの人々の姿が目立っていた。


MRT松山新店線北門駅→小南門駅


台北駅からも近い北門は有名だが、この小南門もまた、かつての台北城の門の1つであるらしい。


↑小南門。正式名称は重熙門と言うのだそうだ。


この辺りは北門などと比べると、旅行者で訪れる人は少ないように思う(台北ガーデンホテルに宿泊する人は別として)。

実際私も初めてこの駅に降り立った。

なぜかと言うと、Googleマップで見るとこの駅からカルフール(家樂福)桂林店が近いようだったからである。


カルフール桂林店は西門町がある中華路に面しているため、そこから歩いてくる人の方が多いと思うし(私などはかつて滞在していた西門町のホテルからタクシーで乗りつけた)、少し離れてはいながらも西門町の商圏内にあるという印象だ。

しかし、駅からの直線距離は小南門駅からの方が若干近い(まぁ、わりとどうでも良い情報かも知れない)。


駅から小南門を眺めながら真っ直ぐ歩くと、大通りである中華路の向こう側にカルフールが見えた。


↑丸亀製麺・マクドナルド・スターバックスと、パッと見家の近所にあっても全く違和感がない商業施設である。


主婦である私にとって、普段は「戦場」であるスーパーだが、海外ではただただ楽しく「どんなものがあるのかな?」とぶらぶらと見て歩く事が出来る。


しかし、カルフールは構造がちょっぴり複雑である(以前近くにあったカルフールもそうだった)。

カルフールの売り場(専門店街ではないところ)に入ったら行ったり来たりはできないシステムなのか、カートやかごを取るのを忘れた私は結局何も買う事が出来なかった。


↑カルフールのコスメ売り場。

インテグレートって日本でもカナヘイさんコラボなんてやってた?それとも台湾だけ?

やっぱり買えば良かったかも…。


いや、手に持てる分だけ買えば良かったのだが、「これだけは買おう」と思っていた調味料がどちらも売り切れていたし(おそらく日本人旅行者が買って行ったんだと思う)、わざわざ少しの商品を買うためだけにレジを通るのは面倒くさい。


要するに「戦意喪失」したわけだ(さっきは「海外のスーパーだから“戦場”ではない」的な事を書いたが)。


まぁ、いいや。

カルフールだとクレジットカードが使えるから手持ちの現金の残りをあまり気にせずに買えるけど、今回の旅はひとり旅だし、そんなにたくさん買い物をしてもスーツケースに入るかどうかも気掛かりだ。

後でホテルの近くのスーパーを検索してみる事にしよう。


カルフールを戦意喪失しながら出た私は、西門町を目指す事にした。

今回の旅では西門町に行きたい店がいくつかあるのだ。


西門町まではこのまま中華路をまっすぐ歩くだけ…と歩いていると、気になる店発見!


「本願豆花店」である。


↑「何で本願寺…?」と思ったら、何とこのすぐ近くに西本願寺があった。

京都出身の私、思わずびっくり。


そうだそうだ!今回の旅では「一日一豆花」をしようと思ってたんだった!

昼間赤峰街で榕美樹舘にふられた後、まだ豆花を食べてなかったじゃないか。



というわけで街角にあった本願豆花店のカウンターに突撃し、豆花を注文した。


トッピングを自分で選べるとの事だったが(追加料金が必要なものも)、店頭に置いてあるトッピング各種か書かれた箱にそれぞれ入っているおみくじのような棒を選んで渡すのだそうだ。


↑すでに売り切れているトッピングも。

人気店なのね。期待が高まる!


という事で「桃膠」「芋泥」「緑豆」をチョイス。


桃膠は植物性のコラーゲンが豊富な美肌に効果がある薬膳食材(今調べたら妊娠中・生理中は食べたらいけないのだとか。この時生理中…)。

芋泥はタロ芋ペースト。緑豆はそのまま(豆を煮たもの)。


若干色味が地味だったかな…。



桃膠は味自体は無いので食感のみ(ただぷるっとしてるだけなので、豆花と一緒に食べるとよくわからない?)だが、ぷるぷるした食感のものが好物の私的にはヒットだ。

しかし、味や食感云々と言うのではなく、何と言っても「天然のコラーゲン」なのである。

アラフィフの私にとっては浴びるように食べたいものではないか(怖い…)。


タロ芋好きなので迷わず芋泥も選んだが、適度にねっとりした食感が楽しい!

これは次回からもぜひ入れたい(トッピングが選べるお店では)。


路上にあるテーブルであっという間に豆花を食べ終え、再び西門町を目指した。


久々の西門紅樓にご挨拶した後(周りにあるやや怪しげな店も健在であった)、西門町での第一の目的地へ。

Twitterで教えてもらった(まくんさん、ありがとうございます!)セブンイレブン漢中店に向かう。


↑以前見た時とは看板が変わってる!

いや、あんまり来ないからめちゃくちゃ久しぶりなんだけど。


セブンイレブン漢中店はスペシャルな店舗であるらしい。


…何がスペシャル?


もちろん、OPENちゃんである!!



そう、またまたOPENちゃんなのだ。



こちら漢中店ではさらにOPENちゃんに特化しているらしく、オリジナルTシャツやトートバッグをプリントして貰う事が出来たり…


↑有名MITテキスタイル店である印花樂とのコラボグッズが!

当然目の色が変わりましたぜ…。

↑お好きなOPENちゃん(もしくはお仲間)と名前を入れられる!

サイズも子供用・大人用(しかもサイズ豊富)あり。


OPENちゃんと記念撮影出来たりもする(さすがに一緒に撮らなかったけど)!



OPENちゃんグッズに関してはタイミングが良くなかったのか、そんなにたくさん置いてあるわけでは無かったけれど、それでもほくほくしながらグッズを手にレジへ(またもやレジのお姉さんが半笑いしてるような気が…)。


大きめのセブンイレブンでしか食べられないという「ホットプレストースト」なるもの(袋の柄がOPENちゃん)を食べるのをうっかり忘れていた。


再び駅前に戻ると、見たかったレインボーカラーの横断歩道を発見!


↑LGBTQの人々に理解がある台湾、特に西門町ならではの横断歩道。

実際に見る事が出来て感激である。


危ないのでササッと撮影し、次の目的地へ。


それにしても、週末でもないのに西門町は相変わらず賑やかだ。

旅行者もかなり増えているようである。


↑お前、まだいたか…。

ずっとこの看板があるって事は買う人が常に一定数以上いるという事か。


さて、西門町での第二の目的は「ROBINMAYでバッグを買う」事である。


↑ROBINMAY旗艦店。


台湾生まれのブランドであるROBINMAYは、何と屋台からブランドの歴史が始まったと言う。



今や台北市内にに数店舗構え(台湾国内にも支店あり)、海外からもオンラインで購入する事が出来るROBINMAYだが、旗艦店があるのはここ西門町なのだ。


という事で旗艦店を目指す…が、手前に若干小ぶりな支店があったので、まずはそちらをチェック。

しかし、やはり色や種類などが旗艦店ほどは無さそうだった。


改めてすぐ近くにある旗艦店へ到着。


↑この広告ビジュアルのバッグは「新作よ!」との事。


いつもオンラインストアをチェックしているので「これがあのバッグの本物か!」と感動しながら店内を物色。

1階も2階も隈なくチェックした後(2階は財布など小物が中心だった)、1階でバッグを選ぶ。


その時、「あっ」と思ったバッグを発見。

すぐ近くにいた店員さんも「どうぞ試してみて!」と言ってくれたので試着(って言うのか?)してみる。


サイズ感も大き過ぎず小さ過ぎずでちょうど良いし(今の流行でわりと小さいサイズのものが目立ったが、それだとさすがに財布すら入らなさそうなサイズであった)、何より40代の私が持っても違和感のないデザインである。

キュートな台湾女子の店員さんもにっこりしてくれた。


そこで、彼女に「Which do you like BLACK or WHITE?」と訊いてみると、「BLACK!」と即答。決まりである。


では、お会計を…と思った時、彼女が「NT$○○以上買うとおまけがつくんだけど…どうします?」と、さらにキュートに売り込んで言ってきたので、「私が男だったら林森北路にある日本人向けクラブとかバーでこういう子にハマっちゃうんだろうなぁ…」と思いながらも、2階で見て「可愛い!」と思ってたミニ財布も一緒に購入する事にした(ちょうど旅用のミニ財布がくたびれて来た所だったし…と言い訳。しかも安かったし、とさらに言い訳)。


*購入品については後日別記事にて。


おまけは革製品用のクリーナーだった(使うもんだし良いよね?)。


さて、お次は西門町での最後の目的地である。

リュックに先ほど購入したバッグという、完全に普段スーパーやドラッグストアに行く時と同じ買い出しスタイルではあるが、いざ参ろう。


おばさん台北弾丸ひとり旅の夜はまだまだ終われない。